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22/22(合計:218件)
水瀬結月 立石涼
もこ
表紙と人外攻に惹かれて読んでみましたが、これといって…という雑感。 近未来、全てをロボットたちがまかない、人間にとっては便利な世界。一時期は様々な分野で活躍したアンドロイドは今は職人継承のためのみに存在する。 それは、あまりに人間に近いもの故の弊害を生み出してしまったから。 誠人は、大学の研究室から後継者のいない、線香花火の職人形の所へ派遣されるのだが……!? なお話。 設定は面白いと思うんですが…
神江真凪 立石涼
むつこ
まだ三冊きりしか出てないのが残念です、神江真凪さん。 ストーリー以前に文体が好きで(もちろんストーリーも好きですが)、読んでて心地よいです。 図書館司書と小説家の恋のお話です。 二人は酔った勢いで身体を重ねます。 小説家は司書に情熱的な愛情を示し、司書もその愛にほだされていきます。 二人にはそれぞれ悲しい過去があり、物語が進むにつれ明らかになります。それが関係を軋ませていく。 全体的に暗い雰囲…
水原とほる 立石涼
面白かったです。 水原とほるさんは作風が一定で安定してるので、私にとっては、安心して手に取れる作家さんの一人です。 かなり痛い話です。 とある組織のヤバい取り引き現場を目撃してしまった千紘は、拉致監禁される。 その組織のリーダーが冷酷なサディストの三橋で、千紘はペットにされ、かなり痛い凌辱の日々がはじまります。ほんと痛いです。さすが水原とほる。 そんな生活のなかで出会ったのが、三橋と一緒に仕事をし…
中原一也 立石涼
久江羽
ガチってやつ?真っ先にそれが言いたいです。 親の後を継いで漁師になった志堂と、東京に出て警察官になり地元に戻ってきた高田の格闘技のようなラブです。 友人を巻き込んだ薬物関係の事件を絡めてお話は進みます。 早熟だった割には本当に好きになった相手・高田にはっきりと告白できないまま別れ別れになってしまった志堂は、結局今でも言葉が足りない感じ。その分視線で訴えてくるので高田としてはその視線が辛い…
うえお
志堂孝臣(漁師)×高田直己(警察官) 自分に内緒で高校を中退し漁師になった志堂に当てつけるように、高田は東京の大学へ進学することを教えず、出発の前日に二人で話をするも口ゲンカをしたまま別れてしまいます。その後高田は東京で警察官になりますが、両親の体調不良から地元の県警の採用試験を受け直し約10年振りに故郷に戻って来て、志堂をはじめ同級生と再会します。高田の歓迎会の当日来るはずだった同級生の一…
高坂ミキ
初めての作家さんでした、表紙のイラストの雰囲気がすごく好きでイラストに釣られて購入。 ストーリー展開にところどころ「ん?」と引っかかるところはあるものの、最初は脅されるようにして強引な形で始まった二人の関係が付き合いを重ねていくうちにどちらにとっても大切なものへと変わっていく過程が丁寧に書かれていてそれが、とても良かったです。 これが3冊目と言うまだまだ新人さんのようなので、これからに期待…
mimu
両親を亡くし、育ててくれた祖母も亡くなって一人になった喬は、住んでいた町を出て、図書室司書として働いています。 そこにやってきていたのが君塚。やがて二人は親しくなりますが、食事を一緒にしたある晩、酔った喬は、翌朝、全裸で同じベッドに自分と君塚が寝ているのに気づく。 なかば脅されるように君塚とつきあうことになり戸惑う喬ですが、君塚は何においても真摯で優しく、その生い立ちから心に影を抱えていた喬は…
ricca
序盤から張られている伏線から容易にどういう展開が待ち受けているかは 想像ができるのですが、それでも静謐な文章で綴られる切ない展開に惹き込まれました。 喬(受)に激しい執着を示し半ば脅迫のような形ではじまった君塚(攻)との関係ですが、 喬が君塚に思いを寄せるようになるまでの過程がページ数もエピソードもふんだんに 使って丁寧に描かれていたのが好感が持てました。 その分後半の山場と思われる…