旭炬さんのレビュー一覧

聖王騎士の甘い溺愛 ~異世界の恋人~ 小説

月東湊  旭炬 

受けの成長も描かれた溺愛系ファンタジー

あらすじ:
航(受け)と幼馴染の健太は、施設育ちの高校生。
ある夜、二人は王国の騎士と名乗る美貌の青年・キース(攻め)と出会い、竜巻に巻き込まれ異世界へ。
キースに保護され、王国での暮らしに馴染んできた頃、健太が邪教の魔術師に術をかけられ…

主人公が物心つく前に施設に引き取られた天涯孤独の身の上という、なかなかシリアスな設定からスタートする作品。
幼馴染との絆や、それぞれの精神的自立…

6

皇帝花嫁 小説

伊郷ルウ  旭炬 

とにかく攻めが受けにメロメロ

中華風ファンタジーです。36才と18才という年の差溺愛もの。これといった事件は無く、養い子である受けにメロメロな攻めが、ひたすら溺愛して甘やかしている…という話です。内容が深いものを求める方にはちょっとお薦め出来ませんが、愛らしくて天然な受けをひたすら溺愛している、受けに対してはちょっとバカっぽい攻めを楽しみたいという方にはお薦めです。

儀申国皇帝の文聖(攻め)は、凱旋の途中で行き倒れていた…

2

猫又の嫁になりました 小説

高峰あいす  旭炬 

ファンタジーBL

ホラー苦手な主人公が、オカルトホラーなことに巻き込まれる話。
ファンタジー要素たっぷり、それに絡めてエロもあり。バトルもあって、もちろんラブあるよ!という内容。

ネタの一つ一つは、どこかで見たような気がしないでもないのですが、でもそれを綺麗にまとめてくれているので、読んでいて満足感があります。
ほのぼの、甘々、コミカル。切なさは、あんまりないかな?と思います。

なおこの作品、紙版と…

0

冷酷皇帝の寵花 小説

月舘あいら  旭炬 

ひと味違う中華風ファンタジー

表紙イラストのとおり、いわゆる中華風ファンタジーです。…肝心のオチはタイトルから察しがつくのですが(笑)、その点もイイ感じに物語のスパイスになっていました。

これまで読んだ中華風ファンタジー作品は王族(貴族)の攻×性別を隠している平民という組合せで、攻が傲慢で俺様で最初は反発していた受が身体を重ねたことで絆されてしまう…という展開が多かったのですが、この作品はひと味違いました。

導入部…

1

執事と二人目の主人 小説

不住水まうす  旭炬 

執事の豹変っぷりがすごい

先日作者さんの秘書×社長ものを読みましたが、今回は執事×御曹司、というカップリングです。
受けは大企業の社長の息子、ただし血のつながりはないというキャラ。攻めは受けの祖父の元執事で、祖父亡きあとに受けのところに押しかけ執事に来た、という関係です。

押しかけ執事×御曹司というありがちなテーマで、最初は口やかましく世話を焼かれるうちに惹かれていくパターンかな、と思いながら読んでいたのですが、そ…

2

執事と二人目の主人 コミコミスタジオオリジナル特典 グッズ

場所も大事だと思います

本品は『執事と二人目の主人』の
コミコミスタジオオリジナル特製イラストカードです。

特製カードは
表面が文庫カバーを使ったカラーイラスト、
裏面にショートショートが掲載されています。

本編続編短編「恋する執事は嫉妬する」の
飲み会からの帰路でのお話です。

樹と恋人になった津々倉ですが
友人・空本の存在にヤキモキしていました。

樹が空本の会社でバイトを始めてから…

2

B-PRINCE文庫創刊8周年記念 ラブリー♡ブックレット グッズ

『溺愛オトコ』と『年上の男性』目当てに

8作品の番外編が各4ページずつ入った全サ小冊子。
ハルヲさんと野原さんの作品以外はエロなしor少なめです。

■青野ちなつ『恋愛革命』シリーズ
泰生の仕事の関係でパリに来ている潤。
先日結婚式を挙げたギョームとベルナール(『情熱の恋愛革命』参照)に送るブーケを選ぶため、未尋の働く花屋へ。
そこで未尋の作ったブーケを選びます。
そこへ未尋の恋人・冬慈がやって来て、いつものように未尋を猫…

4

執事と二人目の主人 小説

不住水まうす  旭炬 

ほのぼの→シリアスへの転調

あらすじ:
高宮グループ御曹司の樹(受け)のもとにいきなり押しかけてきたのは、亡き祖父の執事・津々倉(攻め)。
祖父の遺言で樹の身の回りの世話をしにきたという彼を拒めず家事を任せるが、同性愛者の樹は次第に津々倉に惹かれていき…

前半は、世話焼き執事とヘタレ坊っちゃんのほのぼの日常モノといった雰囲気。
後半、樹のある秘密と津々倉の真の目的が判明してからはグッとシリアスになり、そこから更に…

9

記憶の檻 小説

千島かさね  旭炬 

長い執着の果て

幾時代かにまたがるお話し。

そもそも因縁のあった二人だが、男娼と客として再会。大切な記憶をなくして、タイトル通り檻に入れてしまった受けは再会だとは気づかない。しかし、その再会は新しい出会いとして再び二人を結ぶ、そんなストーリー。

全体に位雰囲気が漂っていてムード満点。男娼館のマダムとのかけひきや、当て馬との駆け引きなど、個人的にはどろどろした感じが楽しめました。

ラストの展開も爽…

0

寝技には秘密がある 小説

南原兼  旭炬 

合わない

これ、作者さんが苦手になってしまった1冊。
とにかくキャピキャピしてて、もうやめて、となる文章。

コミカル流麗な文章で、アホバカな設定をおもしろく読ませるならまだしも、ばかっぽいストーリーをそれな文章で書かれるともうだめでした。

すいません。。

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