佳門サエコさんのレビュー一覧

恋する虎はキスをする コミック

佳門サエコ 

海老って高いよね

勉強は出来るけれど、貧乏な法学部3回生の國場。
女遊びには長けているけれど、勉強はからきしダメな金持ちの1回生・来栖。
正反対の2人が恋に落ちるまでを描いた、逆マイフェアレディです。

國場が友人から紹介された高額バイトは、お金で入学したともっぱらの噂の来栖が進級するための家庭教師でした。
男嫌いで女たらし、金で買えるものに労力は払わないという國場に苛立ちつつも、アパートの家賃は既に2ヶ…

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妄想チェリー コミック

佳門サエコ 

最大限に引き出された坊主頭の色気

髪型で萌えが左右されることが多いです。
世の中のイケメンにも「正統派」と「雰囲気」がいるくらいなので、カッコいい髪型をしていれば顔が十人並でもイケメンに見えるのは二次でも三次でも同じ。
その「雰囲気」を創り出す髪を潔く剃り上げた坊主頭。
誤魔化しようがないので、作家さんの作画力が試される髪型でもあります。

こちら、短編集ですが「良い坊主頭」が登場しますよ。

【妄想チェリー】(1話…

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発情アニマル コミック

佳門サエコ 

シリアス?コメディ?

なかなか激しい話でしたよ。
その激しさをどう受け取ったらいいのか悩む作品でした。

フェンスを隔てて隣に建つ緑ヶ丘高校と東高校。
緑ヶ丘は寮生活で生徒を徹底管理する有数の進学校。
一方、東高はヤンキーだらけの落ちこぼれ学校。
緑ヶ丘に通う恭一は、ふとしたことから東高一危険と言われる野獣・千葉と知り合って…。

千葉は口数が少なくて、話す言葉も片言。
恭一はおっとりしておとなしそう…

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さいごの日の恋 コミック

佳門サエコ 

描き下ろしで時系列に「ん?」

卒業を絡めた3CPの話+進路が絡んだ1CPの話が収録されています。

【さくらのきみと】 萌
卒業式目前。
能力が高いせいで教師にまで仕事を押し付けられてきた学級委員長・櫻井と、協調性のない浅野。
クラスメイトながら正反対すぎて接点のなかった2人が、卒業までの数日間で近付き、心を通わせていく様子が描かれていました。
現在→7年前の回想→現在という構成で、その間の7年間が気になって仕方な…

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この男を俺に下さい コミック

佳門サエコ 

繊細な心理描写+胸が痛むストーリー展開=萌える

イケメンを拝みたくて。
ただただ溺愛系イケメンを堪能したくて。

イケメン過ぎて、女性会員に言い寄られてしまう婚活アドバイザー・獅子内が、他のアドバイザーから引き継いで担当することになったのは、入会して3年目の渉(38)。
極度のあがり症で、女性に断られてばかりの渉に、「恋愛は錯覚、結婚は打算」と言い切る獅子内はどうにか相手を見つけようと躍起になるが…。

割り切っている自分と違って、…

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となりの美しいひと コミック

佳門サエコ 

いくつもの困難を乗り越えて

この作品、初読のときに考え込み過ぎちゃってだめだったんですよ…。
だめというのは、気持ちの切り替えがうまくできなかったという意味で。
そんなわけで数年ぶり読み返しです。

田舎から東京の大学に出てきた大地は、訛りのせいでひとと上手く話をすることができなくて学校でも馴染めずにいた。
隣人の菊池は、隠すこともなく大っぴらに男と付き合っているような奔放な人。
ある日、彼氏と揉めた菊池を助けた…

2

蜜の詰まった上司 コミック

佳門サエコ 

年の差設定の意味を考えざるを得ない

年の差CPが好きな方はおそらく、ちょっと枯れたおじさんが若い子を愛でたり、ちょっと枯れたおじさんを若い子が攻めたりするところを見たいのではないだろうかと思う次第です。
この作品の表題作は10才差ですが、ここまで年の差を全く感じないCPもすごいなというビジュアルでした。

【蜜の詰まった上司】 萌
アパレル会社の子供服デザイナー・桐原(35)と、営業の一条(25)。
若く見える桐原の実年齢…

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試着室の淫らな紳士 コミック

佳門サエコ 

素直に読むことを推奨

佳門さんの作品はまだ4冊目ですが、何かしらのフェチや強い執着、変態っぽい人物が出てくる確率が高いような。
美しい作画で描かれる変態…。

【試着室の淫らな紳士】(3話) 萌
どこにでもいる平凡なリーマンの悠一が、「営業マンは良い靴を履け!」という上司の言葉を受けて入ったのは、身の丈に合わない超高級イタリアブランド店。
日本店の責任者の黒沢に接客された悠一は…。
どこから見ても「ザ…

1

エレベーター☆パニック コミック

佳門サエコ 

懐が広すぎる受けにびっくり

表紙から地雷臭が漂っておりますが、1冊読んだ作家さんの作品は読み尽くしたい派としては、避けて通れないわけで。

【エレベーター☆パニック】 中立
玩具メーカーに勤める律と、入社早々遅刻した律を庇ってくれた瀬名&椿。
短い話なので、出会いのエピソードからえろすへ向かうダッシュが速いです。
しかも初めてっぽいのに、受けのお尻の順応性が高いというか、お尻の懐が広いというか、いやはやびっ…

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同じ年の弟が理不尽です コミック

佳門サエコ 

設定のせいで…

夫に感化されて、ラグビー好きになって12年。
贔屓のチームはスコットランドと南アです。
ホモフォビアの選手が多いと言われるラグビー界ですが、からだの接触を見ていると…、いろいろ考えてしまいますよね。
え!?何で今、肩に腕を回して頭にキスしたの!?とか、ね。

筋肉BLは苦手なわたしですが、ラグビーって、ポジションによって全然体型が違うのがポイントで、相撲取り+レスラー体型〜やや細マッチョ…

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