綺月陣さんのレビュー一覧

獣―ケダモノ― 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

あのケダモノが帰ってきた!!

『銀の不死鳥』が発売されて以来、勝手に綺月陣祭りを開催中で持ってる綺月作品を読み返していたのですが、旧版の『獣』シリーズが手元にないため新装版の発売を今か今かと楽しみに待っておりました。

まず一読して思ったのは、「かなりさらっと読める!」でした。
旧版とのいちばんの違いは一人称が三人称になったところらしいですが、それ以外にもかなり加筆修正してあるようです。
ラストの“あの部分”がなくなっ…

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銀の不死鳥 小説

綺月陣  yoco 

衝撃的、でも引き込まれる

初めて綺月陣先生の作品を読みました。

最初は、「不死」というテーマを軸にした、 廻音と真士甘くせつないお話だと思って読み進めました。
愛する真士に被験者としての運命を告げることなく未来への眠りにつく廻音がせつなくて胸が締め付けられました。

しかし、廻音が眠りについてから35年後の未来は、想像を超える世界でBLではなくSF小説を読んでいるかのような展開でした。
先の展開気になって、気…

4

銀の不死鳥 小説

綺月陣  yoco 

近未来的な?

これから近い将来に起こっても当たり前のような…。 人間の希望や欲、醜さや愚かさいろいろと考えさせられてしまう。実験の為に眠りにつき、目覚めた時の喜びから絶望。凄く胸が痛いです。すぐに2人の甘い時間がとは思っていませんでしたが、こんな展開が待っているとは…。生きている人間も地球上に6人のみでそれもあとわずかな時間。いったいなんのための実験だったのか。そのわずかな時間に起こる出来事読むと本当に救いのな…

4

小説

綺月陣  杉本ふぁりな 

救いがない…

救いがないと思いました。

ラストは二人とも死んだって事なんですよね?
カラスになって幸せに暮らしてるって感じなんですかね。

これから二人で逃げるって時に木嵜は爆発して死んで、零は銃で撃たれて死んで…何だかあっけない……。
特に感動もしなかった……。

木嵜の名前も、これは名字なんだよね?
なんか、そこも微妙です。
零にくらいは下の名前を教えて欲しかったな。

木嵜は零を…

1

銀の不死鳥 小説

綺月陣  yoco 

純愛

壮絶な内容の『問題作』といわれた作品が、yoco先生の美しい装丁で装いも新たに満を持しての書籍化。

映画のようなプロローグから始まり、舞台は1999年•ニューヨークの通称『フェニックス』と呼ばれる冷凍保存研究機関。
そこで研究員として働く恋人達のお話からスタートします。

日本から来た松宮真士と、フェニックスで育った美しい廻音。
あらすじを読んで、この二人が引き離される運命にあるとわ…

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スイートホーム ~友情があって愛に成る~ 小説

綺月陣  椎名ミドリ 

この鈍ちん!

攻の遼平に、何度「こンの…ばかちんがーッ!鈍ちんがーッ!」と思ったことか。鈍い。鈍すぎる。もう長年しっかり胃袋を押さえられているのに、碧の傍が一番落ち着くとか言っているのに、碧の恋心にちっとも気づかないなんて!碧、本当にこんな鈍ちん野郎でいいのか…。

クライマックスで気持ちを爆発させる碧が切なかったです。これまでの長い長い片想いの分、これからは遼平に甘やかされて幸せになって欲しいです。テディ…

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祈り 小説

綺月陣  梨とりこ 

ハードですがチャレンジして欲しい

1冊丸ごと表題作です。来栖薫(受け)の目線で進んでいきます。

大曽根×来栖ですが、来栖は元恋人・井原とセックスを何度もします(むしろそちらがメイン)。他の男にも陵辱され、人前プレイもあります。恥ずかしいけど感じちゃう、というSMチックな甘いものでなく、辛く厳しいものなので、苦手な方はご注意ください。

293ページとちょっとした厚さですが、薫の身に降りかかる出来事が悲惨で、ぐいぐいと引き…

2

チェッカーフラッグ 小説

綺月陣  やまもと和成 

最高!

本当にいい作品でした。展開も早く、あっというまに読み終わりました!ストーリーはしっかりできていて、エロもたっぷりあって、大満足でした。

買って絶対後悔しない傑作です!

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ガッシュ文庫10周年記念アニバーサリーBOOK グッズ

とってもライトな番外編集

12作の番外編と、各作品の絵師さんによる1ページ漫画を収録した全サ小冊子。

番外編のほとんどは、5〜7ページと短め(和泉桂さんが9ページ、綺月陣さんが11ページとやや長め)。
全体的にエロ薄で、他愛ない日常を描いた作品が多い印象でした。

■宮緒葵『華は褥に咲き狂う』番外編
戯れに、いつもとは逆の服装をしてみる純皓と光彬。
男装(?)した純皓は凛々しく男前で、
「優しくする……始…

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殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

これは、まさしく火サス、大映ドラマ!

これ、BLなんでしょうか?
いや、男同士の性愛が描かれているので、BLなんですよね。
なんというか、フィクションなのに現実のどこかでこんな事件が本当に起こっていそうな錯覚を引き起こします。
『殉愛』と『メビウスの環』の2つのお話が収録されています。
あとがきによると、1998年の作品らしいです。
思ったより、最近でびっくり。
80年代的な匂いがプンプンしているのでもっと、前のものだと思…

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