綺月陣さんのレビュー一覧

背徳のマリア 下 小説

綺月陣  茶屋町勝呂 

愛するが故に狂っていく男達

上巻だけでも、衝撃的な展開を見せてくれたのに、それでもまだ足りないというのか、これでもか、これでもか、と追い打ちを掛けてくる下巻。
読むたびに違う感想が頭に生まれ、時に怒り、時に泣き、時に絶望し、どうしてそこまで、それにこだわらなくてはならないのか!?
狂ってしまった者達は、そこに幸せな自分の世界があるのだ。
現実に取り残された者達の苦悩は、それでも狂った彼等によって浄化されてしまったのだと…

10

背徳のマリア 上 小説

綺月陣  茶屋町勝呂 

異色の衝撃的問題作

この作品は綺月陣さんの実質のデビュー作品です。
当時の綺月さんの作品は、Juneの路線であるにも関わらず、その中でも異彩を放った設定のものが何作かあるのだが、その中でもこれは”性差”というものについて、深く考えさせられる作品だと思います。

『背徳のマリア』の題名がついていますが、ある大学病院の医師5人を巡る各ストーリーからこの題材を構成しています。

そのきっかけとなる最初の話が、大学…

11

龍と竜~銀の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

意外といけました。

基本的にショタ系が苦手な私でしたが、意外とおもしろかったです。
あのツンツンしてる人が、ある一定の人には超甘々っていうのがすんごくよかったです。

2

ホタル 小説

綺月陣  青海信濃 

実体験があるからこその説得力のある話なのです。

綺月さんの作品では受けちゃんの生い立ちや家庭環境が悲惨で、酷い目に遭うという設定が沢山登場する。
「鴉」はバッドエンドでJUNEの香り満載のタブーなお話でしたが、これもまた切なさとやりきれなさを、受けである少年にも、攻めであるおじさんにも背負わせて、悲哀あふれる作品となっている。
切ないよー。

デートクラブ「ホタル」の№1ホストは高校生の祐。
月一回、彼を指名してホテルでの行為に及ぶ中…

6

罪と罰の間 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

罪と罰を背負った男たち。

ひげモサのオヤジ受けです♪表紙が現実(リアル)&幻想的で素敵。グラサンしてる三沢が怖いくらいに美形!!
 
 リストラされたオヤジ・高島といかさまディーラー&喫茶・バーを経営する三沢のお話。
 人を顧みず自分本位で生きてきた高島は、リストラされたことでお金も何もかもを失い、自殺しようと身投げし、落下したところがオープンカーの中。という、偶然に偶然が重なり、むしろ必然と思えるような二人の出会…

2

罪と罰の間 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

本物のオヤジ受けですっ!!

読み終わって激しく興奮しております。
ほんまもんの「オヤジ受け」です♪
一流私大を出て、一流企業に勤めて、そこそこ出世して、女にも不自由せず、女房子供がいて、不遜で傲慢で、そんな男が会社ではその態度からリストラ対象に真っ先にされ、家庭を顧みなかったツケは同時に襲いかかり、妻子に捨てられる。
再就職もうまくいかず、有金もなくなり、自殺しようとする、外見もヒゲ面で疲れ果てた男、まさにオヤジですよ…

7

この次は、もっと 小説

綺月陣  西村しゅうこ 

社内恋愛

大倉将吾×速水利紀の昇任試験からはじまる。
大倉は行動派
速水は知性派

速水には、営業部長とセックスしていた。それを盗み聞きした大倉は発情
早見の後を追って、乱暴。
二人がホンキになったら、ハードなセックスがまっていた。乱れる速水は、セックスにくわしかった。

2

梔子島に罪は咲く 小説

綺月陣  高緒拾 

とことん堕ちるところまで堕ちるエロス

綺月さんのピアス作品はぶっとびエロがものすごいのだが、これもそうである。
この作品は当初はピアスに掲載だったのが休刊になった為、大洋図書さんからの登場となった異色作品です。
とにかくディープ!エロも半端ありません!
ストーリーにときめきや胸キュンや、感動や、そんなものは期待できず、とにかくSになって堕ちて行く主人公達を見てやりましょう的な、全編エロでしか構成されていない作品なので、その覚悟が…

8

スパイラルトラップ 小説

綺月陣  鹿谷サナエ 

エロ特化本

しょっぱなから46ページ、エロビ撮影シーンから始まるこの作品。
綺月さんが、あとがきで書かれているように、05年の時点でのエロ度中の上、お道具初登場の作品だそうですよ。

主人公・友貴が酔っぱらって帰る途中から記憶がなくなり、気が付くと咥えられていて、しかもビデオに撮られていてびっくり!しかも快感を開発されてしまって・・・
ナンパで知り合った女子にはめられて借金の保証人にいつのまにかされ、…

2

この世の楽園 小説

綺月陣  朝南かつみ 

なかが悪かった兄弟が、

強制異動で、グループ総裁の息子の世話役になった悠介。冷静沈着の悠介。
悠介の弟・賢司は、一見遊び人、敬語すら使えない。そんなふたりが、グループ総裁の息子・聖也の教育をして、色んな発見をする!

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