椹野道流さんのレビュー一覧

妖魔なオレ様と下僕な僕 4 小説

椹野道流  唯月一 

敵役の登場により新たな展開を迎えました

司野(妖魔)の下僕になった正路は、司野が店主を務める骨董品店「忘暁堂」で働きながら、定期的に司野の餌である「気」を与える(Hをする)行為を続けています。
ある日司野の恩人が病気で入院したという知らせを受け、二人は神戸の病院へ向かいます。その後なりゆきで京都を訪れるのですが、道中で人気ミュージシャン(雅楽師)のカギロイに遭遇します。実はカギロイの正体は妖魔で、千年前に司野の主だった陰陽師の暗殺に関…

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妖魔なオレ様と下僕な僕 小説

椹野道流  唯月一 

妖僕シリーズ1作目です

辰巳司野(妖魔 骨董品屋の店主)×足達正路(浪人生 司野の下僕)

大学入試で不合格になりバイトもクビになってしまった正路は、ひき逃げされ瀕死の状態になってしまいます。意識が途切れかけたその時、自分が妖魔だという若い男から「下僕になれば命を救ってやる」と選択を迫られます。結局妖魔(司野)の下僕となって生きることを選択した正路は、司野が店主を務める骨董品店「忘暁堂」を手伝いつつ霊力を高める修業…

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夜の乱入者 小説

椹野道流  琥狗ハヤテ 

和装ともふもふ好きの方へ

猫神様×引きこもりの小説家のお話。
何度も転生を繰り返して猫神様になり、夜だけ人間に変身できるようになった黒猫(和命名:クロスケ)が、過去のトラウマによる対人恐怖症で家から出られず、古い日本家屋で一人暮らしをしている小説家・斎藤和の家にたまたま通ってくるようになります。
ある日全裸のいい男がやってきて、自分はクロスケ、恩返しに来たと言って和を押し倒し、気持ちいいことをされてしまうのですが・・・…

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茨木さんと京橋君(1) 小説

椹野道流  草間さかえ 

めがね×めがねアーンドわんこ。

作者さんに対しては思うところあるものの、作品はとても面白しかったです。はい。
いろんなものを抱えながら生きる二人が出会い、互いに思いやりながら恋人になっていく様子が丁寧に描かれてあり、とても心温まるお話でした。
まだ初々しさが漂う感じは微笑ましくも照れくさく、そこがまたこの作品の好感度を上げていると思われ。
最近Hシーンの多いものに辟易気味だったので、このくらいゆっくりとした作品はホッとしま…

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茨木さんと京橋君(1) 小説

椹野道流  草間さかえ 

わんこ本

耳鼻科行く日に読むのもどうかなーと思いつつ読んでみたら、思ったよりもお医者さん業してる描写はありませんでした。医療モノ好きなのでちょっと拍子抜け。でも面白かったです。
院内唯一の売店の店長代理×耳鼻科医
なので、売店でのやり取りが中心です。
同時収録の「いつか似たもの同士……?」は一言で言うとスーツ話。

ところでタイトル、茨木さんはともかく「京橋君」とは呼ばれていないような……?

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茨木さんと京橋君(2) 小説

椹野道流  草間さかえ 

椹野さんは料理上手な男性がお好き?

シリーズ続編です。
恋人同士となった二人は穏やかで甘~い時間を過ごしますが、茨木の父が亡くなったのをきっかけに、それまで京橋が漠然とは感じつつも表面には出さなかった二人の考え方の違いが明らかに。
“愛し方”の根本的な違いは、二人の間に平行線の溝を築いてしまいます。

好きな人にはいいところを見て欲しい、見せたいという気持ちは理解できるし、反対に、弱った時は頼って欲しい、どんな姿でも自分が支…

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茨木さんと京橋君(2) 小説

椹野道流  草間さかえ 

当て馬のでてこないつづき話

2と番号がふってあるだけに、できあがった2人の話。
ボーイズラブ小説にありがちな、当て馬が出てきて2人のあいだをひっくり返すなんて話じゃなくて、2人の性格の違いによるいざこざ話にし上がっていてオモシロイ。
父親の最期を看取りたいというために、病院売店店長代理の仕事についている茨木と、うまくいっている京橋。
が、ここにきてその茨木の父親が亡くなってから、話が大きく動く。
好きだから、恋人が弱…

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作る少年、食う男 小説

椹野道流  金ひかる 

ほのぼのと。

架空想定した世界を舞台の物語とこの作家にしては珍しい設定に惹かれたのだが、お得意(?)のドクター(しかも得意中の得意? の検死官)モノ。ちょっと期待しすぎていたかもしれない。全体的にはほんわかした雰囲気。

ウィルフレッドの過去も気になるし、ハルの出生にかんすることも片付いていないし、なにより執事・フライトが気になる。彼みたいなタイプが男に追いかけられて、おたおたしている姿を見てみたい。冷静だ…

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