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綺月陣 梨とりこ
おみかん
攻と受のラブストーリーというより、受と元恋人の病んだ相互依存が中心の話。、二人の病みっぷりとドロドロした関係についていけなかった。暴力的なシーンも多く、読後感がよくない。まともな精神をもった攻が唯一の救いだけど、白馬の騎士みたいで、現実感がなく、印象に残らない。ご都合主義のラストも萎えた。
綺月陣 羽根田実
天瞳
ネタバレ
まず、綺月先生のこういう作風は珍しいと驚かされました。 突っ込みたい処もあるのはあるんですけど、お話の勢いに圧倒されてあっという間に読んでしまいました! 先生の作品にしては、疾走感たっぷり&読後感もいいので私的にオススメ作です。 オカマバーを舞台に恋愛物語が繰り広げられていきます。 オカマバーと聞いただけで躊躇しそうですけど、オカマ世界の様々な事情を人間ドラマ風に垣間見ることができて新…
綺月陣 高緒拾
ココナッツ
気安く手を出して、軽く後悔した作品です。 綺月さんの作品は初読みだとは思うのですが、文章もカチッとしてますし、読み応えがあり、生意気な書き方ですがうまいのだなあとは思うのですが… 攻めは有名デザイナーの諏訪。 友人に連れられ、梔子島へ。 受けは梔子島の男娼・崇生。 島の外も人間としての暖かい関わりも知らない、美少年。 女には事欠かない諏訪は、訪れた梔子島で男娼である…
yoshiaki
◆あらすじ◆ 人気デザイナーの諏訪慎也(30歳)は、高校の同窓会で梔子島(くちなしじま)なる離島を訪れ、そこが売春島であることを知ります。 女に不自由していない諏訪は、気乗りしないまま少年の男娼・崇生(たかお)に引き合わせられますが、まるで虫が梔子の花の強い芳香に誘き寄せられるように瞬時に彼に魅せられ、彼の虜に。そして、島を出たことがない崇生を東京に連れ帰ります。 しかし、梔子島とセック…
綺月陣 AZ Pt.(AZ Pt )
雀影
どこにしまったか、すぐ見つかるか心配だった下巻、割とあっさり最初の箱で見つけた。 やっぱり下巻も、ある意味、安藤が主人公だと思った。 黒崎兄弟の結末も、圭介と彰がたどり着いた平安も、 血みどろの中から命をつなぎ止めたのは安藤。 安藤は物語を進める一番重要な役所を担っているのに、外見はがさつなおじゃまキャラで、恋愛の成就という面では結局最後まで安藤が報われることはない。 こんな三角関係…
なんとも歪んだ三角関係のお話。 本のタイトルは「背徳のマリア」となっているが、この前編での収録作品の大部分は「人魚の声が聞こえる」「体温は証明する」の2作品。 カップリング的には、早坂圭介と佐伯彰の物語だが、実際のところの主人公はがさつな岩石男・安藤仁じゃないかな。 「人魚の~」では前半「あきら」という女性とのセックスシーンが、BLでこんなのアリなの?何故ここまで?って驚くくらいに、微細…
さだこー
一度その世界観に引きずり込まれたらなかなか現実に浮上できないような、そんな雰囲気を持つ作品でした。 その内容からBLの商業誌では出しにくかったようですが、ハードカバーでも何でもいいので是非とも紙媒体で保存しておきたいです。 以下にCAP、性描写等のジャンルのネタバレを含みます。 EDについてのネタバレはありません。 真士×廻音 複数×廻音 真士?…
marun
「龍と竜」シリーズが完結し作者の本当にラストになる番外編小冊子、 でも、私はいつかパワーアップして復活してくれると願っているのです。 それでも、完結は完結、本編に載せられなかったストーリーや読み忘れた番外編が この1冊にぎゅうぎゅう詰まっている、まさにプレミアムものです。 「乙部竜城の幸福」 受け様の浮気未遂事件の番外編と言うか、書ききれなかったストーリーみたいです。 次郎と岸谷の…
カイ
表紙をめくると今までの文庫の表紙絵がカラーでドーン!!と(笑) 丸々1冊書き下ろしかと思っていたのですがそうでなく 半分は今までの雑誌や特典などのストーリーでした。 書き下ろしの内容は 無理やり次郎と岸谷の前で犯されてたその後の話。 本編ではハラハラした場面がありましたが こちらはオヤジ部分も盛り込んでの幸せな2人でしたvv そして残念に思うのは私だけなんだろうか? 「…
茶鬼
「龍と竜」が完結した記念の応募冊子です。 この本を手にして、最後まで読んで、そして作者さんの後書きを見て、 「ああ、ほんとうに最後なんだなー。休筆とはいうけれど、もう見られないのだな」と再び、そして一層しみじみと寂しさを味わってしまいました。 本来だったら、『啓蟄』の後に載ってもいいはずだったこの冊子のメインとなる【乙部竜城の幸福】ですが、これは作者さんも思いもよらぬ展開で、 実に最後…