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36/55(合計:544件)
ARUKU
M+M
ネタバレ
1冊丸ごと表題作です。 秋緒の過去(事故)が明かされ、キッカと雨宮の正体も分かります。そして秋緒の未来の話です。 1巻の最初のページから、2巻のラストに向かって進んでいるのが感じられるストーリーが素晴らしいと思いました。なんでこの話を入れたのかと疑問に感じたり、ちぐはぐな場面が少しもなく、読んでいて気持ちがよかったです。 1巻に比べるとグロテスクな場面も少なめだった気がするので、グロ…
表題作と、コミック「極東追憶博物館」収録の「楽しい俳句教室」の続編が収録されています。全2巻の1冊目。 表題作は、あの世との境にある小道具屋「明日屋」が舞台。客は死人であったり人であらざるものです。 ・秋緒の過去(事故) ・キッカと雨宮の正体 という謎を抱いた長編に、秋緒とキッカの二人で営む明日屋での騒動のショートが絡んでいく感じです。 2冊を一気に読みましたが、全1巻にしよ…
あやちゅけ
金、肩書、詐欺、裏切り、欲望、殺意…… 人の様々な思いを描いた巨編でした。 この軽い感じの表紙の向こうに、 こんな作品が隠れていようとは、思いもしませんでした。 初読み作家さんで心を持っていかれて、「ヤラレタ」という感じでした。 ≪あらすじ≫ 一大商業・星グループの総帥として君臨する攻め。 そこに猿喰山の屋敷の庭師として受けが現れます。 受けは純真無垢で自由な心を持ち、総帥の攻…
1冊すべて表題作のカップルです。 蓮根(ハスネ・受け)が主人公の表題作長編と、藤原(攻め)が主人公の後日談ショートが収録されています。 ぐるぐる考え込んでじたばたする主人公の蓮根が可愛らしかったです。 蓮根が藤原と同性だからこそ感じる嫉妬から入る展開もBLらしくて良いなと思いました。蓮根が作成するビミョーなキャラクターも面白かったです。 この作者さまの作品は、ハッピーなのか想像に任…
1冊すべて表題作の長編です。 主人公二人が中心ですが、周囲の人たちの視点も入っています。 王様と庭師の長い物語、というのが読後の感想でした。 タイトルからは、何かミステリー的な事件が起きての犯人探しかと勝手に予想したのですが、全然違いました。 騙す、騙されるということ。愛する、愛されるということ。 色々なことが頭を巡った作品でした。 この作家さまの作品は切ないエンドのものも…
はるぽん
人を愛する感情のないサラリーマンの蘇芳(受け)は、部下となった日夏(攻め)に日々告白を受けていた。調子が良く軽い男なので本気にせずにいたのだが、学生時代に自分に告白してきた相手だということを思い出し…。 久々の、ご本人の絵によるARUKUさんの新刊です。 ARUKUさんの作品は、受けは可愛いけど攻めが憎らしいことが比較的多いですが、今回は攻めもとても一途で可愛らしかったです。 い…
キリヱ
ここのところ、原作が続いてご本人のBLを読んでいなかったのですが、やっとこ出ました! 嬉しくて発売日に買いに行きました。 とてもARUKUさんらしいお話ですね。 このコミカルというにはちょっとぎこちない独特のテンポ!たまらないです! 本当、唯一無二の作家さんだなあと思います。 ただこれってAセクじゃなくて、ただの恋愛嫌いなだけでは?と思うのですが、どうなのでしょう? 日夏くん、健気…
香子
さすがストーリーテラーのARUKUさん。 今回は恋愛感情を知らない麗しき上司蘇芳と、彼に想いを寄せる爽やかイケメン…と見せかけてわりとストーカーな部下日夏。 蘇芳…仕事モードとプライベートモードで顔が変わっとる!! 恋することとは?生きることとは? なんとも哲学的なテーマのストーリーです。しかしながら、重苦しい雰囲気ではなく、コミカルに描かれているので読みやすかったです。 終わりは誰…
迷宮のリコリス
ARUKU先生の新刊、楽しみにしていました。『無恋愛紳士』は私が知っているARUKU作品の中では一番コミカルで甘い一冊でした。まるごと表題作です。 ARUKU先生の作品って、ファンタジーもリアルなものも、痛い話も甘い話も、独特の登場人物に独特のセリフ回し、そして独特のモノローグが重なって、現代のお伽噺のように感じます。そこが私にとって最大の魅力でもあります。だって、お伽噺ってなんだか忘れられ…
ふばば
これは………神だ… 私は元々ARUKU先生信者的読者なんで、評価2割増しで神x2ですよ。 これは「無性愛者」が、迫られて押されて押されてほだされて遂に恋を知る、と一言で言えばそういうストーリーではあるんだけど、まー何というか迫る方の過剰すぎるアプローチ、迫られる方の戸惑いと心の声、背景とかも結構書き込まれた絵、ARUKUさん独特のなんか静止画みたいなバルテュスの絵画みたいな絵柄、これがもう…