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53/55(合計:544件)
ARUKU
藤棚
シリアスからコメディまで、幅広く楽しめるお得な一冊です。 表紙の柔らかくどこか哀愁が漂う色合いが素敵だと思いました。 どの作品も私にとっては外れがなく面白かったのですが、 特に好きなのは表題作と『役に立たない人』『恋蜘蛛』です。 美しい「手」に恋をする男と、 その男に惹かれていく青年が描かれる表題作。 もう帰ることの出来ない祖国を思い、 寂しく暮らしていた青年の心を 温かく包ん…
茶鬼
今回の短編集はどれも切なさを少し含みながらも、人を思う気持ちを紙の上に堕ちた水滴が広がっていくように染みわたらせる、ちょっとしたデザートのような話の数々です。 本当に、心を描くのが上手いです! 表題作 戦後、ロシアに組み込まれたウラジオストクに住む康夫は本土にいる家族と離れ離れになり、帰れない。 そして宛先不明で帰ってくるのに手紙を書き続けているさびしい人だと思う。 小さな博物館で顔…
ミドリ
遥々アルクさんの短編集です! 『シュミジエ』 老舗シャツ専門店のシュミジエ(シャツ職人)・クロードは、他人の外見や性格には興味がない。 興味があるのは、人のスタイルだけ。 そして理想の体型であるグランベールに出会い、彼は密かに初恋を知るのだが…?! 他人に無関心なクロードが初めて恋を知った反応が可愛すぎます! 間違いなく萌えます! 『極東追憶博物館』 戦争により、極東の地に…
senmeg
評価の高い作品なので気にはなってたんですけど、私も絵が苦手なタイプだったので何となく敬遠してたんですね(苦笑 …が、先日古本屋で買おうかどうしようか悩んでたところ、別のお客さんが同じ本を手に取ったのを見て思わず(つられて)私も購入しちゃってました(笑 値段も格安だったし、最初は「失敗してもま、いっか」位のノリだったんですが……今はもう「嗚呼、買って良かった!!!」と心からそう思ってます!!きっか…
かにゃこ
そういえば、おとぎ話の主人公は いつだって王子様よりも、健気で我慢強くてたくましい。 遙々アルクさんの作品は そんなおとぎ話でも読んでいる気分になります。 ------------------------------- 『ビター×スイート』 ------------------------------- 人付き合いが苦手な三日月くんと キラキラした王子様のような村山。 …
meg
只今アルクさんに夢中で短編やら集め中です。心を奪われました。 正直、最初は絵が、、というかデッサンおかしくないか?と思いつつアッという間にフォーリンラブ!ですよ。 好みとしては、『猿喰山疑獄事件』よりこちらのほうが好きかも。 表題作は正にビター×スイートな話。 恋というか生きることの切なさ、甘さ、苦さが詰ってる。 イケメン陽性村山×対人恐怖症三日月の恋の話。 村山に好かれた事がきっ…
こんな、すごい作家さんがいたとは!ジーザス!ジーザス!BLの神様、有難う! 正直、、まず本屋で手に取らない、癖のある絵柄。 ですが、読んでみて是非とも皆さんに勧めなきゃと、絵が苦手ってだけで読まないのはもったいない~!! 皆様おしゃられるように、これはレビューすんの難しい、、。レビューは読まないほうがいいんじゃないかな~?ってレビュっといてなんですが。 先入感持たずに読むのが一番いい。…
菊乃
『猿喰山疑獄事件』を読んで衝撃を受けて 思わず買ってしまいました。。。 短編連作の表題作の他に3つの短編が入っていますが どれも、ほのぼのとしていながらも 人間の心の本音と建前を鋭く風刺していて なんとも不思議な読後感を残してくれました。 こういう感覚は、やはり『猿喰山~』と共通の部分かなぁ。 『ビター×スイート』は 人付き合いが苦手な寡黙な青年・三日月と そんな彼をコー…
個人的には『猿喰山疑獄事件』よりもこの作品のほうが好きです。 心がほっこりと暖かくなって、ちょっと泣ける、そんな話。 表題作『ビター×スイート』 対人恐怖症の三日月が、彼に一目惚れした二枚目カメラマン・村山によって生まれ変わる…というのがざっくりとしたあらすじになりますが、 もうね、それだけでは収まりきらないんですよね。 もちろん三日月の成長物語や二人の恋愛を中心として話は進むのです…
[壁]д・)Ξチラッ みなさんの盛り上がりに、好奇心をそそられて読みました。 いくつも仕掛けられた読者へのトラップ。 難なくかわしながら読みました。 ええ、なにしろ、ちるちるで盛り上がってたので 何かあると!思って読んでいたからですw でもね! すごく期待して読んだのにガッカリすることはなく 最後ガツンっ!と、頭を殴られたような感動がありました。 星グループの代表を務める…