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森田しほ 山本小鉄子
marun
ネタバレ
前作もどっぷり重い作品だったこの作家さんですが、今回もやっぱりシリアス系で 子供の虐待が主人公二人の後ろに見える内容でした。 それでも前作よりは痛い感じが若干緩和されているようなソフトな雰囲気がありました。 出会いは受け様が20才、攻め様が中学生で、同じマンションに住んでいることから 始まるのですが、受け様が部屋に帰ってくると薄暗い廊下に学生服の上着だけに下着1枚 そして裸足で廊下にいる…
茶鬼
昨年末出た「罪の海に満ちる星」はかなり重たい設定でしたが、この作品もまた主人公達は過去の子供時代に虐待を受けたという設定のかなりやるせない過去を持っています。 二人ともそうだと一体どんな?という謎が生まれるのですが それは彼等の年齢差と出会った時が関係していました。 主人公の浅生はすでにカメラマンをしている20歳、そして隣の家の子供だった光輝は15歳の中学生。 悲愴な環境の当時の光輝の救い…
森田しほ 竹美家らら
運命の出会いのように過去に囚われている受け様と 困惑ともどかしさを抱えながらも傍に寄り添い二人の 未来を掴もうとする攻め様との悲しく切ないながらも 再生への一歩を踏み出す愛情物語でした。 ストーリーの構成自体はかなり重めで暗くなりがちかも知れません。 受け様の精神的に成長しきれていない無邪気さが却って その重さを助長するんです。 親に捨てられ、残された10才と17才の兄弟、身勝手…
作者さんのサイトで綴られた「兄の掌」というお話の弟のその後編ということになるそうです。 文中に入れられた、その過去のお話は非常に辛く厳しく 育児放棄された兄弟が身を寄せ合って、二人だけでしのぐ姿が垣間見られます。 この弟にはどうしようもない救い難いものがあります。 重く苦しく、果たしてこの関係が進展したこの終わりでいいのだろうか? 確かに救われたハッピーエンドの形をとって、ラブ度の高い後…