洸さんのレビュー一覧

サバイバルな同棲 小説

  和鐵屋匠 

森の中で。湖の中で。

いわゆるアメリカンシリーズの一作。

主人公は、モンタナのある町で副保安官をしているレオ。
ある日小型飛行機の墜落に遭遇するが、その後FBIがやってきて事件を引き継ぐから余計な事はするなと言われ…
…と始まります。
こう言われたらこの事件には何かがある、と思いますよね?
レオが隠れて事件を調べていた所、自宅で急に殴られ気が付いたら横にFBI捜査官の死体があり!
追われるレオを唯一信じ…

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ラヴァーズ・コンタクト 小説

  高城たくみ 

命を預け合うバディとして

沈没船、ロマノフ王朝の財宝、サルベージ、トレジャーハンター…
…というロマンいっぱいのBL作品。
主人公は、ダイバーであり海中フォトグラファーである美島。
長年バディを組んでいた先輩が引退して、今回の航海から新しいダイバーと組むことになったが…
…と始まります。
その相手が、黒澤。
海上保安庁出身で、宝探しをどこか馬鹿にした態度を取るので第一印象は最悪。
といっても美島の方もかなりな…

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詐欺師は恋に騙される 小説

  小山田あみ 

可愛い詐欺師がかわいい。

洸先生の描く男たちがぶつかり合う系の作品好きです。
派手さは無いんだけど、ちょっと硬質でいい感じ。

今回も詐欺師と被害者の再会ものですが、何と言っても受けの詐欺師がなんだか可愛くて。(とは言えナヨっとしてるとか女っぽい可愛いではない。青年としての、可愛い。)

捨てられた子がある詐欺師に拾われて義父子となり、そのイロハを受け継いで義父が亡くなった今なお一人で詐欺師を続けているのが主人公…

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捜査官は恐竜と眠る 小説

  有馬かつみ 

好きな子をイジりたい男

アメリカが舞台の刑事シリーズの一作。
主人公は、恐竜の化石を発掘している古生物学者・サイラス。
発掘中に化石ではない人間の白骨を見つけてしまい…と始まります。
捜査にやってきたのがFBI捜査官のリン。
被害者はリンの指導官だったハリスで、リンは必死に聞き込みをするも砂漠でスーツ、女のように綺麗なリンは周囲の協力を全く得られない。
サイラスとも気が合わず反発ばかりだが…
…という感じの典…

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ろくでなし刑事のセラピスト 小説

  新藤まゆり 

ケンカップルというにはアダルティで

あらら、意外と評価が…
私はすごく面白いと思いましたよ!
本作はアメリカが舞台のタフな刑事シリーズの一作。
今回はフィラデルフィア市警の刑事・アダムが主人公です。
アダムは妻との離婚問題を抱えて過剰捜査で停職となり、復職のために規則でカウンセリングを受ける…という冒頭。
カウンセラーは市警所属の精神科医・シン。
反抗的で挑戦的なアダムの態度に真っ向から対峙してアダムから一目置かれるシン…

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パーフェクトな相棒 小説

  亜樹良のりかず 

気は優しくて力持ち、なバディ

アメリカが舞台のタフな刑事シリーズ。
今回は、ボストン市警の刑事たちが主人公です。

日系人のケンの新しい相棒は、アーリントンから異動してきたマイク。
慎重派のケンに対して、直感行動型のマイクは今ひとつ息が合わない。
そんな時不動産業の女性が殺され、疑わしいギャングの溜まり場に調査に行った2人だが、ケンだけ拉致されラリった下っ端にレイプされてしまう…
思った以上に精神的ダメージを負った…

1

深く静かに潜れ 小説

  長門サイチ 

甘さとエロさとハードの融合

表題作と、その後の「熱く淫らに潜れ」の2編構成。

「深く静かに潜れ」
主人公は潜入捜査官のアレン・ミラー。
今回シカゴの麻薬組織に潜入するにあたって、初めてチームを組むDEA(麻薬取締局)の剣崎トーヤが今ひとつ信頼できず…
…という冒頭。
しかし、かなり序盤であっさりと剣崎の身体能力と強い精神力に惹かれるものを感じて…みたいな展開になっていきます。
アレンは組織のボスに近づき、剣崎…

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黒猫はキスが好き 小説

  みずかねりょう 

怪盗ダークキャット参上!だにゃん

「黒猫はキスが好き」とその後の「黒猫は誘惑する」の2編構成。

「黒猫はキスが好き」
主人公は一匹狼のNY殺人課刑事・ローガン。
行きつけのバーで発砲に巻き込まれたローガンは、彼の援護をした時に怪我を負ったアジア系の魅力的な男の手当てをした後、別れ難く思わずワンナイト。
レイと名乗る他は何も語らない彼に特別な感情を抱いていくローガン。
そんな時、美術品だけを盗む通称「ダークキャット」の…

1

緑の楽園の奥で 小説

  宗真仁子 

優しい緑の森にいだかれて

造園会社の2代目、父親と違うイギリス仕込みの庭園を得意とする森河竹流が主人公。
広い庭を造り直すという顧客との打ち合わせで出会ったその孫の美貌に惹きつけられ…と始まります。
森河は勿論ノンケで、女性には全く不自由のないモテ男。
なのに第一印象の良くなかった羽城にどんどんのめり込む自分を自覚。
しかし羽城は両親を事故で目の前で亡くしており、心に深い傷を負っていてどんなに森河が話しかけても心を…

2

灼熱のカウントダウン 小説

  小山田あみ 

No Title

近未来でテロが多発する世界観の特別捜査官同士お話。

恋愛より事件の比重が大きいストーリーなのですが、肝心の事件部分の描写をチープに感じてしまい、あまり楽しめませんでした。
設定がそもそも緩いのですが、楽しめなかった原因は設定より描写だと思います。
描写が足りないと言えばいいのでしょうか。起きたことを述べているだけで臨場感が無く、盛り上がるはずのシーンもイマイチ盛り上がれませんでした。

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