椹野道流さんのレビュー一覧

執事の受難と旦那様の秘密<下> 小説

椹野道流  金ひかる 

下巻ですね。

この作品は、ストーリーとしてはタイトル通り『執事の受難』と『旦那様の秘密』です。もう直球です。でも実際には、執事の受難は『ハル』を巡る事情が根幹にあるんですね。

しかし、旦那様の秘密は・・・意外と言えば意外でしたが、うん確かに『秘密』かもね。言いにくかったのもわかるし。もうホント可愛いよ、旦那様!

ハルの出生に関しては、もういわば『お約束』の範疇というか、意外性は求めていないので(…

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執事の受難と旦那様の秘密<上> 小説

椹野道流  金ひかる 

読んでて転げ回りたくなる・・・

『作る少年、食う男』の続編ですね。このシリーズ大好きなんですよ。

ハル(受)が16歳まで育った『ネイディーンの家』という孤児院の院長が殺害され、その容疑者としてウィルフレッド(攻)の屋敷の執事・フライトが逮捕されます。

そういうわけで、前作でも無駄なくらいに目立っていた色男の執事・フライトさん(見えないけど40代半ば)が、ある意味メインの一角に躍り出た(?)わけですが、なんと言って…

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作る少年、食う男 小説

椹野道流  金ひかる 

あ~、もう大好き!このシリーズ。

椹野さんは、このシリーズが初読みだったんですが、最初に読んだ時『翻訳ものの推理小説読んでるみたいだ』と感じました。

あ、悪い意味ではないです。私は一時期、翻訳ものの女性作家の推理小説(有名なシリーズもそれほどでもないのも)を読み漁ってたことがあるので、なんか懐かしいような気がしたんですよね。なんでだろう、文体?でも別に癖もないし・・・
あるいは、英国風(作中は架空の国)の時代ものなのと、…

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プラチナBOOK 01 セレクトフェア2010 グッズ

一緒にいたいの、恋人だから

本編終了後、ラブラブ後日談の小冊子。

「きみのハートに効くサプリ」恋人の献身
店を構えて本格的にカレー屋を営むようになった芹沢。
アルバイトが急遽二人とも休むことになってしまい困っていると、透が有休を取って店を手伝うと言い出します。
接客どころか、アルバイトすることも全く未経験な透。
とりあえず、接客の練習してみようとしましたが、、。

無自覚な天然さんは、破壊力抜群。


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右手にメス、左手に花束(3) 耳にメロディー、唇にキス 小説

椹野道流  唯月一 

どこまでも等身大な二人が好き

アメリカで結婚式をあげた二人のカミングアウト編。

今回はメイン二人とその親御さんの計五人しか出ません。なのでメイン二人と篤臣の母親のセリフ量がすごいです。

関係だけじゃなくてレイプしたことまでカミングアウトするのはすごいなあと思いつつ、そこまで深刻になることなく解決?するのはやっぱりBLだなぁと思いました(笑)。

まあ深刻になりすぎてもバッドエンドしか道がないと思うので、これくらいがちょうど…

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妖魔なオレ様と下僕な僕 小説

椹野道流  唯月一 

面白すぎ

椹野道流さん作品のシリーズものの一巻の面白さって神がかってるなァ…と思います。(といっても3シリーズしか読んだことがなく、しかも妖魔シリーズの2巻以降はまだ未読なのですが)
この作品も本当に面白かったですよ!

命を救われ、とある妖魔の下僕になった主人公。
主人公の、生真面目なのにのほほんとしてて、気が弱いのに前向きな性格が良かったです。実にかわいい。
妖魔のもとで下僕をはじめるんですが、かなり待…

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うれしいこと 故きを温ね、新しきを知る~右手にメス、左手に花束9~ 番外編 グッズ

ほんとにうれしいことですね

本編後に久々に二人で共に床に入ってのお話でした。              
本編でお騒がせの学生が受け様のところへ実習に来ているのですが
その事で受け様をニコニコさせることがあったのです。
受け様があまりに機嫌がいいことで攻め様はその訳を・・・
受け様はその学生が受け様と攻め様の事を知り、受け様に攻め様がいかに素晴らしい
医師であるか、尊敬してるなんて事を話したことで受け様は自分が褒め…

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右手にメス、左手に花束(9) 故きを温ね、新しきを知る 小説

椹野道流  鳴海ゆき 

仲好き事は美しきかな

このシリーズも9作目になっているのですねぇ~何やら感慨深げです。
学生時代から始まって信頼しあえる夫婦同然の関係になって結構たつのに
相変わらず甘やかで二人でいる事が自然な感じがして素敵な作品でした。
今回は、あの2作目に出ていた攻め様をライバル視して、受け様に無体を働いた
大西がなんと恋に落ちてしまうのですよ~~、まさに美女と野獣です(笑)
そしてそれが大西と受け様の最悪な関係を清算し…

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されどご主人様(マスター) 小説

椹野道流  ウノハナ 

マスターの資質

今回は受様が師匠の記録を基に土から作った使役と
師匠の死で魔法使いになる魔法使いの養子のお話です。

自分に自信の無かった受様が
攻様との出会いで独り立ちできるようになるまで。

受様は10才で村の魔法使いに売られて
彼の養子となります。

しかし
受様は独立を控えていた兄弟子の代りの
新しい労働力として引取られただけで
魔法使いには親子の情などなく

まる六年が過ぎて…

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新婚旅行と旦那様の憂鬱(下) 小説

椹野道流  金ひかる 

いつまでものんびり出来ない二人です

前作上巻で折角、二人っきりで新婚旅行に出かけた先の島で、遺体の第一発見者に
なってしまった事からアヘンが絡んだ事件に巻き込まれる二人。
下巻ではとりあえず全て警察に任せて済んだと思っていた事件が更に大きくなって
またもや二人にまで危険が迫りくる内容でした。

島で亡くなった人の検死結果を遺族の妻に知らせる目的と、ウィルフレッドから見た
妻の様子を嘘が無いか確かめて協力してもらう為に、船…

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