みずかねりょうさんのレビュー一覧

密愛監察 小説

妃川螢  みずかねりょう 

愛情表現が小学生並み!(笑)

キャリアで監察官の見城は、検挙率は高いものの問題行動が目につく捜査一課の刑事・鳴海の態度を苦々しく思っています。
しかし見城は鳴海に弱みを握られてしまい、ある事件に関して監察が掴んでいる情報がほしいとムリな注文をつけられてしまいます。

基本はお坊ちゃんでちょっと抜けているところもある見城なんですが、正義感が強くきちんと自分の考えを持っているキャラでとても好感が持てました。
対して鳴海は一…

4

他人の彼氏 小説

榊花月  みずかねりょう 

なんだか残念

 題名から想像するイメージと、内容が全然違いました。
 「他人の彼氏」というと、人のものなのに好きになってしまって、諦めなきゃならないのに諦めきれない、という切ないのを想像していたんですが(榊先生の作品ですし)、そうでもなかった。
 彼氏持ちだけど、その彼氏にはたいして愛情も感じられなかったので、葛藤が少なかった。
 主人公の性格も明るいというのも、切なくならなかった理由かもしれませんが。

0

青空の下で抱きしめたい 小説

神江真凪  みずかねりょう 

私好み!

いい話やったー。
子はかすがいモノ(?)です。
子供が登場する作品っていいですねぇ。

受けは会社をリストラされ、家が火事にあい、不幸続きの男です。優しくて真面目。
攻めはホスト。娘を育てるシングルファーザーで、短気な俺様です。
受けはその娘を助けるんですが、攻めに変質者と間違われてボコボコに殴られる。
申し訳なく思った攻めが、しばらく同居することを申し出ます。

180度違う攻めと受けが、お互い…

1

黒猫はキスが好き 小説

  みずかねりょう 

どんでん返しに萌え

アメリカが舞台の、ちょっとハードボイルド風味の小説です。

主人公はジョージ・ローガン。
ニューヨーク市警殺人課の刑事で「スーパー・コップ」の異名をとる敏腕です。
少年レイプ殺人事件を追っていて、オフのときに飲んでいた酒場で、偶然に殺人未遂事件が発生したことでレイと知り合います。
レイ・リードは黒髪黒瞳のしなやかな身体を持つ若者で、母親が日本人。漢字で「礼」という字だろうということが間接…

2

天使の淫らな誘惑 小説

橘かおる  みずかねりょう 

天使と掛け算

小さなころから不思議な力をもっている暁生。
いつも、人には見えないものが見え、災いを予知することができた。
そのため、実の両親にも疎まれている。
ただ一人だけ自分をかばい、面倒をみてくれたのが10歳離れた兄。
ある日、すれ違った男性が事故に合うというのを予知してしまう。暁生の代わりに、その男性に忠告に行った兄。その兄が事故にあい、死に直面してしまい・・・!?
というお話ですね。
主題と…

1

他人の彼氏 小説

榊花月  みずかねりょう 

タイトル負け?

刺激が少なすぎて…だめでした。
そして痛感しました…、「コレは若い人向けのお話だ」と…。
タイトルから想像して、辛くて悲しい片思いを想像していたのですが、それほど切なさは感じませんでしたし、実らぬ恋に苦しんでいる様子もあまりなくて…。

私みたいにオバチャンになると、こういうフワフワした現実味に欠けるお話ではちょっと物足りないのです、ごめんなさい。
でもっ、若いお嬢さんたちなら好んで読め…

4

淫らな檻と甘い枷 小説

しみず水都  みずかねりょう 

大企業の御曹司x一般人の恋?

インフルエンザで受験に落ち、滑り止めの名門私立中学校で大企業の御曹司である高原に出会った美人な恭二。
最初の出会いからして「顔が気に入った」というものだったのと、御曹司らしく傲慢なところのある高原に高校卒業までは大人しくしたがっていた恭二だったが、大学入学と同時に彼から離れようとする。
すると、それに怒った高原が恭二を監禁して――。

それまでは一応普通の友達同士だったのが、一転して無理矢…

1

シャンパーニュの吐息 小説

夜光花  みずかねりょう 

ミステリー

レストランのオーナーと、そこで働くギャルソンのお話です。視点が二人を行き来しながら、謎が少しずつ明らかになってくるミステリー仕立てのストーリーになってました。
私は途中まですっかり騙されてました。

オーナーの矢上(攻)が、自分の持ってるレストランで出会ったのは、ギャルソンの瑛司(受)。
瑛司は10年前に死んだ弟にそっくりだったのだ。
興味をひかれて交流するうちに、お互いに惹かれはじめる。
でも、…

2

略奪はお手柔らかに 小説

宇宮有芽  みずかねりょう 

攻の大人な魅力にノックダウン(笑)

包容力のある攻っていいなと感じた1冊。
恋人に呼び出され他に付き合っている人がいる宣言をされた受と、その場にいた恋人を盗った少年の恋人だった攻。ようするにふられたもの同士の受と攻の話だ。
受としてはまだまだ元恋人のことを好きだったから、おもいもよらない元恋人のウラギリ宣言にびっくりして到底受け入れられるわけがない。
でも、元恋人には受の気持ちは伝わってなくて、しかも気持ちはすっかり新しい恋人…

4

婿候補は誰のもの!? 小説

夢乃咲実  みずかねりょう 

婿候補というよりも、嫁入りって感じです

五十宮家は臣籍降下した親王を祖とする元伯爵家の大財閥。そして他の財閥と一線を画しているのが“女系家族”ということで、長男だけど4番目の末っ子・亜麻理は、余計者・余り者として家族から冷たい視線を投げつけられ、その証拠が自分の名前だと思っていました。
わざと大学受験を失敗し、予備校で知り合ったゲイ友人と一緒にハッテン場に出かけた時に出会った理想の男性・英道。最後まではしなかったけれど、一夜を共にし、…

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