綺月陣さんのレビュー一覧

祈り 小説

綺月陣  梨とりこ 

強くなれ 来栖。大いなる優しさを持て 大曽根。

麻薬取締官が主人公のお話です。
もうそれだけでも私の好みのストライクゾーンなのですが、さらに綺月作品に期待したい“痛い”部分もてんこもりで大満足。
なので、「そこまで頭がいいのに、なぜ転落の道を選んでしまうのか?」
「頼れる家族はいないのか?」
「そこまでやったら死んじゃうんじゃないか?」
などの疑問はありつつも、サスペンスとしても面白かったので、おまけで神評価。

クスリが原因で死…

5

負けてたまるか!―白薔薇のキス 小説

綺月陣  青海信濃 

ヒゲオヤジ熊男に口説かれて

シリーズの前作がお腹がよじれるほど神がかり的に面白かったので期待。

今作では、前回の主人公にフラれた先輩社員・恭一が主人公です。
今まで素敵なお兄さん(タチ)で通ってきたのに、熊男に口説かれ大荒れ、ネコへ宗旨変えしていくストーリー。
綺月さんの他の作品にみられるグロさがなくって読みやすいシリーズなので大好きです。

洗練されスタイリッシュを目指す恭一のプライドはエベレスト並みw
そ…

0

祈り 小説

綺月陣  梨とりこ 

ずっしりと読み応えあり

軽いおバカコメディも書くと思えば、やはり綺月さん作品は、こうしたずっしりと重くて痛くて、これでもかっていうくらいケチョンケチョンにされる受けっていうのがいいです!!
しかも、へこたれない。
この本は発売日が延期になって、すごく待ったものだったので、後書きを読むにつけても、作者さんの気持ちの入れ込み様が伝わってきて、ガッツリ読み応えあり、一気にいってしまいました。

主人公の薫が就職面接の折…

11

龍と竜~銀の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

大きく育ちましたね!

颯太が保育園から小学生・中学生への階段を駆け上がり、思春期突入って!感激です。
相変わらず、兄の竜城と龍一郎が、ラブラブなのはいいですねぇ。
ただ、ヤクザなのに海外出張って龍一郎って何者って?
今後の颯太のバージンは?と期待してます。

2

龍と竜~白露~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

シリーズ第二弾

カフェとホストクラブで働く働き者の竜城。
カフェにマイカップをもちやってくる石神龍一郎はヤクザ。
そして、竜城の旦那様。

今回は、カフェをクビになってしまう。竜城は極道と親しいから、クビになるという理不尽な理由に納得出来なかった。
龍一郎に八つ当たりをしてしまい、二人は破局の危機に直面してしまう。

龍一郎の生い立ちを知る。母親によるネグレスト!子供の頃から苦労をしていた。助けてく…

1

仮面の恋 小説

綺月陣  ひたき 

設定買い

設定や展開がおもしろそうだったんだけど、思っていたほうに話が広がらず、期待はずれだった。残念。

1

真夜中の標的 神崎&那月シリーズ 小説

綺月陣  高座朗 

ポジティブなのがいい♪

売りをやっているヤンチャ高校生と、くたびれた無精ひげの刑事。
この組み合わせで進んでいくと、一見中原一也さんの作品によくある感じの?って思うのですが、そうでないところが綺月作品。
カラっとして明るいけど、実際ものすごく悲惨です!!

父親に性的虐待を受け、そのせいで父母に家出され一人置き去りにされた那月が、生きて行く為に受け専門の売りをしているという背景。
彼に関係した連続殺人事件は、父…

1

ベビー・エンジェル 小説

綺月陣  みなみ恵夢 

ホモに喰わせるラーメンはねぇ!

アクアの綺月作品は、普段の重めからウソのようにぶっ飛んだラブエロバカップルもの。
これは、シングルファーザーが男夫婦で新生児の育児に四苦八苦しながら、夫婦の営みが出来ずにドタバタするお話。
実際に子育てをした方なんかが読むと、眉をひそめたり、アリエネーな設定に現実を重ねると無理って思ってしまうかも。
でも、そこは一応男夫婦が二人で頑張ります!っていうお話だから大目に見てあげてください。

2

一億二千七百万の愛を捧ぐ 小説

綺月陣  水名瀬雅良 

元サッカー選手のダメっぷりがハンパなくダメオヤジなのがイイ。

現役人気サッカー選手と、元花形Jリーガー=オヤジ のお話。
ワールドカップは出てきませんが、時事にあわせてww
題名『一億二千七百万の愛を捧ぐ』って、その昔”ジャパァ~ン♪”の唄は二億四千万の瞳でしたから、一千四百万増えたんですね(!?)
それにしても、水名瀬さんの絵、きれいすぎるんです!
受けは35歳の元サッカー選手とはいえ、地位も名誉も失い生きる気力もほとんどなく、惰性で厭世的に生きて…

3

捨てたもんじゃねぇ 小説

綺月陣  水名瀬雅良 

アホの子

前向きなアホの子の受けは嫌いじゃないんですが、なんというか、他の作家さんの話を読んでいるような作家が拭えず、綺月さんを読んでいる気がしなかったのが、残念。

こういう話も悪くないし、普通に書けるんだ、と感心したんですが、やはり綺月さんには綺月さんならでは、の話を読ませてほしかった。

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