洸さんのレビュー一覧

灼熱のカウントダウン 小説

  小山田あみ 

非日常なんだけど、日常な感じがして好きでした

面白かったです。
近未来を舞台にしたサスペンスもの。
でも主役流己視点で書かれているので、好きになった相手を想う気持ちを読んでて楽しむ方が強いサスペンスものって感じでした。

円安が進み、物価は急上昇してスーパーインフレとなり、貧富の差が激しくなって治安は悪化、
テロで意思表示をする者が増えてしまった近未来の日本。
今回主役の2人は、
警視総監でさえ活動拠点を知らない超極秘優秀テロ対…

1

鴉天狗の婚礼 小説

  小禄 

鴉の恩返し

自動車販売営業の鈴村(受け)が仕事に疲れきって帰ってくると、「嫁に来た」と天羽(攻め)が訪ねてきます。
なんのことやらわからない鈴村は拒否ろうとするのですが、のらりくらりと躱され、食事を食べさされ、それがまた美味しくてズルズルと居座られます。実は、鈴村が子供の時に助けた鴉が天羽で、正体は鴉天狗だったのです。
世話をした後、お礼は何がいいかと聞いた時に嫁が欲しいと子供の鈴村は答えたようで、約束通…

4

山に住まう優しい鬼 小説

  嵩梨ナオト 

八百万の神のいる日本ならでは

環境調査会社に勤める若菜(受け)は調査の下見に出かけた山で、足を滑らせて倒れているところを伊吹(攻め)に助けられます。
足を挫いてしまっていて、手当てをしてもらい食事を貰い、泊めてもらい、山の中を案内してもらいます。
ゲイである若菜は伊吹に一目惚れしてしまいます。

山の調査に本格的に入る事になった若菜は同僚たちと再び山へ向かいます。
同僚たちは宿舎になっている村長の家で酒盛りばかりして…

2

山に住まう優しい鬼 小説

  嵩梨ナオト 

王道の純愛ファンタジー

あらすじ:
環境調査会社に勤める理久(受け)は、開発予定の山の調査中、崖から落下。
山小屋で暮らす伊吹(攻め)という男に助けられ、足の怪我が治るまで彼の世話になることに。
一緒に過ごすうち彼に好意を抱くようになるが、彼には秘密があり……

理久は、子供の頃から何をやっても上手くいかない不運体質で、そのせいかどこか臆病でヘタレな性格。
ゲイで、男運も悪いため、伊吹への恋心を自覚してからも…

6

脚本家は愛を乞う 小説

  小路龍流 

遊び人×ウブ

1冊丸ごと表題作。加山(攻め)の視点で進みます。

「翻訳家は愛を知る」のスピンオフ作品です。
前作を未読でも楽しむことができます。というより、前作は読まなくても良いのでは…?というくらい説明をしてくれています。ストーリーの邪魔にはなっておらず、加山の性格や過去の補完になっていますし、加山を後押ししてくれます。4人のイラストもありますので、前作がお好きな方にはお勧めではと思います。

内…

3

捜査官は恐竜と眠る 小説

  有馬かつみ 

殺人事件と恋

1冊すべて表題作です。
サイラス(攻め)の視点でストーリーは進みます。

サイラスが発掘現場で人間の白骨を発見。その殺人事件の捜査にリン(受け)がやってくるという話です。

事件捜査と恋愛模様のバランスが良い作品だと感じました。
二人が親しくなる過程も自然でしたし、主役二人はもちろんですが弟子チャーリーや犯人のキャラも良く、続編が読みたいと思ったくらいです。犯人もまったく見知らぬ人間で…

2

狼の甘い咬み痕 コミコミスタジオオリジナル特典 グッズ

狼のマーキング?

本品は『狼の甘い咬み痕』の
コミコミスタジオオリジナル特製イラストカードです。

特製カードは
表面が文庫カバーを使ったカラーイラスト、
裏面にショートショートが掲載されています♪

本編頭から登場する
犬好きなのに犬に好かれない柊哉のお話です。

犬が大好きなのに
犬たちには全く好かれない柊哉。

本日も柊哉は店先に寝そべる
ゴールデン・レトリバーと手を延べて

1

狼の甘い咬み痕 小説

  駒城ミチヲ 

一途な狼と正義感の強い青年

真面目な性格ゆえに、柊哉は不正を流すことはできずに告発。
けれど彼は身に覚えのない罪をきせられ会社を追われ、恋人には振られ。
傷心な彼は半ば自棄気味に、一晩限りの相手を探しにバーへ。
そこで強い視線を送ってくる男と一晩過ごすことに。
彼との情事に自分でも戸惑うほど乱れ、そして際限なく求めてしまいそうな自分が怖くなり逃げ出してしまう柊哉。
その帰りになんと人に変化しようとしていた狼を目撃し…

2

狼の甘い咬み痕 小説

  駒城ミチヲ 

お仕事モノ+モフモフファンタジー

洸さんの新刊は、人狼×リーマンのモフモフファンタジー。
攻めや他の人狼たちが、現代社会で生計を立てるべくちゃんと働いており、ファンタジーなのにお仕事モノっぽい現実味も感じられるところがポイントです。

あらすじ:
失業中の元サラリーマン・柊哉(受け)は、ゲイバーで出会った不動産業の男・緒方(攻め)と一夜を共に。
後日、彼が狼の血を引く人狼であると判明。狼一族の秘密を知ってしまった柊哉の身…

8

恋罪の傷痕 小説

  あじみね朔生 

ちょっと物足りなかったかな

洸さんの作品は2回目。
面白くない訳ではないんですが、
今回はそんなでもなかったかなー。
半分位迄は面白かったんですけど、
途中で私としては
「え!そっちいくの?ちょっとがっかり」
という感覚なのがありまして、
頭では解ってるし、話もオチもそんなにつまらない訳ではないんだけど、
まぁ結果、そんなでもなかったかなーという感じでした。

無口な元ヤクザの卯月と
弁護士をやっている…

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