洸さんのレビュー一覧

深窓の王子の秘密 小説

  金ひかる 

思いやりが人を強くする

特殊能力っぽいことがあらすじにあったので購入。読みやすく、甘さもほどほどで読後感が爽やかです。BLまだあんまり読んでない というフレッシュなお姐様方にもオススメしやすいのではと感じました。人の気持ちを思いやる優しいお話の本編220P弱+先生のあとがきです。

お話は、ワンルームマンションで一人暮らしをする青葉が、子供の頃の怖い情景を夢に見てはっと目覚めるシーンから。7歳頃の体験がきっかけなのか、人…

3

この世界のどこかにいる運命の君へ(表題作 フェイク) 小説

  小路龍流 

もうちょっとがんばりましょう

透(受)の視点で進む、中編2作品です。
「フェイク」は大学時代・恋人になるまで、「リアル」は社会人・恋人になってから、です。

あなたの恋は偽物、とフラれた主人公が、本当の恋って?運命の人はどこ?と思う話です。

この主人公、運命の君を「探す」というほど気合が入っているわけでもないんですよね。レイプされそうになったり殴られると、怖いし痛がるのですが、どこか飄々としていて可笑し味があります…

1

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番外編13作品

ショコラ文庫の番外編13作品です。アフターストーリーというだけあり、全体的に甘いです。

洸 『運び屋恋愛事情』より「運び屋恋愛ルール」
訓練をしたがる恭吾に、小野寺が、満員電車の痴漢への対応を教えてくれることになります。

浅見茉莉 『子供には秘密。』より「飲み過ぎ注意」
タカトが准を連れて遊園地に遊びに行きます。そこで話を聞いてという話。ビールじゃない(笑)

石原ひな子 『狼…

1

サバイバルな同棲 小説

  和鐵屋匠 

舞台はアメリカのモンタナ

私が洸先生にハマるきっかけになった作品です。
大好きな、素直になれない受と、包容力あるブレない攻です!

舞台はアメリカのモンタナ。
副保安官レオ(受)の視点で進んでいきます。

レオは幼馴染のダグラス(攻)に片思いをしており、その気持ちを隠すために、ついダグラスに憎まれ口を叩いてしまいます。それはレオが副保安官、ダグラスが国立公園のパークレンジャーとして働くようになってからも同じこと…

3

刑事はダンスが踊れない 小説

  香雨 

LA刑事が主人公

中編2作品が収録されています。

表題作「刑事はダンスが踊れない」では容疑者として知り合った亮司(受)に惹かれて恋人同士になり、続編「刑事は奇跡を信じない」では被害者にならないよう脅迫状をもらった亮司を守ろうとします。

どちらもジャック(攻)が主人公ですが、相棒のフランクの視点も入っています。
騙されたと勘違いして亮司に手をあげてしまったり、嫉妬してカッとなってしまったりするジャックで…

1

詐欺師は恋に騙される 小説

  小山田あみ 

作者様の狙い通り

作者様があとがきで言われる通り
「かわいい詐欺師」でした。

ストーリー自体にもそんなに大きな驚きなんかはなく
(パソコンから抜き取ったものは少し意外だったけど)
とにかく佑真がかわいい、という感想。

詐欺師の手管として自分の可愛げを利用云々というよりは
幼い子どものかわいらしさという感じか。

亮治の件もきれいに片付いて良かったかな。
貴史の強さ・優しさだとか佑真の素直さ…

4

囚われの脅迫者 小説

  DUO BRAND. 

読んだら意外と可愛かった

日高(受)の視点でストーリーは進みます。
佐伯という俳優の不倫ネタを追っているうちに、大学の同窓生の甲斐(攻)に再会します。
甲斐は、殺人事件の容疑者になっている幼馴染・晴人の弁護士であり、日高は甲斐と共に事件を調べることに。そんな中、甲斐が晴人を好きだと気付き、黙っている代わりにセックスをしろと迫ります。

表紙イラストも、口絵のカラーイラスト2枚でも、日高が甲斐を誘う感じだったんで、軽…

1

花陰のライオン 小説

  宝井さき 

主人公は花が好きな美大生

尚也(受)の視点でストーリーは進みます。

あらすじを読みますと、モデルするかわりにセックスさせろ、という酷い攻めが登場するっぽいのですが、主人公がバイトする花屋で日曜日にフリージア一輪を買い続ける狩野(攻)を気にするというロマンチックな場面から物語は始まります。

確かに、狩野は強引で冷酷っぽいのですが、優しい部分も確かにあります。その小さなところを発見しては感動する尚也が初々しいです。…

1

嘘とキスと野蛮人 小説

  ヤマダサクラコ 

真面目な男が短期間で恋におちる

冒頭20ページまででタイトルの「嘘」と「キス」と「野蛮人」が出ます!

夏目(受)が主人公で、ひょんなことで知り合った久世(攻)と、花から花へと飛ぶ蝶々のように落ち着かない兄を探す羽目になる話です。

作者様があとがきで「ローマの休日」のようだと書かれていますが、私が浮かんだのは「ロミオとジュリエット」でした。ただ、悲恋でなくこちらはハッピーエンドですけど。

夏目は出会って二日で久世…

1

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甘い後日談

本編のその後。本編と同様、夏目(受)の視点です。

夏目の家に久世が泊まった翌日の話。

兄と違って自分がそういう対象になるなんて。
久世は何人と裸エプロンを楽しんできたんだろうか。
自分のセクシーでもないエプロン姿で本当に欲情するのだろうか。

とまだ疑いが拭いきれない夏目に対して、肘鉄をくらわされても口だけでなく身体で愛しているんだと伝えていく久世に、分かってるね!と思いました…

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