槇えびしさんのレビュー一覧

妖しの剣 小説

剛しいら  槇えびし 

妖刀登場の戦国ものですよ。

舞台は戦国まっただ中、何やら信州らしき国が舞台で、何気にあれかな~?というのを匂わせる登場人物達。
戦いのシーンも斬っては捨て、斬っては捨て、などと時代小説らしく登場いたしますので、かなり楽しめます。
戦国萌えの皆さま、必読ですよ。
槇えびしさんの、キレイな線の白黒美麗イラストが雰囲気にピッタリ合って読み応えも充分です。

生まれた時に陰陽博士により「色難と殺しの気、魔に魅入られる」と占…

2

箱庭-HAKONIWA- 小説

ゆりの菜櫻  槇えびし 

同じ作者さん?

ゆりのさんってこういう作品も書くんだぁ……と思ってしまいました。
たくさん読んでいるわけではないのですが、今まで読んだイメージがなんかすごいエッチを書く作者さんのイメージで。

この作品はわりと淡々としたイメージと内容なので、思わず同じ作者さんなのかと確認してしまいました(笑)

SFですね。
NASAで怪しい?ものを研究する部門の研究員。
それを守る軍人さん
昔のJUNEを彷彿と…

1

箱庭-HAKONIWA- 小説

ゆりの菜櫻  槇えびし 

NASA!

受けの蓮見玲一(はすみれいいち)は、
バイオマス研究部門でリーダーを務める、若き天才研究者。階級は中佐。

攻めの祠堂龍(しどうりゅう)は、
優秀な軍人で玲一の護衛秘書官。階級は少佐。

この二人に加え、
蓮見の旧友の大槻隼人(おおつきはやと)が、
蓮見を軍から連れ去ろうとやってきて、
いい具合にかき乱してくれます。

やがて三人はステキな三角関係に……(*´Д`)/ヽァ/ヽ…

5

御界 上巻 小説

中田雅喜  槇えびし 

春斗君結局どうしたいの?

バーチャルゲームの世界と、現実の生活が行ったり来たりの筋立てです。

上巻なので、現実世界のパン屋で働くフリーター・春野圭太君よりも江戸時代ゲームの中のご落胤・本多春斗の登場が多いです。ゲームの中の事なので、あんなこともこんなことも出来ちゃうという設定ですが、そんな状況の中自分がどうしたいのかで揺れ動く様が、早く下巻を読まないとと思わせます。

BL要素は薄めですが、下巻がどう展開するのか…

3

御界 下巻 小説

中田雅喜  槇えびし 

謎が明かされていく

上巻でどっちつかずだった感じの春斗くんが、行動を起こすのですが、あいかわらずのフワフワ感。周りの男性陣が個性的な分グイグイと引っ張ってくれてますが。後半急展開して様々な謎が解明されていくのは、気持ちいいです。
データベースを入力していて思いましたが、ホントのところ全編通して間違いなくカップルだったのは西島×瓜生だけっていうことでした。主人公の春野圭太(本多春斗)くんの恋はこれからですね。
左馬…

3

御界 下巻 小説

中田雅喜  槇えびし 

現実は悲しい

謎が明らかになります。
御界を作ったのは誰か、何のために作ったのか?
仁竜の正体は、左馬は…?

一人の男を自分の起こした事故のせいで、植物人間にしてしまった仁竜を生かす為に作った世界。
それがこの御界。
リアル世界で望めない幸せを、バーチャル世界に求めた一人の狂人が作り上げた楽園だった。
すべてを理解したうえで、仁竜の代わりに御界の管理を引き受けることにした春斗は、現実界でも少し頑…

3

御界 上巻 小説

中田雅喜  槇えびし 

リアル&バーチャル

御界とは、江戸時代をステージにしたバーチャルゲーム。
それは自分が設定したキャラになりきってゲーム世界に入り、思考、行動、対話などすべての感覚が本物のように体感できるリアルバーチャル。
現実にはパッとしない圭太が春斗と名のり、ゲームの中で起こる殺人事件の犯人を左馬と名乗る青年と解決しようとする。
春斗はゲームの中で知り合った仁竜という医者に信頼を寄せるが、左馬は次第に春斗を稚児扱いし、独占欲…

2

黄昏に花 小説

樹生かなめ  槇えびし 

早すぎたオヤジ受け作品

ほんの数年前までは30歳代でオヤジであり、受けとは美少年・美青年にのみ許された役割と考えられていたと思うのだが、最近はすっかりしょぼくれた40~50歳代の受けも認知され、いやそれどころかかなりの人気を博している。

本作は、見た目こそ30歳代だがバツイチ・インポ・リストラの憂き目に会った45歳の美中年が、何の因果か20も年下の若者に惚れられてしまうという話だが、何より重要なのが、この作品の初出…

10

黄昏に花が舞う 小説

樹生かなめ  槇えびし 

早すぎたオヤジ受け小説『黄昏に花』の続編

前作『黄昏に花』の後半でぎっくり腰まで患ってしまった岩井課長と、課長を甲斐甲斐しく世話する(とはいえその方法はかなり自分勝手な)小田原の仲は、はっきり言ってさほど進展していない。
それどころか、ある意味本作のメインは、前作でも強烈な印象を残した岩井課長の部下たる女性たちの姿であると言ってもいいかもしれない。
しかし、老いや死を意識しながら生きねばならない中年の恋愛は、きっとこれぐらい緩やかでい…

9

ホーリー・アップル -穴だらけの林檎- 小説

柏枝真郷  槇えびし 

80年代のアメリカ、ニューヨークを舞台にした、刑事と警官の「ラブストーリー」(?)

あちこちから水蒸気が立ち上る道路は工事の穴だらけ・・・すなわち「穴だらけの林檎」。
治安も景気も悪く、どことなく荒廃した空気の漂う時代と街で生活する警官たちがちょっと素敵だ。
高給取りではないのでそれなりのアパートに住み、交代制勤務に合わせて寝起きして、仕事帰りに買い物してちょっと料理したりスーパーの開店時間に間に合わなければテイクアウトで簡単に済ませたり、仕事の合間に安いランチを食べ、パトロ…

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