みずかねりょうさんのレビュー一覧

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

レイランドがカイエンを愛したのはいつだったのか。

輪廻しながらカイエン(前世の受)を探すレイランドですが、その原因は前世での悔恨・懺悔に思われます。
元々少しばかりの好意を抱いていた程度のカイエンを、冷徹な人間(他者からすればそう見える)だと思いこみ傷つけ、亡くなった時も哀しまず、真実を知った後に、深い悲しみと贖罪の念にさいなまれます。

そして舞台は現世へと変わり、
その冒頭でレイランドは友人に対し、カイエンを探していること、作中で初め…

8

年の差十四歳の奇跡 小説

水無月さらら  みずかねりょう 

初心者向けBLです

みずかねりょうさんのイラストが好きで手に取ってみました。
内容は、ざっくり言うと私の中ではいわゆる、基本型ザBLって感じの作品でした。

有名な企業の常務の慶一郎(攻)と、作品がゲーム化もされているぐらい有名なラノベ作家の芳樹(受)が、偶然カフェでちょっとしたアクシデントにより出会い、その後も偶然に会ううちにお互いが好意を抱き合い恋に発展して行く。
ノンケの葛藤も特に深く障害になる事もなく…

1

「誑惑の檻―黒皇の花嫁―」初回限定特別SSペーパー グッズ

ラブラブ年の差カプに落ち着いた二人

本編後の番外編。

記憶を取り戻し、女性ではなく緑川凛という一人の青年として生きるようになった凛。
ある日、壯一郎の提案で、組織関係者が集うパーティーにチャイナドレス姿で出席することに。

絶世の美女に中国茶を振る舞われ来場者は夢見心地。
壯一郎と並んだ姿は絵のように美しいですが、本人は以前にも増して気が強く、ちょっとツンデレ?
壯一郎をエロオヤジ呼ばわりしているのが笑えます。

1

誑惑の檻~黒皇の花嫁~ 小説

妃川螢  みずかねりょう 

女装の男前受けに萌!

あらすじ:
わけあって女性として生きている凛(受け)は、チャイナ・マフィアに追われているところを大富豪の壯一郎(攻め)に保護される。
屋敷で何不自由ない生活を提供される凛だが、やがて自身が軟禁されていることに気付き…

2007年の作品の文庫版。
女装受けで花嫁モノかと思いきや、意外にも受けが男前で好印象。サスペンス風の展開にも惹き込まれました。

凛は「黒の花嫁」として組織に追われ…

9

年の差十四歳の奇跡 小説

水無月さらら  みずかねりょう 

紳士とオタクが恋に落ちたら…

あらすじ:
製パン会社の常務取締役・慶一郎(攻め・38歳)は、犬に襲われるオタク系美青年・芳樹(受け・24歳)を助けたことで彼と仲良くなる。
芳樹に惹かれていく慶一郎だが、彼の職業は分からないままで…。

攻め受け両視点あり、最初からほぼ両想い状態。
ドラマティックな展開はありませんが、美男二人が本気の恋に余裕をなくす姿が何とも可愛い!
セレブ紳士×オタクという組み合わせがとても良い化…

6

守護者がめざめる逢魔が時 小説

神奈木智  みずかねりょう 

ホラーBLなかなかいい!

ゴーストハントを読んでいたら無性にホラーBLが読みたくなり、手を出しました。ゴーストハントに比べたらホラー要素は薄いですが、BLに添えられたホラーにはなっておらず、ちゃんとBL+ホラーになっていたと思います。夜中に読んでいたのでちょっとだけ怖くなりました。

ずっと受け視点でストーリー展開されますが、受け視点でも攻めの凱斗が受けへ甘々なのが丸わかりです。
登場から後半まで凱斗は清芽への好意を…

2

耳と尻尾は二人の内緒 小説

桂生青依  みずかねりょう 

モフモフかわいい狼

表題作と後日談的SSが収録されています。
私はケモノ系はあまり得意じゃないのですが、耳と尻尾くらいだったのと、超人的な能力がそう活用されなかったせいか、楽しめました。

七菜(受け)は、古くから繋がりがある慶吾(攻め)の嫁になるべく山から降ります。事情を話してあるからと言われていたので、優しく受け入れてくれるかと思えば、慶吾は自分に人狼の血が流れていることも、男である七菜を娶る事も拒絶されて…

1

婿候補は誰のもの!? 小説

夢乃咲実  みずかねりょう 

恋愛よりも家族愛にほっこり

女系セレブ一家の末っ子・亜麻理と、ある日現れた完璧な理想の男性・英道のお話です。

この英道さんがまぁ本当に…ちょっとピロートークが昭和の香りがするかな?という以外は非の打ち所がない素敵な男性で。最後まで何かウラがあるんじゃないかと構えていましたがそんなこともなく、まさに理想の王子様でした。亜麻理もとても可愛く、末っ子長男らしい芯の強さもあって良い子でした。

ただ、こう困ったところのない…

0

「恋の魔法をかけましょう」購入特典書き下ろしペーパー グッズ

ラブ全開な後日談

本編に収録されていましたSS「エプロンについて」の続きになります。

ルルに頼まれたとおり、翔平はエプロンを買います。それは、裾にフリルがついていて、ルルにはちょうど良いけれど、リッキーには小さいサイズ。裸のリッキーがはみ出た身体を恥ずかしがるのを想像して、店頭でニヤける翔平(笑)

帰宅して夕食後、最初は服の上からエプロンをつける翔平に、エッチな展開を予想していたのでちょっと拍子抜けっぽ…

1

恋の魔法をかけましょう 小説

名倉和希  みずかねりょう 

甘いファンタジー

表題作と続編の中編2作品とSSが収録されています。
「エプロン」以外は翔平の目線で進んでいきます。

「恋の魔法をかけましょう
美少年好きな翔平(攻め)は、好みのタイプがいないかと毎日友人の店に通っています。そこへ、筋肉粒々のリッキー(受け)がやってきて、付き合って欲しいと頼まれます。容姿は好みではないけれど素直な性格は気に入った翔平は、毎日店で待ち合わせて友人として過ごしていたのですが、…

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