ひちわゆかさんのレビュー一覧

今宵、雲の上のキッチンで 小説

ひちわゆか  紺野けい子 

天邪鬼と毒舌家という素直になれない二人が……

お互いに一目惚れしておきながら、顔を合わせればそれを言っちゃおしまいよ的な事を言ってしまう二人です。

受けの新がマネージャーをやっている小さなカフェで攻めの後輩が無礼を働いてしまった際、その場をとりなした攻めの眞宮。
その立ち振る舞いは非常にスマートだったのに、弁償を申し出た際の言い方が上から目線&嫌味な金持ち風情を漂わせたものだったので、新の中で眞宮の印象は最低最悪になってしまいます。

3

TOKYOジャンク 小説

ひちわゆか  如月弘鷹 

懐かし90年代BL復興版で、盛り沢山の内容で良きww

懐かしい90年代の世紀末の混沌感を堪能出来るBL黎明期の人気作品の復興版でした。現代設定への修正も無く、当時のありのままの世相が表現された復興版であるので、色々ごちゃ混ぜの内容で、お腹いっぱいです。非常に楽しめました。

何よりも主人公がBLの申し子のような少年で萌えましたww。登場人物も皆魅力的で◎。BLの黎明期の作品なので、色々と自由でストーリーの本筋に主人公のお相手が絡んでこず、…

3

キャンディミルク 小説

ひちわゆか  花小蒔朔衣 

何もかも濃厚

初めてSMものを読みました。ストーリーも何もかも濃厚でした。
キャンディ 
嘉島匠が、ランニングに穴をあけているのが、上杉紀章にばれてそこから、はじまる調教が、濃厚で、読んだことはなかったけれどこれぞSM!だと直感しました。パートナーの関係から恋人になるのも切なくて感動しました。
ミルク   
最初は、来海あつむが誤解をして先生とパートナーになりたいと、言ったのがきっかけで、話が、進んでいきます。…

2

今宵、雲の上のキッチンで 小説

ひちわゆか  紺野けい子 

なかなかよいですが

高評価だけあって面白かったです。

受けは美人でモテモテだけど未経験のウブな青年。これはよくわかった。
一方、攻めは御曹司だけど寂しくて人付き合いが下手、でもHのテクニックは○で助成の扱いもお手の物。この攻めのキャラが今一納得できなかった。

ストーリーは、初対面ではうまくいかずお互い意地ばかりはっているのですが、主に老執事の暗躍で、受けが身を隠してお昼を毎日健気に作ってあげるとか、明か…

4

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

嫌われたくない=好き?

積み本の中でも高評価(神率80%超え!)の本作をやっと読みました。17歳の主人公・朋也(受)と、30代後半の医師・叶(攻)のお話です。

叶は両親の死を切欠に人が変わったように厭世的になってしまい、勤めていた病院も退職して自堕落に過ごしている男です。彼の親友である三上の紹介で叶の家政婦のようなバイトを引き受けることになった朋也は、叶に露骨な嫌がらせや意地悪をされながらも、負けず嫌いな性格ゆえに…

2

最悪 小説

ひちわゆか  石原理 

腐れ縁

積み本をせっせと消化してて引き当てた作品。ひちわゆか先生、初めて読みました。こういうお話、好きだなぁ。一気読み!

新装版なので改稿されている部分もあるのかと思いますが、読者を引き込む物語の構成が上手いと思うし、書き下ろしの攻め視点で二人が出会った頃を知ることができたのも満足です。

学生時代に付き合っていた有堂と橘。有堂は学生起業家で成功を収めるほどの手腕と器を持つ豪放磊落なタイプで、橘…

4

最悪 小説

ひちわゆか  石原理 

男×男の世界観に惚れ惚れ

エリートサラリーマンの英彦(受け)と、大学時代からの腐れ縁で実業家の有堂(攻め)とのめくるめくガチンコ対決を描いたコメディタッチの作品。
コミカルなだけでなく社会人ものとしてのリアルさもあり、上質な恋愛ドラマに仕上がっています。

タイトルの「最悪」とは、攻めの有堂京一のこと。
毎回連絡もなしに英彦の家に上がり込んでは服を脱ぎ散らかし、平然と手料理を要求し、強引に身体を求めてくる…
そん…

1

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

泣きました

皆さんの評価が高かったので購入して読んでみました。
〈運命の人〉をテーマにした王道ものですが、直球で胸にこみあげるものがあり、我慢していたのですが夜の草むしりのシーンで泣きました。(私はふだんめったに泣きません。。)

ようやくふたりが結ばれたときはもう達成感でいっぱいでした。
新装版は描き下ろしSSが沢山あって嬉しいです♪
車海老は駄目でロブスターはいいなんてどんな基準なの朋也(笑)。…

0

今宵、雲の上のキッチンで 小説

ひちわゆか  紺野けい子 

よかった

以前から読みたいと思っていた本です。やっと購入。
思ったより分厚いので驚きました♪
ハイスペックなヘタレ攻めと毒舌笑顔の美人受け
最悪な出会いからの徐々に距離が縮まっていく様子がよかったです。
秘書のおじいさんキャラもよかった。

ただ受けがなかなか自分の正体を明かせない理由が自分的には「そこまで気にすることかな?」と思ってしまいなかなか入り込めず。
攻めも仕事が出来るようなスペック…

2

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

理屈屋も納得なロマンチックストーリー

朋也(受け)と叶(攻め)の交互の視点でストーリーは進みます。

私はご都合主義も偶然に頼るのもあまり好きじゃなく、何かと疑問を感じたり理由を求める理屈っぽいタイプなのですが…この作品ほんとうに良かったです!

「運命の人」との12年ぶりの再会も、叶が朋也について誤解してしまうのも、きちんと筋道が通っていて自然で無理がなく自分的にスッキリ納得で、思うがままに楽しむことができました。

「…

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