綺月陣さんのレビュー一覧

GUSH premium short stories part.2 グッズ

ずいぶんと待たされましたよぉぉぉ!

もはや応募したことも忘れ気味だったGポイントキャンペーンの小冊子Bです。
届いた時に、本気で海王社?なにか応募してたっけぐらいの勢いでしたので。
遅れに遅れた小冊子無事に届いてひとまずは安心しました。

『龍と竜』目当てで応募しました。
■石神龍一郎の憂鬱
親カプの龍×竜城の話でした。
粗っぽい案件を片付けてきた龍が、自宅で出迎えてくれた竜城が自分を何の疑いもなく普通に出迎えてくれ…

0

物の怪小町 小説

綺月陣  羽根田実 

素直になれない受け

まず、京一なんですがツンデレなんて可愛いレベルじゃないです。航洋と顔を合わせれば暴言ばかり。物の怪小町で1番人気の樹里のことも八つ当たりで傷つけます。
1度ならず2度もですよ。ちょっと呆れてしまいました。
航洋にも「最低」と言われますが、これは自業自得。
でも物の怪小町の姐さん達は良い人たちなんですよ。ママも樹里も京一の良き理解者であり、可愛がっているのがすごく伝わってきます。
樹里が小峰…

2

物の怪小町 小説

綺月陣  羽根田実 

ちょっと脱線??

 オカマバー「物の怪小町」で働く佐々木京一は、人と関わることが苦手な青年。
 三ヶ月前に無理やり、以前働いているバーから、「物の怪小町」のバーのママに引き抜かれた整った顔の青年。
 ところがある日、常連の客が連れてきたのは、高校時代に京一が憧れ、普通に話をすることすら叶わなかった光橋航洋。
 店のナンバーワンといちゃいちゃする航洋を見て、つい京一は、また要らぬ言葉を口にしてしまう。
 とこ…

2

梔子島に罪は咲く 小説

綺月陣  高緒拾 

何処までも堕ちてゆく先に見えるもの

この作家さんの作品と言う事だけでも個人的趣味で高評価になりがちなのですが
読み終わってやっぱり評価が下がらなかった作品。
ただし、かなり内容は排他的で暗く人間が何かにハマって堕ちて行く様は
陰鬱とした内容でしかないのですが、それでも惹きこまれる。
耽美と言うと思い浮かべるのは山藍先生ですが、それとは違ったピュア的な
エロスもあって読みごたえありましたね。

主人公の受け様の環境は他人…

7

龍と竜~銀の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

あの颯太ちゃんが!!

前作2作で可愛くていい子で癒しでもあったあのちっちゃくて幼かった颯太〔受〕がこんなに大きくなって……。
しかも彼は、育ての親である龍一郎と兄の竜城のセックスシーンを見てしまい、ある意味反抗期的なものを迎えてしまい、自宅には帰らずに、養子縁組をした為に今は叔父である次郎の家に入り浸る様になります。
そして颯太は自分が次郎が好きな事に気付きます。
キスを迫り、もうまるで小悪魔ちゃんですよ!

6

殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

今だからかえって輝ける作品

こういう作品ばかりになると、ちょっとブルーになりますが、
今の時代だったら、ピリッとスパイスになるような作品ですね。
98年の作品ですが、かえって新鮮に思われます。
耽美で湿度たっぷりな雰囲気だけど、小気味良く進んでいく展開
そしてふっと浮遊したような、余韻のあるラストは安定感がたっぷりで
ぶれていません。
「殉教」の最後にストーリーテラー役で出てくる老刑事は、推理モノの最後に出てくる…

5

いつもお前を愛してる 小説

綺月陣  ともゑななこ 

名作背徳のマリアの原点です。

既刊「いつもそこには俺がいる」の二人の続編です。
そして「背徳のマリア」が集録された初版本になります。
心が通い合う本当の恋人同士になるまで十年の歳月をかけた
二人の続編は甘々な展開から始まったと思ったら
受け様の男同士に対する嗜虐的な後ろめたさから
いきなりの落ち込む展開になっています。
愛されているのにすれ違ってしまうのはやはり10年の
セフレ関係のなせる業でしょうか
まぁ、相…

2

罪と罰の間 小説

綺月陣  AZ Pt.(AZ Pt ) 

萎びたオヤジ!


ストーリーとしては世間から捨てられた男…でしょうか。


ありきたりといえばありきたりですが、この作品はその設定を生かしていますvV
とくに、オヤジの捨てられたことによるものでしょうか?萎びた感がすごくいいです。


しかも、小説でしかできない表現もあり、受けのオヤジがシテル最中に話す冗談もムードを壊すことなく笑わせてくれます。


小説ということであまり読まない方も多いと思いますが、挿し絵も多…

1

チェッカーフラッグ 小説

綺月陣  やまもと和成 

脇役に惹かれちゃいました

身体だけの付き合いだった上司との付き合いに疲れてきた       
受け様と有望なのライダーとの駆け引きの無い真っ直ぐな愛。
受け様は会社の上司と快楽だけを目的とした排他的な付き合いを
していましたが、上司の傲慢で嫌味な言動と態度にイラつく。
そんな受け様が眩しい程真っ直ぐで若いライダーの攻め様と
スポンサー社員として会話するようになって安らぎや
微笑ましさとともに、男としての魅力を感…

1

殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

なんとも切なくも美しい愛

これはハッピーなのかアンハッピーなのか・・・
愛に殉じた為に誰もが傷ついてしまった。
でも、理性などこの愛を前にしたらなんと
儚いことだろう。
運命のいたずらのようにダメだと知りながらも
惹かれあう魂をどうする事も出来なかった二人。
それが破滅へと繋がるとしても・・・
う~ん、奥深い作品でしたね。
かなりシリアスになってしまう内容なのですが
明るくお軽い作品好きの私でも惹きこまれ…

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