篁釉以子さんのレビュー一覧

月の虜囚、黒衣の略奪者 小説

篁釉以子  周防佑未 

結構、王道アラブ?

アラブですね。
結構王道アラブだったんじゃないでしょうか。
一瞬、最初、アレ?と思うくらいラブなのかと思ったんですが、それも戦略でした。
納得。

中東への旅行のためにビザ申請に訪れた薫はそこで漆黒のアラブ衣装を着た男に目を奪われる。
サイードという名を頼りに帰って調べてみると、彼はカリルザードの皇太子の第一王子で。
もう会うこともないと思いつつ想いを募らせていった薫はある場所で再会…

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マグナム・クライシス 小説

篁釉以子  あじみね朔生 

激情型の受け様でした~

確かにタイトル通りのクライシスでした!             
何度も危機的状況になる二人に目が離せないアクション系です。
二人とも同級生で共に32才の設定ですが、受け様の行動は
かなり激情的で見た目とギャップがあるようでした。
前半部分では、学生時代に凌辱されるように犯されて
腐れ縁のように15年も一緒にいる二人ですが、
攻め様は危険地帯にばかり行くカメラマンで受け様はいつも
身…

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エゴイスティックな欲望 小説

篁釉以子  史堂櫂 

テンションが苦手

魅力溢れる攻めと、その攻めを崇拝する受け。
攻めがとにかく酷い俺様男。容姿に恵まれ家がお金持ちで一人っ子でワガママ放題育ってきた暴君です。イメージ的に○川海老蔵みたいな。
私の萌えられる俺様度を超えていた・・
そして受けは幼い頃攻めにあてがわれた遊び相手、現在は付き人。自ら自分のことを攻めの奴隷と言ってます。

あと当て馬的キャラのイケメンマネージャーが登場します。

なんというか設…

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ヴァージン・ビート 小説

篁釉以子  椎名咲月 

若さゆえ

 13歳の瑞希と大学生の魁の話。

 BLでは珍しい最初からすでに付き合っている恋人同士の話。
 魁は瑞希には優しくて甘いけれど、一つだけ許してくれないことがある。

 それは「瑞希が魁のバイクのタンデムシートに乗ること」。
 それを言い出すたびに、瑞希は魁の怒りを買うけれど、それでも諦めきれない。

 おまけに魁が瑞希をタンデムシートに乗せたがらないのには何か、訳がありそうで、瑞…

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ヴァージン・ビート 小説

篁釉以子  椎名咲月 

つまんなかった

どうも冒頭から攻めが好きになれなかったです。
恋人のイトコにセックスしてるときの声を実際に聴かせるとか、悪趣味極まりない。往来でイチャイチャするのも私の趣味じゃない。オッサンと中二病を掛け合わせたような性格だなーと思いました。頭脳明晰で眉目秀麗で欠点は何一つないけどトラウマがあるという人物造形はもうお腹いっぱい。
受けも好きじゃなかったです。中三にもなって「やだやだ」とか言いながらわんわん泣きじゃ…

1

真夏の合格ライン 小説

篁釉以子  明森びびか 

ド天然のアホ受け、最高です

受けがカワイイー!
受けのお馬鹿な行動がいちいち可愛くてツボでした。
好きな相手に猪突猛進、周りが何も見えてない。
トンチンカンな思い込みでとてつもない方向へと突っ走っていく。
突き抜けたド天然おバカさんです。大好き。
対する攻めは、遊び人で傲岸不遜な俺様。
セフレにしてくれと言って近づいてきた受けを気まぐれに抱いたことからはじまった関係なんだけど、いつの間にやら攻めのほうが受けに夢中になってしま…

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執務室は違法な香り 小説

篁釉以子  周防佑未 

S気分にさせられるイライラマックスを誘う黒ラブ受け

正義を振りかざす黒ラブロースクール生にイラとして犯っちゃって、のめりこんじゃう敏腕弁護士。
エロい、エロいですよー!
好きとかいうより、お互い体が優先しちゃって、弁護士のサドっ気も満載に、すごく楽しめた作品です。

小宮ルイはロースクールの学生、祖父の無実を勝ち取ってくれた憧れの弁護士ギルバートの元で夏のサマー・クラークのバイトを出来ることになり大喜び!
再会は最悪、しかも明らかに黒とい…

2

ヴィクトリアン・ロマンス 小説

篁釉以子  タカツキノボル 

小公子は受難に甘んじる…

これは19世紀のデカダンスな英国貴族社交界に、ある日突然…
ポンッと放り込まれた哀れな小公子のお話です。
小公子とはいえ…この主人公、昨日の昨日まで日本の異人館で、
下働きをしておりました、菫色の瞳の日英ハーフの14歳です。
商家の下働きから英国侯爵家の嗣子ですから、人生はジェットコースター!
ところがこのシンデレラ的物語、甘くも無く、非っ情にビタ-なのであります。
侯爵家の使いのごと…

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密室の虜 小説

篁釉以子  かなえ杏 

すれ違い

主人公たる受けは、酒に強くないと言いつつ飲んでいる酒はバーボンなんて強い酒、知らないとは言え攻めは、さらにバーボンを追加している。


知らないって怖いね。


お互いのすれ違いが激しいのだが、相手は君の予想と反対の事を考えているのだよ、と言いたくなるぐらいのすれ違いぶり。


取り敢えず、P106の攻めに之だけは言っておくかね。





「見てわかれ!!

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スイート・ポジション 小説

篁釉以子  祭河ななを 

二番目でもいいから

本編カップルとスピンオフカップルが一つの本に同居している話で、2カップル出てきます。
スイート・ポジションが本編で、本編カプの話が切なくてすごく好きです。
篁さんの恒例の話の俺様攻め×ワンコ健気受けで、俺様攻めに本命がいる事で、つらさと切なさが更に募ります。
攻めの受けへの非道が目立つので攻めへの怒りを味わいたくない方は、避けた方がいいです。

先輩・木津諒介(21)俺様攻め×文学部1年…

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