みずかねりょうさんのレビュー一覧

甘美なる愛罪 小説

眉山さくら  みずかねりょう 

出だしからすれ違いですね

すれ違い再会もので、受けになる咲本が攻めの嵩峰のことを思うがゆえに
心にもない言葉で傷つけ別れた相手と数年後建築会社で働く咲本の
会社の期間限定の社長に就任しての再会で、いきなり再会したと思ったら
年下社長に傲慢に命令されて社長室で手ひどく抱かれることから始まる。

いまいちその展開が意味不明で身を切るような思いで別れを告げた相手に再会して
なんで命令されるまま脅迫された訳でもないのに…

2

媚熱 小説

中原一也  みずかねりょう 

引き込まれて読んだけれど…

2013年に発売された小説の中で一番グッときたのが中原さんの本だったので、
こちらの本も読んでみました。
途中まではとても面白く読み進めたのですが、
読み終わってみると、ちょっと残念な印象が残る1冊でした……


幼なじみのふたり、
捜査一課の刑事 × 鍛冶職人 のお話です。
攻めが追っている殺人事件と、受けの父親の失踪事件の真相を山場にしつつ、
恋愛関係はあて馬を登場させての展…

6

媚熱 小説

中原一也  みずかねりょう 

題材の重さと描写の軽さのミスマッチ

オヤジも下ネタもギャグも封印し、
たまにこうした重いテーマの作品を書かれる中原一也さん。
そんな引き出しの広さも魅力的で好きな作家さんですが、
本書は個人的にちょっと不発でした;


※ネタバレについて
事件のオチをバラしたりはしていませんが
未読の方はご注意ください。

◆【あらすじ】
田舎で鍛冶職人をやる遥人(受)を
幼馴染みで、東京で刑事になった青海(攻)が訪ねてくる…

6

恋色ミュージアム 小説

鳥谷しず  みずかねりょう 

攻めが好き、それだけで萌×2

最近一気に読み始めました、鳥谷さんの作品です。
受け目線でお話は進みます。
この受けキャラはかなり重度の変態さんです。


受けは美尻愛好家で、柚原美術館の学芸員の征哉。
初恋はアポロン像という生粋の美尻ハンターで、もうすぐ30歳になろうかというのに恋が実ったことがないゲイ。

攻めは柚原美術館の経営立て直しのために京都から赴任した新館長、柚原。
柚原総業の社長令息で31歳。

2

狐の婿取り 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

神様はツンデレ

狐の神様と人間の恋、それも穏やかにいつの間にか恋になるファンタジーで
小さな神様候補のキツネちゃんもいるからほのぼのした子育て雰囲気もあって
ゆるほわで面白かったですね。

神様と言っても過疎の進んだ村の小さな社の神様なのでだいそれた感じも低め、
妖力を削って子育てしている様子は健気的にも見えるのです。
小さな子狐ちゃんが、初めに人間の攻めに出会い仲良くなって、
受け神様には人間とは…

8

高機能系オキタの社員食堂 小説

今城けい  みずかねりょう 

良い人に巡り会えて本当に良かったと思える作品でした。

新刊チェックで粗筋を読んだ時に気にはなりましたが、新刊を買うほど
惹かれなかったので、いつか機会があれば読もうと思っていました。
しかし、いつものお店で特典が付くということで、新本で購入しました。

具体的に詳しく理想的な社員食堂が描かれていて、
もし現実の世界で作中のような社員食堂が日本中に広まったら、
行ってみたいなと思いました。

今まで長年、叶わない片想いを続けて実らなかっ…

3

あなたを無性に恋している (表題作 アイリスヒスパニカ) 小説

川琴ゆい華  みずかねりょう 

丸ごと男前と性格男前

ただいまわたしの中では、『川琴ゆい華祭り』です。
立て続けに三冊目です。
年上攻めを二冊読みましたので、今回、川琴さんの年下攻め初読み。
こちらはデビュー作品だそうです。


受けの廻は28歳。
セクハラで会社を辞め、中途採用でウェディングプランナーとなった変わり種。

攻めの伊勢谷は26歳で、『フローリスト万葉』のオーナーであり式場の専属フラワーデコレーター。


仕事相…

2

守護者がささやく黄泉の刻 守護者がめざめる逢魔が時(2) 小説

神奈木智  みずかねりょう 

今回の主役は明良?

『守護者がめざめる逢魔が時』の続編。

前回と同じく、受けは御影神社の神主の息子で霊能力のない清芽。
攻めははぐれ霊能者の凱斗。
子供の頃に出会った清芽を凱斗はずっと影から見守り続けていて、前作の事件を共に乗り切りカップルに。
でもまだ、前作では最後まではいかなかったんですよね。
でま、今回はしっかりBLになっていました(笑

今作では清芽の弟であり、強力な霊能力を持つ明良が上京し…

2

「狐の婿取り」 番外編ペーパー グッズ

すっかり3人家族ですね~。

『狐の婿取り』の書き下ろし番外編ペーパーです。

別途、コミコミスタジオ限定の小冊子もあったからかどうはわかりませんが、えらくあっさりしたペーパーです(A4の下半分にSS)。

CPの2人というよりも、妖孤の子ども・陽を中心にした『ファミリー話』的な感じかな。

休診日に涼聖が患者の様子伺いに出ている留守に、家に残った琥珀と陽は福引で当たったという自走式掃除機(商品名は出て来ませんが、…

2

「狐の婿取り」  番外編小冊子 グッズ

琥珀の過去には?

『狐の婿取り』のコミコミスタジオ特典小冊子です。

神社のお祭りにやってきた涼聖と琥珀と陽。
単に『お祭り』目当てではなく、涼聖の患者である老婦人にお札を頼まれたんですね。

狐神である琥珀がよその神社を訪れるときは、事前に知らせて許しを得てからが通例ですが、突然のことに遣いは出したものの返事はまだで・・・

狛犬兄弟や、陽を見て『萌え~』の女神様が笑えます。

そして、女神様が…

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