綺月陣さんのレビュー一覧

いつもそこには俺がいる 小説

綺月陣  周防佑未 

執着攻め

攻めの結婚式からお話は始まってます。 結婚しても今の関係は続ける…。  豪華な結婚式にお呼ばれした受けの倫章、もちろん参加する気は全くなかったのに、式の前日攻めの真崎に身体で落とされるという結果に。 学生時代から続く身体だけの関係、真崎の方はその頃から倫章の事が大好きなのですが相手はセフレとしか思ってなくて…。 結構天然入ってる倫章、結婚式になって初めて自分の気持ちがわかってきて苦しい思いをしてし…

5

梔子島に罪は咲く 小説

綺月陣  高緒拾 

エロティックではなくエロ

綺月陣さん初読みでした。BLノベルは出來の振り幅が広くて、素人?みたいなものがあるかと思えば、構成も文章もしっかりとしたものもあり(少ないけど)、今回は後者で読み応えありました。読み出したら止まらず、一気読みでした。あらすじを見ると非現実的な設定なんですが、心情の描写に無理がなく、また、実に官能をそそる文体です。

あらすじは、華々しい活動をしているデザイナーが、それと知らずに売春が行われてい…

2

獣―ケダモノ 小説

綺月陣  青海信濃 

私的極道物No.1

いやーぶっ飛びます。
これBLじゃないだろー極道小説だろーってくらいの容赦のなさ、えげつなさ、ていうか、痛いから!!色んな意味で!!
全編男臭い内容とコッテコテの関西弁にしびれる…自分を「わい」ていうBL初めて見たよ…間違いなく男が恐れ、そして惚れる九堂のアニキにメロメロです。土下座したくなる、本物の鬼畜。鬼。間違いない。
廉も勝気で負けてないんだけど、しかしほんとに九堂の相手は命がけって感…

3

祈り 小説

綺月陣  梨とりこ 

その後を妄想する

暴力的で病んでるけどこう言うのが好きだ。
薫への行為はどれも痛々しいけど。(ゾネさんとの行為を除き)

一番は全裸で足を曲げたままガムテープで縛られて薬を使われるシーンですかね。下衆ってこういう事を言うですかね。

茶髪のロン毛のノラさんが残念。梨とりこ先生のイラストではめっちゃ好みだったんで。

ゾネさんとのその後をもう少し読みたいと思ったので、その後を妄想します。

大阪に引…

0

この次は、もっと 小説

綺月陣  西村しゅうこ 

ホントはすごく嫌なんだ!…って言ってるんですが

タイトルや表紙の雰囲気、あらすじから重めのシリアスかと思って読みすすめたんですが…これはコメディ?と気づいたら楽しくてたまらなくなりました。

会社でライバル関係にある大蔵と速水。速水がゲイで上司と不倫関係にあると知った大蔵は、それをネタに速水をゆすり身体の関係を迫る…という割とありそう?なストーリーなんですが…
速水は不倫関係にある上司を本気で愛してると訴えるのに、上司からは関係を清算しよ…

0

獣―ケダモノ 小説

綺月陣  青海信濃 

すごこわっ!

いつも1週間かけてゆっくり小説を読むのが日常的スタイルだったのに、この本に関してはそのスタイルが保てなかった…
自分でも驚くぐらいあっとゆーまに読み終わってしまって、内容は濃いのに物足りなさを感じてしまった……笑
もう、大好きです、この本!!!!

今までたくさんこーゆう系なBL作品を読んできたつもりだったけど、この本は凄かった…!
「そこまでするの!?!?」って何回思った事か……。火鉢…

2

この世の楽園 小説

綺月陣  朝南かつみ 

綺月陣なのにエロくない! 3Pなのに青春!

綺月陣の3Pモノときたら、すんごい変態モードを期待してしまうわけですが
案外マトモです。ただし、心理面で非常にねじけています。

まず最初の感想。
これね、フランスの有名コメディ俳優、ピエール・リシャール主演の「玩具 le jouet」をもんのすごく思い起こさせるストーリー。
ってか、あの名作映画の日本語版がないってなんなのーーー!!!!
ワガママで人を人とも思わぬ金持ちのおぼっちゃま…

2

龍と竜~啓蟄~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

シリーズ中一番良かった

シリーズの中でも出来不出来ありましたが、これは一番良かったです。最後を飾るにふさわしいと思いました。

お話のメインは、竜城の浮気で危機に陥った時のお話で、次郎とのことを悩む颯太に聞かせる形で始まります。
専門学校に通い始め、自分の人生をやり直す歓びに浮かれていたときに、印象的な出会いをしてしまった竜城。初めて満喫する学生生活についつい浮かれてしまうが、当然龍からの待ったがかかる。そこで一悶…

3

ホタル 小説

綺月陣  青海信濃 

もう一つの物語「あとがき」

神評価は「あとがき」に捧げてます。
まずはレビューを書かれていた方に感謝したい。皆さんのレビューを見なければ手に取らなかかったと思う。わりと早い段階で、佑にも孝輔にも逃げ場がなくなり、八方塞がりの状態に閉塞感を感じて息がつまりそうだった。それでもひたむきな佑と罪悪感に苛まれ続ける孝輔にはこの先、地獄しかないんじゃないかと思っていました。最終的にご都合主義じゃないか、とツッコみたくもあったが、いや…

2

龍と竜 ~虹の鱗~ 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

颯太、先は長いぞ

だいぶ颯太が成長しました。前作では、まだあまりに子どもすぎてね~。
今回は18歳にもなったし、身体としても成長したし。でも、まだまだ精神的に幼すぎて相手にならない感がありました。年の差カップルって難しいですね。
次郎も颯太を可愛がってはいるものの、まだまだ虜というには及ばないみたいで、私は颯太の力不足なのかな、と思いました。
相手は次郎、もっと頑張らないと可愛いだけでは夢中になってくれないと…

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