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34/54(合計:535件)
ARUKU
fiona0109
この作家さんはいつもどこか昔のお伽噺のような、ちょっと不幸な主人公とか、小さな子供のような純粋な心を持った登場人物がお話に登場するのですが、その語り方がとても秀逸で胸に響きます。 今回もそんな短編ばかりでした。 子供向けの童話でも時に人間のとても醜いところや、理不尽な仕打ちが描かれているものがありますが、そんな描写を読むと心がとても痛くなります。 この作品集もそんな作品が多くて、逆境の中でも…
久々にARUKUさんの作品を読みました。 改名されてからの作品を読むのはこの作品が初となりました。 独特の絵柄は以前から変わらず。この作家さんを初めて読んだ時にはこの絵柄が苦手だったのですが、今ではARUKUさんはこの絵柄でないとちょっと物足りない気さえします(笑)。 とても短い作品も収録されている本作ですが、ARUKUさんが描かれるちょっと不幸な境遇で控えめな受け様とか、目に見えてそう…
bonny
ネタバレ
『恋に落ちる花』の後、一体どういうものを描かれるのだろうという期待と不安の中、たっぷりめの本作を読んだ後は、なんだかよくわからなくていったん放ってしまいました。かなりの期間放った。。前作よりも何かしら突き詰めた感触はあったんですけど、それがいったい何なのか掴めませんでした。 読後の感想を寝かせていた間、他のBLコミックとか小説とか読んでいてぼんやりと思うものがありました。やっぱARUKU作品…
霧笛丸
これがARUKU先生なのか、という感激が個人的に一番の感想です。いろいろな方のレビューを拝読して、是非読んでみたいものだと思っていまして、電子コミックキャンペーン時に購入したのがこちらの作品なのでした。 「恋に落ちる花」、のタイトルと柔らかいイメージの表紙通りに、甘くキュンとした感じで主人公二人の恋愛そのものは進行していきます。但し、どちらも結婚していて、男同士で不倫していることになるんですねー…
迷宮のリコリス
それぞれのお話がすごく良くて、ストーリーの構成上そのままと言うわけにはいかないのはわかるけれど、ずっと「明日屋」での生活が続いてくれたらいいのになと思いながら読んでいました。 「明日屋」にやって来る客はみんなひと癖も二癖もあり、持ち込まれる品も願い事も厄介な事ばかりなのに、優しくて切なくて穏やかな「明日屋」での生活。それは秋緒にはとても居心地のいい場所なのです。それでも前に進まなければならな…
はるぱか
それは苦い苦いコーヒーに溶け込んだたった一粒の砂糖のように 僕の世界を永遠に甘く切なく変えてしまった こういう"くさい"感じがよく、後半までだいぶラブラブイチャイチャ盛り込まれているので泣く、泣くと聞いていても半信半疑になっていました…が。 泣きました。 かなり泣きました。 受けちゃんが泣かないから。 自分のためには泣かなかったから。 環境も環…
一番好きなARUKU先生の作品です。この表紙もとても好き。ちょっと版画のような雰囲気があり、物語の世界観にぴったりです。 突然始まる奇妙な世界の物語。東京のどこかにある【明日屋】という古道具屋。事故で家族を一度に亡くした秋緒が遠い親戚から譲り受けたという【明日屋】は、死者が訪れる不思議な店で、キッカという唐傘お化けの付喪神が住み着いています。キッカは男色家なのですが、その設定がほっと一息…
コミックス化されることがない作品を同人誌として出版した作品。デジタルに移行したことで出せたと言うことで、私は紙本が大好きなユーザーですが、こんな風にお蔵入りするかもしれなかった作品が読めるとなるとデジタルにもサクッと手を出してしまいます。 以下ネタばれあり。 腹ちがいの兄弟。生まれた日も3カ月しか違わない兄と弟。弟は正妻の息子で極道の跡取りとして育ち、兄は愛人の子として母…
みみみ。
ARUKUさんの作品をこの週末に10冊ほど一気買いして、ずっと読み耽っていました。 どれもこれも読み応えがすごすぎて、2日間ARUKUワールドに取り込まれっぱなし! 1冊ずつゆっくり読むつもりだったのに止まんなかったです。 買うきっかけをくれた幻冬舎セールありがとう! このコミックに限らず、ARUKUさんの作品のレビューには「おとぎ話」とか「童話」といった形容が頻繁に使われていますが、…
ちやたろう
ARUKU先生の作品はいつも切なくなります。みんな不器用な生き方をしてますね。そしてみんな可愛いです。日夏はかなりストーカー気質(というかストーカー)で本当に実在していたら怖いです 。蘇芳さんは小さい頃のトラウマが原因で恋愛ができないという面白い設定でした。話が進むうちにだんだん可愛くなっていく蘇芳さんはよかったです。ARUKU先生のおわりかたは救いがあるようなないようなものが多いですが、今回はほ…