丸木文華さんのレビュー一覧

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

天使と母

いつもにこにこと笑い憎しみや怒りといった負の感情に囚われない天使と例えられる受けが、レ〇プされたことにより人間らしい闇部分の存在を自分の中に見出し、苦しみます。
更にア○ルセッ…の虜となってしまう。

攻めはそんな天使の親友。
初見だったらやっべぇ奴とビビった気もしますが、『モンスターフレンド』で耐性ついていたので諸々予想できました。

受けに対しての執着が露骨なんだけど、家柄の力もあ…

1

隷属志願 小説

丸木文華 

需要と供給


これは自信を持って言える見事な執着攻めでした。

二人の出会いは高校生で、社会人になって再会。
攻めはヤクザに、受けは既婚者になっていました。

受けの直人は依存したい、攻めは依存されたがっています。
といっても病んでいるのとは違い、受けは強い雄に雌のように守られたいという思いです。

表紙がほの暗く、タイトルも重ためだったのでビビりながら読んだのですが、意外とスラスラ読めまし…

1

霧の楽園 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

濃厚ミステリアス

大正主従もの、閉鎖的、鬱々!!
溺愛執着ハイスペ驕慢攻め。
受けのことは甘やかしまくりだけど外堀埋める系!
大好物です!!!!!

受けには捕まえようとすると壊れそうな脆さ。
ついつい魅了されちゃいます。

サスペンス要素もあって、モヤモヤっとあと引く怖さ。
全てが繋がってから、振り返ると、そういうことかーーーと
面白さも怖さも濃厚さも倍増!!
えろは濃厚で甘やかしつつガツガ…

1

言いなり 小説

丸木文華  minato.Bob 

よく出来た映画のような…


執着ものを書く丸木文華先生大好きです!

体格大、執着攻め×元いじめられっ子のお話。

いじめられた経験のある受けの圭一は、大学デビューで根は真面目ですが頑張って女たらしで軽い大学生を偽ります。

攻めの剛は、何故か最初からめちゃくちゃ受けに絶対服従のワンコ。
野暮ったくて大きくて熊のようだけれど受けの命令は何でも聞く。あと皆がビビるほどの巨根。
対する受けは平均とはいえ美人の…

1

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

発売当時に読みたかった〜

これ、発売当時に読むと多分すごい衝撃だっただろうと思います
漫画の方ばかり読んでましたのでこちらまで手が回らなかった…病んでるほどの執着大好きなので過去の自分に早く読みなさい、と伝えたい

Kindleで購入しましたが挿絵がありません
それでも流石小説ですよね。頭の中で想像できるんですよ。なので問題はありませんでした

9割は受け視点、最後の最後に攻め視点が入ります
物語が進むにつれ…

3

忍姦~蜜戯の策~ 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

鬼のような風貌と初心な恋心のギャップ戦国版

すごい体格差…
その時代ならではの言葉やシチュで萌え上がらせるところも、文体を時代の雰囲気に合わせて変えているところも(“〜だった”が多く、若干読みづらさはあるものの)、いつもながら素晴らしかったです。
笠井あゆみ先生の挿絵は構図もかなり凝っていて華々しく、文章と相まって壮絶なムードでした!細い線で描かれる妓楼の部屋やお尻を握るような対面座位も最高でした…

戦国の時代に無双の強さを誇る太…

2

モンスターフレンド 小説

丸木文華  乃一ミクロ 

モンスターという名に恥じないサイコパス攻め

丸木さん作品2冊目ですが、才能ある気がしてなりません。
好みは別にして、心に残る一冊を届けてくださいます。

今回はタイトルぴったりな幼馴染モンスターに惚れ込まれた哀れな受けのお話。
作者がサイコパスというだけあって、攻めのヤバさが飛び抜けていました。
世界は自分中心に回っているが、それを悟らせないどころか周りを納得させて、その世界を実現できるんですよ。
たち悪いったらありゃしない。

0

フェロモン探偵 監禁される 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

ひとまず大きな区切り

シリーズ六冊目。今までの五冊が嘘のように二人の恋愛がメインで、心情の揺れ動きも大きく、そしてなにより甘かった。

ずっと匂わせてきた映のトラウマ源である蒼井の登場。これがメインディッシュだが、小さな事件を辿っていく過程で蒼井への道筋ができるという、不気味で運命的な演出がとても良かった。

映の心理描写も今までとは打って変わって雪也への気持ちをはっきり語るようになっていて、雪也に負けない強さ…

1

ヤクザに惚れられました ―フェロモン探偵つくづく受難の日々― 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

バラエティに富んだ良いシリーズ

フェロモン探偵シリーズ五冊目。今回は雪也の御家騒動という、今までとは一風変わった内容。バラエティに富んだ楽しいシリーズだと思わされた。
ヤクザの跡目争いに絡んだ話だが、そこまで痛々しい場面もなく深刻さもないので、気持ち的には今までのシリーズ同様軽い気持ちで気負わず読める。

キャラクターたちは変わらず可愛らしくてとても好き。映は急激に雪也への気持ちを強めている印象で、美少年探しも躊躇するほど…

1

恋人の秘密探ってみました ~フェロモン探偵またもや受難の日々~ 小説

丸木文華  相葉キョウコ 

もっとガッツリ探って欲しかった

タイトルから「え!?」となったシリーズ四冊目。彼らは一体いつ恋人に!?前巻でくっついてたってことなのか?まだ形式的にも恋人にはなっていないと思っていたため戸惑いながら読んだ。

“恋人の秘密”はたぶん映の秘密のことで、雪也が探るという意味だと思うが、そこは主題として書かれていなかったと思う。妹が初登場し、普通に浮気調査をしていた。
映のトラウマ源とみられる気になる男も登場したが、序盤にさらっ…

2
PAGE TOP