槇えびしさんのレビュー一覧

きみにあげる。 コミック

槇えびし 

自分を縛る贖罪。

諒一は恋人の裏切りで連帯保証人として借金を背負う。
取り立て屋から逃げまどい、誰にも助けてもらえない。
世界が、諒一を拒絶しているかのよう…
そんな時、たまたま入った茶屋の店主、蓮に「居場所をあげる」と言われ…

自分で手を下さず、操って組を壊させた…大事な兄に。
何処に行っても壁を作り、世間と拒絶する蓮を見て諒一は…


居心地の悪い場所に自分を縛ることで、
今までの行いを償…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

ただのアート系ではない、肉感のある作品

絵といい設定や雰囲気といい、吉野朔美さんをほうふつとさせるお話。吉野さんほどエキセントリックではなくて、もう少し優しい感じがしました。(ああ、年がばれる・・・)

背景はモノクロの写真のようによそよそしい中で、人物たちは生き物としての曲線を持っていて画面の中で浮き立って見えました。そういえば漫画って基本白と黒しか使っていなかったっけ?と当たり前なことをふと思い出させてくれるほど、「白」と「黒」…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

絵がとにかく美しい!

槙えびしさん、BL描かれていたんですね。知らなかったので、驚いて購入。

この方の絵のベタの使い方が本当に大好きで、この話も美しい画面でした。
話も個人的には苦手なヤクザ絡みではありますが、忌み嫌われている存在だったので、気にならずに読めました。絵に比べたら、話は浅いかなあ。でもヤクザ絡みでどっぷりな話は読みたくないので、私はこの程度で充分です。

恋人(男)に裏切られて保証人になった主…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

絵力のある、作家さん。

恋人の裏切りで借金背負った諒一と
お茶屋の主人で元ヤクザの蓮。
心に触れてお互いが向き合って
分かり合って選んで進んでくまで。
一冊まるまる同作で味のある雰囲気です。

表紙のイメージからして、
BL色が強くはないんだろうな、と思ってました。
実際そのイメージ通り、
そんなシーンも描かれるものの、
エロスの度合いは弱く、テンポも独特。
各キャラは萌え要素があると思ったけれど、…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

BLと一言で纏めるには勿体ない作品。

ヤクザだから、”フツウじゃない”と言われ続けてきた蓮と、ゲイだから、”フツウじゃない”と思い込み続けてきた諒一。
蓮は諒一と出会うことによって、初めて”他人”と触れ合い、変化していきます。
天然で能天気な諒一ですが、ちゃんと蓮に踏み込みすぎてはいけないことを分かっていたり、蓮がほしがっている言葉を与えたり、きちんと蓮のことを見ているんだなぁと思いました。

個人的に透綺がすごく可哀想だなー…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

味ある作品

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

通常丸ごと一冊だと読み応えあったな~と
読後の満足感はたっぷりなハズなのですが・・・
なんだろう?あっさり読み終わっちゃいました。

絵も独特な感じで、キャラも独特で。
セリフなんかも在り来たりではなくイイ!
・・・なのに何かが足りない感じ。。。

えっち度は低いけど、そんなの全く問題なし。
逆に時々「そっ」と出てくるキスシーンがたまらない…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

どストライク。こんな作品初めて。かも


ケータイで一度試し読みをして、そのときはエロ多めが読みたい気分だったからスルー。
でもこの本のタイトル、槇えびしさんの絵、特に蓮のデザインや設定がとても気に入っていたので記憶には残ってました。

そして1年後本屋でたまたま遭遇したので購入。
自分はツンデレがあまり好きじゃないからシリアスな場面が心配でしたが、素晴らしくどストライクな展開。

シリアスで切ない感じと萌の割合がちょうど…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

あげる、もらう。

表紙に惹かれて購入。すごく癒される、何度見てもお気に入りの表紙です!

味のある作品とは、こういうもののことを指すのだろうと思いました。なんとも言えぬ雰囲気、そして後読感。人間味溢れる物語。この独特な世界観は他ではなかなか味わえなさそうです。

言い回しというんですかね、
相手のことを「お宅」と呼んでいたり、「言う」を「云う」と表現していたり、ちょっと変わった古風な感じがいい。作中で登場…

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きみにあげる。 コミック

槇えびし 

いい味出てます

思わず表紙買いしましたww
タイトルもさることながら、絵が美しくて美しくて…
開いてみると、期待を裏切らない絵と内容でした!!

ヤクザ的な内容はほとんどありませんが、まぁ過去のことなので私は気になりませんでした。ただ、ボリュームが多めな割には過去のことについての内容は少ないかもしれません…

私的には、諒一が蓮に自分がゲイであることを告白するシーンは思わずウルっときました。
BL漫…

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箱庭-HAKONIWA- 小説

ゆりの菜櫻  槇えびし 

ハコが大きすぎちゃったかなー

帯『この衝動と激情、なんと名付けるのか』

うーん、ちょっと内容の割にはですね、舞台のハコが大きすぎたかなあって感じがしました。
美貌の蓮見〔受〕は祠堂〔攻〕にスカウトされNASAの裏機関研究所「エリア・フィフティワン」の研究員となるのですが、そこで蓮見が発見開発したMXという物体が結果的には彼の手を離れ、付近の住民達を大勢死なせるちおう事態になってしまいますが、政府はそれを隠蔽します。

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