洸さんのレビュー一覧

深窓の王子の秘密 小説

  金ひかる 

マイノリティの孤独

電子書籍で読了。挿絵、あとがきあり。

事前知識なしでタイトルに惹かれて読んだのですが、大変引き込まれました。
あらすじはオカルトっぽい感じですが『マイノリティの孤独』について描かれていると思います。

子供の頃に発熱したことをきっかけに、青葉は人のネガティブな感情が見える様になりました。その人の周りに黒い霧がかかっている様に見えるのです。母や友達に話しても信じて貰えず疎まれるばかり。人…

4

深窓の王子の秘密 小説

  金ひかる 

見えてる

表紙が金ひかるさんなら無条件に買う主義なので、あらすじ等は全くノーチェックのまま購入。
主人公の青葉は周りの人間の負のオーラだけが見えるっていう設定だが、オカルトとかファンタジーという面で読むよりは、他人と関わることに臆病な青年が、恋愛を通して対人関係にしっかり向き合うようになっていく、そんな普遍的な成長物語として面白かったです。
誰もひどい目にあったりしないし、最後はすごく甘々のハッピーエン…

1

深窓の王子の秘密 小説

  金ひかる 

何かと心配させられる二人

”黒い霧"といった形で人間の負の感情が見えるせいで常にビクビクしてしまい、引きこもり気味になってしまったフリーのプログラマー・青葉と、社会人になってからも仕事の面倒を見てくれる先輩・吉武。

二人が大学にて出逢ったという回想にて”競技プログラミング”なるものを初めて知ったが、「青葉の書くコードは俺好みだ」っていう吉武の口説きがマニアックではあっても変ではなかった。
何かと吉武の庇護を受け…

2

深窓の王子の秘密 小説

  金ひかる 

思いやりが人を強くする

特殊能力っぽいことがあらすじにあったので購入。読みやすく、甘さもほどほどで読後感が爽やかです。BLまだあんまり読んでない というフレッシュなお姐様方にもオススメしやすいのではと感じました。人の気持ちを思いやる優しいお話の本編220P弱+先生のあとがきです。

お話は、ワンルームマンションで一人暮らしをする青葉が、子供の頃の怖い情景を夢に見てはっと目覚めるシーンから。7歳頃の体験がきっかけなのか、人…

3

この世界のどこかにいる運命の君へ(表題作 フェイク) 小説

  小路龍流 

もうちょっとがんばりましょう

透(受)の視点で進む、中編2作品です。
「フェイク」は大学時代・恋人になるまで、「リアル」は社会人・恋人になってから、です。

あなたの恋は偽物、とフラれた主人公が、本当の恋って?運命の人はどこ?と思う話です。

この主人公、運命の君を「探す」というほど気合が入っているわけでもないんですよね。レイプされそうになったり殴られると、怖いし痛がるのですが、どこか飄々としていて可笑し味があります…

1

Chocolat bunko After Story collection vol.2 グッズ

番外編13作品

ショコラ文庫の番外編13作品です。アフターストーリーというだけあり、全体的に甘いです。

洸 『運び屋恋愛事情』より「運び屋恋愛ルール」
訓練をしたがる恭吾に、小野寺が、満員電車の痴漢への対応を教えてくれることになります。

浅見茉莉 『子供には秘密。』より「飲み過ぎ注意」
タカトが准を連れて遊園地に遊びに行きます。そこで話を聞いてという話。ビールじゃない(笑)

石原ひな子 『狼…

1

サバイバルな同棲 小説

  和鐵屋匠 

舞台はアメリカのモンタナ

私が洸先生にハマるきっかけになった作品です。
大好きな、素直になれない受と、包容力あるブレない攻です!

舞台はアメリカのモンタナ。
副保安官レオ(受)の視点で進んでいきます。

レオは幼馴染のダグラス(攻)に片思いをしており、その気持ちを隠すために、ついダグラスに憎まれ口を叩いてしまいます。それはレオが副保安官、ダグラスが国立公園のパークレンジャーとして働くようになってからも同じこと…

3

刑事はダンスが踊れない 小説

  香雨 

LA刑事が主人公

中編2作品が収録されています。

表題作「刑事はダンスが踊れない」では容疑者として知り合った亮司(受)に惹かれて恋人同士になり、続編「刑事は奇跡を信じない」では被害者にならないよう脅迫状をもらった亮司を守ろうとします。

どちらもジャック(攻)が主人公ですが、相棒のフランクの視点も入っています。
騙されたと勘違いして亮司に手をあげてしまったり、嫉妬してカッとなってしまったりするジャックで…

1

詐欺師は恋に騙される 小説

  小山田あみ 

作者様の狙い通り

作者様があとがきで言われる通り
「かわいい詐欺師」でした。

ストーリー自体にもそんなに大きな驚きなんかはなく
(パソコンから抜き取ったものは少し意外だったけど)
とにかく佑真がかわいい、という感想。

詐欺師の手管として自分の可愛げを利用云々というよりは
幼い子どものかわいらしさという感じか。

亮治の件もきれいに片付いて良かったかな。
貴史の強さ・優しさだとか佑真の素直さ…

4

囚われの脅迫者 小説

  DUO BRAND. 

読んだら意外と可愛かった

日高(受)の視点でストーリーは進みます。
佐伯という俳優の不倫ネタを追っているうちに、大学の同窓生の甲斐(攻)に再会します。
甲斐は、殺人事件の容疑者になっている幼馴染・晴人の弁護士であり、日高は甲斐と共に事件を調べることに。そんな中、甲斐が晴人を好きだと気付き、黙っている代わりにセックスをしろと迫ります。

表紙イラストも、口絵のカラーイラスト2枚でも、日高が甲斐を誘う感じだったんで、軽…

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