丸木文華さんのレビュー一覧

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

人を鬼に変えるもの

◆あらすじ◆

舞台は、戦乱の世(大坂に関白がいるらしいので豊臣政権時代?)の美作。
とある貧しい農村に、村人たちから「鬼子(おにご)」と蔑まれ、男たちの慰みものにされて生きる少年がいます。
少年の名は、与六。(16歳 数え年?)
或る日村を逃げ出し山へ遁れた与六は、山に暮らす鬼・佐助(推定年齢26歳?)に助けられ、山中の薬師堂で佐助と共に暮らし始めます。
自らももてあますほどの破壊力…

20

聖夜―爆発するリア充たち 『オタクな俺がリア充社長に食われた件について』書き下ろしSSペーパー グッズ

クリスマス

本編のおよそ一年後のクリスマスのお話だと思われます。
倖太郎がサンタコスで直己といちゃいちゃしてます。
それだけのお話。Hは全く無いです。
倖太郎はしぶしぶといった感じですが、直己はクリスマスに浮かれてます。
一年経っても直己の執着が変わらず、倖太郎にぞっこんなのは安心しましたが、直己ってこんなキャラだっけ?と思ってしまいました。
ガリオタ童貞で、直己に翻弄されるばかりだった倖太郎はちょ…

2

オタクな俺がリア充社長に食われた件について 小説

丸木文華  村崎ハネル 

期待通り

エロエロのH描写とちょっと倒錯的な感じで、自分的には期待した通りの丸木先生の作品でした☆
エロゲーの会社やメイドカフェが舞台なので、オタク用語が多用されていたりして、作風が今までとはちょっと違った感じではあったと思います。
めずらしくコメディ調で今までで一番ライトな作品だと、ご本人もあとがきに書かれていました。

ただ、攻め様の受け様への執着はかなりなものですし、受け様は染色体レベルで男の…

9

オタクな俺がリア充社長に食われた件について 小説

丸木文華  村崎ハネル 

オタク文化に密着した作品

丸木さん=耽美、ドロドロなイメージが強かったのですが
こんなはっちゃけたお話も書かれるとは!!
いつもと違うライトな文体が、引き出しの広さを伺わせます。

オタクはずっと書きたかったけど、どこでも書かせてもらえなかったとか。
GOサイン出した二見書房さんGJです(σ´∀`)σ


エロゲーシナリオライターの倖太郎は、童貞のオタク。
女の子のような体格や声がコンプレックスで、人から…

4

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

事件的には先が読めます

丸木先生の作品は初読みです。

ひゃーーー、びっくりさせられました(汗
まず、見開きのイラストに…
ネットで買って良かったです。
書店でカバーつけて貰っていたら、エライめにあうとこでした。


受けの真治はクウォーターで、『天使のような子』と言われ育ってきました。
しかしバイト帰りに何者かに襲われ、人生が一変し人間不信に陥ります。

攻めの塚越は真治の親友。
資産家の息子で…

2

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

孤独な二つの魂が結びつく

「ぼっけぇ」「恐(きょう)てぇ」等の岡山地方の方言や、
異形の者として村八分に近い扱いを受ける主人公に
どことなくS.I.女史のホラー小説を思い出す。
区分としてはファンタジーですが
日本の怪談に近い雰囲気もある、ほの暗く叙情的な作品でした。


貧しい百姓家の六男に生まれた与六。
母親が難産の末自害したことから「鬼子」と虐められ、
美しく成長してからは
村の男達や、実の父親の…

15

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

愛で変わる

読みはじめに直ぐに気がつく方言、岡山地方の方言が、作品の面白さを底上げしてる
そんな風に感じました。
ぼっけえ、きょうてえ、とっても怖いって意味だったように思うのですが
7,8年前に大好きな作家さんのホラー小説でそんなタイトルの怖い話を読んだ記憶を
鮮明に思い出し、岡山の方言は独特な感じで心惹かれるものがありますね。
もっとも地元の人にしてみれば当たり前の事でしょうが、作品でお目にかかる…

15

鬼子の夢 小説

丸木文華  笠井あゆみ 

純愛

題名といい、表紙イラストを含めた装丁といい、何て魅惑的なんでしょう!
口絵イラストも中のイラストも大胆な構図で目を惹きますが、いつもドロドロしたダークさを期待してしまう丸木作品に、今回は純愛を見ました。
執着愛も根っこを探れば純愛をこじらせたものと考えることは出来ますので、路線としてはきっとはずしてないとは思うのですが、それでも健気さが前面に出た展開が今回は新鮮でした。


貧しい村の百…

18

黒い傷痕 小説

丸木文華 

復讐もの!!

ドロドロでした!!
いじめ、愛人、復讐、執着、凌辱と全体的に甘さはなくドロドロしてました!!

まず思ったのが人生で同じ人をかばって?2度も刺されるってスゴイですよね・・・。
そして復讐相手である和義と接点をもつために利用された妹と、良い人だった勇一郎さんが最後可哀相でした。偶然て怖い・・・。

でもここで最後だけハッピーエンドとかで幸せになるだったらこの評価にならなかったと思うので萌…

1

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

ネタバレ見なくてよかったーε-(´∀`*)

私は本を買うとき、こちらのサイトでレビューを
見て、ネタバレ結構読んだ後買うんですが、
この作品のレビューで[ネタバレを見ない方がいい]
と書かれていて…。
いやー、ネタバレ読まなくて本当によかったです!!!
オチが本当に衝撃的でした!!!
確かにレイプ犯にしては山崎影薄いなーとは
思ってて、つい数日前に読んだ小説で、
レイプ犯が実はレイプ犯を探してくれていた
1番近しい人だった…

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