みずかねりょうさんのレビュー一覧

棘だらけの求愛 小説

楠田雅紀  みずかねりょう 

『嫌な奴』が上手い

作者の新作を読んで面白かったので、評判の良い本作を読ませていただきました。
『萌え』という点ではあまり刺さらなかったのですが(これは『身に迫る執着』が萌えツボでないという単なる趣味の問題です)面白い!
「お話が作り込まれているなぁ」と思いました。

レビューも多い人気作なので感想のみを。
楠田さんって『根性の曲がった人』を書くのがとても上手いですね。
春一なんて「あーこういう人、会った…

2

黒龍王と運命のつがい - 紅珠の御子は愛を抱く - 小説

眉山さくら  みずかねりょう 

王になるために足りないものは



領主として民を守るため自分にも他人にも厳しい攻めが龍国の王となるための試練を乗り越える話であり、人間の世界に降り立ったため村人から畏れ忌み嫌われ寂しい生活を送っていた受けがやっと幸せになる話。

<あらすじ>
生まれながらに胸に赤い宝石の埋まっていた捨て子の弥月(受け)は拾い育ててくれた老人以外には気味悪がられ忌み嫌われてきました。
祟りを恐れた村人たちにより村に住み続けることがで…

3

「黒龍王と運命のつがい - 紅珠の御子は愛を抱く -」コミコミ特典書き下ろし小冊子「告竜王の幼な妻と小龍たち」 グッズ

慣れないながらも幸せな子育て

龍偉とら弥月が次期龍王候補となる、新たな王子たちの子育てする話です。

龍偉が龍王となり、つがいである弥月が龍王妃となってほどなく、4つの卵から次期龍王候補となる黒龍・赤龍・白龍・青龍が生まれます。
この子龍たちは龍王が後見人となり、乳児から幼児期までを弥月や乳母・専属医たちとともに大切に育てられます。
成龍になるまでかかる長い年月からするとほんの一瞬ではありますが、これからたくさんの苦難…

0

神さま、どうかロマンスを 小説

彩東あやね  みずかねりょう 

酔っ払いは大変♡

ある一定のシチュになると、受けが関西弁で喋りまくるので、笑いを堪えきれないお話でした。家で読んで良かった。関西弁で笑う自信のある方は、是非心置きなく笑える環境でお読みください。前半はぶっとび笑い話、後半はややせつなさ混じりの二人のお話、本編250Pほど+あとがき。神には到達しないけど、めっっっちゃ面白かったので萌2にしました。

同僚が怪我したため、急遽プロジェクトを引き継いだ受けさん。別名「…

10

狐の婿取り -神様、告白するの巻- 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

にぶちん橡さん

琥珀様大好きで、追いかけている当シリーズ。たとえ色っぽいシーンが一切なくとも、全く気にならない安定の夫婦+天使お子様で、今回は橡さん、倉橋さんターン直前です!さあどうなる?で終わってしまった本編160Pほど+女神たちの休日短編50Pほど+白狐様短編8Pほど。橡さんも大好きなのに焦らしプレイされたので萌にしました。

お話は橡さん、淡雪ちゃんを交えての香坂家ほのぼの日常だったのに、倉橋さんがいよ…

0

神さま、どうかロマンスを 小説

彩東あやね  みずかねりょう 

こう来るとは!Σ( ̄□ ̄)

「エブリスタBL合戦」ディアプラス文庫賞大賞受賞作です。

で、こちら、さすがディアプラスさんだけあり、王道の萌えを詰め込んだとても読みやすくて完成度の高い作品だと思います。

えーと、両視点の強みが遺憾無く発揮されていて、とにかく笑えるし萌えるんですよ。
また、完全に笑いやエロ展開を狙ってると思っていた、主人公の突飛な言動ー。
これが、「こう来たか~」と唸らせてくれる、練られたオチな…

20

狐の婿取り -神様、告白するの巻- 小説

松幸かほ  みずかねりょう 

してやられましたよ、編集者さん!

本の裏表紙に

「おまえ、好きなやつはいるのか」
狐神琥珀とチビ狐・陽と三人仲良く暮らしている医師涼聖は、先輩の倉橋からとある相談を持ちかけられる。

とあったので、てっきり橡さんとの事なのかと思って
私は“そうなると橡さん始めみんなの正体をバラす時が来たんだな”
と思いワクワクで読み進めたら
上の言葉を言ったのは橡さんでしたよ(汗)
しかも狐の婿取り初の続きモノでした(涙)

6

花冠の誓約 ~姫君の輿入れ~ 小説

秋山みち花  みずかねりょう 

一途な元貴族の奴僕×健気な姫

みずかねりょうさんの絵の美しさ惹かれて手にとりました。

璃炎は帝の弟として生まれるが政変のゴタゴタから身を守るため女として育った深窓のお姫様です。
姫を守る従者 耿惺は謀反に失敗した家の息子として家族を守るため奴僕に身を落とした青年です。

謀反人の息子、冤罪から逃亡、やがて民衆のために立ち上がった将軍として暴君を退け皇帝になった耿惺ですが、実は璃炎を手に入れ得たいがためだけに最高の…

1

恋してる、生きていく 小説

夕映月子  みずかねりょう 

安心して読めるスロウラブ

最近読んだ小説ではダントツに面白かったです。描写がとにかく美しく山や高原の景色が脳内にありありと浮かびました。イラストもまた秀逸。透明感がある物語にピッタリです。
ドキドキというかハラハラする展開がほぼ無いので光の腐女子も安心して読める内容ではないかと感じました。
スロウラブが好きでは無い方やエロ多めがお好みの方には物足りないかもしれませんが私はこの作品で夕映月子先生にどっぷり心酔しました。

5

国王陛下の麗しき花嫁 小説

ゆりの菜櫻  みずかねりょう 

とっぷり溺愛系

策士な執着攻めにひたすら溺愛されてるお話です。
大国の第一王子デュラン×小国の第二王子アーネスト。

隣国の王であり昔からの友人でもあるデュラン(攻め)から舞踏会の招待を受け赴いたところ、皆の前で「アーネスト(受け)を生涯の伴侶と決め、王妃とすることをここに宣言する」と高らかに宣言されてしまいます。
受けにとっては青天の霹靂だけど、策士な攻めは受け父にも根回し済みで外堀を埋められており、逃…

4
PAGE TOP