綺月陣さんのレビュー一覧

東の双龍、西の唐獅子 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

颯太君の成長!

表紙のイラストの美しさに惹かれて購入しました。
話もとても良かったです。あんな幼かった颯太君が大変美しく成長して喜ばしい限りです。(成長過程で本は出てるのですが)廉も大変美しいので2人並んだ表紙は眼福ものです。(それだけでも購入した価値あり!)
実際、30歳違う恋人ってどんな感じかなぁ?自分に置き換えると‥‥考えられんわ(笑)好きになったら歳の差なんて考えないんだろうなぁ。
兄カップルも出て…

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東の双龍、西の唐獅子 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

二つの世界が今つながる

獣シリーズと竜と龍シリーズの世界が繋がる、そして綺月陣さんの完全新作ということで、本当に待ち遠しかった作品でした。綺月さんの作品、魂を削って書いてる感じで潔くて好きなんです。

ストーリーは関西ヤクザの廉は少し大人になってて、関東チームの颯太はシリーズ終了時の年のままと少しのタイムラグがあります。廉はものすごく妖艶に成長してます。こういう風にあの世界がリンクするんだあ~とファンにはたまらないで…

4

殉愛 小説

綺月陣  周防佑未 

絵に描いたような愛憎劇

知らずに手をとりましたが、中身は90年代に書かれた作品をまとめた短編集です。最後まで読んで納得…というのも、かなりシリアスでショッキングな内容なのですが、おそらくこの時代だとJUNEというジャンルでこういうドロドロで救いようのない耽美な作品は流行りだったのかもと思えるからです。ただ、好みが大きく分かれそうな内容なので、ある程度内容を下調べした上で手を出されるのがよいかと思います。

かくいう私…

3

龍と竜 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

エコヤクザと苦労性青年

エコヤクザってなんやねんって最初思いましたが、石神さん普通にかっこよくてなんかもう吹き飛びました。
個人的に過去石神さんに好きな女の人がいたのは良かったです。正直言うと両刀が好きなので(笑)
それに比べて奨さんと鉄さんというホストはなんなんでしょうね。奨はまだしも、鉄は「お前女かよ」と言いたいくらいやり口が陰険で女々しくてイライラしました。命令したのは奨だけどやり方も奨が考えたのかな?
そん…

0

獣・煉獄 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

衝撃作のアフターエピソード

ピアスノベルズの新装版で、シリーズ第三作目。
前作の衝撃のラストからの続編です。

エログロトンデモ展開の目白押しだった既刊に比べるとかなり大人しめの内容ですが、ハッピーエンドを望む読者のリクエストに答えた作品としては、こうなるのもやむなしかと思います。

前作で、攻めの九堂と交わりながら崖から飛び降りた廉(受け)。
胸をナイフで貫かれ、内臓が飛び出た状態で崖から落下したにも関わらず、…

8

獣―ケダモノ― 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

狂気と暴力の極道愛

初めて読んだ作家様の本がこの本です。

全く内容を知りませんでした。雑誌GUSH6月号でちょっとだけ紹介されていて、気になったので買ってしまいました。
紹介文に、BL界を震撼させた極道愛、と書かれていたので興味を持ってしまいました。
正直に言って、かなりゾッとしました。
思い出すと、今も手が震えるくらいです。
暴力や凌辱、人前やら殺/人まで結構リアルに書かれてあって、何度も怖くなり本を…

5

獣―ケダモノ― 小説

綺月陣  亜樹良のりかず 

あのケダモノが帰ってきた!!

『銀の不死鳥』が発売されて以来、勝手に綺月陣祭りを開催中で持ってる綺月作品を読み返していたのですが、旧版の『獣』シリーズが手元にないため新装版の発売を今か今かと楽しみに待っておりました。

まず一読して思ったのは、「かなりさらっと読める!」でした。
旧版とのいちばんの違いは一人称が三人称になったところらしいですが、それ以外にもかなり加筆修正してあるようです。
ラストの“あの部分”がなくなっ…

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銀の不死鳥 小説

綺月陣  yoco 

衝撃的、でも引き込まれる

初めて綺月陣先生の作品を読みました。

最初は、「不死」というテーマを軸にした、 廻音と真士甘くせつないお話だと思って読み進めました。
愛する真士に被験者としての運命を告げることなく未来への眠りにつく廻音がせつなくて胸が締め付けられました。

しかし、廻音が眠りについてから35年後の未来は、想像を超える世界でBLではなくSF小説を読んでいるかのような展開でした。
先の展開気になって、気…

4

銀の不死鳥 小説

綺月陣  yoco 

近未来的な?

これから近い将来に起こっても当たり前のような…。 人間の希望や欲、醜さや愚かさいろいろと考えさせられてしまう。実験の為に眠りにつき、目覚めた時の喜びから絶望。凄く胸が痛いです。すぐに2人の甘い時間がとは思っていませんでしたが、こんな展開が待っているとは…。生きている人間も地球上に6人のみでそれもあとわずかな時間。いったいなんのための実験だったのか。そのわずかな時間に起こる出来事読むと本当に救いのな…

4

小説

綺月陣  杉本ふぁりな 

救いがない…

救いがないと思いました。

ラストは二人とも死んだって事なんですよね?
カラスになって幸せに暮らしてるって感じなんですかね。

これから二人で逃げるって時に木嵜は爆発して死んで、零は銃で撃たれて死んで…何だかあっけない……。
特に感動もしなかった……。

木嵜の名前も、これは名字なんだよね?
なんか、そこも微妙です。
零にくらいは下の名前を教えて欲しかったな。

木嵜は零を…

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