椹野道流さんのレビュー一覧

従者にあらず 小説

椹野道流  ウノハナ 

ほんとに、ホルガーさんじゃないけど「人間の世界へようこそ…」です。

前作【されどご主人様】の中に出てきた無機質、美形の兄弟子。…何故かパン屋さんに背負子でお持ち帰りされてるのが、ヒジョ~に気になってました。
あの前後にこんなほっこりしたお話しがあったんですね。身体健全、人情味あふれるホルガーと理路整然、情感ゼロっぽいローテル、温度差ありまくりのズレた会話が面白いです♪二人とも立派な大人のはずなのに、心を寄せ身を寄せるまでのもじもじ感もたまりません!…ほんわか泣け…

3

されどご主人様(マスター) 小説

椹野道流  ウノハナ 

児童文学のようなBL

椹野道流先生と言えば、「奇談」シリーズや「にゃんこ亭のレシピ」、「貴族探偵エドワード」シリーズなどファンタジー作品の印象が強いのでこの作品も楽しめました。性描写が無ければ児童文学として出版できそうな、温かなファンタジー小説です。

主人公のカレルは17歳。魔法使いアレッサンドロの養子ですが、親子には家族の情愛などなく、カレルはもっぱら無給の労働力として扱われていました。独立した兄弟子ロテールの…

3

従者にあらず 小説

椹野道流  ウノハナ 

人はパンのみにて生きるに非ず

『されどご主人様』のスピン、兄弟子のロテールと、その本の中で彼を迎えにきていたパン屋さんのお話。
前作が出た11年の時、イラストがウノハナさんってそんなに気にとめてなかったのですが(ちょっぴり画風がいつもの雰囲気と違ったので)今回はまさにウノハナさんのイラストー♪という雰囲気のパン屋さん(しかもメガネ)。
そして漫画ではお目に書かれない黒髪長髪の線の細い魔法使いのイラスト。
このイラストが実…

3

従者にあらず 小説

椹野道流  ウノハナ 

人間らしい当たり前の感情が欠落してる魔法使い

既刊「されどご主人様」のスピンオフで、前作の魔法使いカレルの兄弟子の話。
前作でもカレルの身に何かあったのではと昔カレルと師匠と暮らした町に赴き、
暴れる竜の封印に失敗して瀕死の怪我を負った兄弟子として出ていましたし、
その時にロテールを迎えに来たパン屋のホルガーが今回は攻め役なのですが、
実は前作でロテールを迎えに来た時には既に相愛の恋人同士だと思っていたので、
今回の作品で、あの時は…

5

されどご主人様(マスター) 小説

椹野道流  ウノハナ 

和むファンタジー

大好きなウノハナさんの挿絵で前から気になってはいたのですが、
なかなか手が出ずにいた1冊。
もう少しで続編(というよりスピンオフかな)の「従者にあらず」が出るようで、
またウノハナさんが挿絵だし、これは読まねば!!と急いでコチラを買ってきました☆

椹野道流さんの本は3冊目、「茨木さんと京橋君」の1と2を読んだことがあります。
コチラはファンタジーで外国モノなので、だいぶ違う印象でした…

3

妖魔なオレ様と下僕な僕 9 小説

椹野道流  山田シロ 

愛しい気持ち

せめて毎年1冊ペースで読みたいと思っているロングランシリーズの9作目、
8作目から2年弱、忘れた頃に続巻が出るので前作を読み返したくなるのです。
前作でも陽炎と一戦して、司野と正路は司野の千年前の主であった辰冬さんの
龍笛に助けられ難を逃れ、陽炎の本当の主の命日に決戦が起きると心に刻む展開でした。

今回はそんな命日を1か月後に控えた時期で、正路が夏風邪でダウンして
司野が正路を連れて…

2

お医者さんにガーベラ 小説

椹野道流  黒沢要 

あ~、わかる!

内容は一切調べず表紙のイラストに惹かれ手に取りました。
花屋さん×リハビリ科のお医者さんの話です。
ストーリーは受け視点で進みます。
他の方もレビューされていますが、年の差年下攻めとうたわれていますが、年下のわりに包容力が大きすぎてあまり年下攻めの感じは受けません。(続巻未読なので、そちらを読むとまた印象が変わるかもしれませんが)

攻めは病院の近くにお店を構え、病院にも出入りのある花屋…

2

いばきょ&まんちー(2) 夏の夜の悪夢 小説

椹野道流  草間さかえ 

いばきょ&まんちーって初めて知った(^^;)

相変わらずの4人(2カップル)でした。
今回は幽霊騒ぎと、商店街のお話。

どこの商店街も抱える問題。
商店街を盛り上げようと決まったのが「働く男たちのカレンダー」
もちろんそのモデルの1人がまんじなのですが…。
のちにそれでヤキモチを焼く人が出てくるのです。
おわかりの通り楢崎先生。
いまだにまんじを恋人と認めていない先生ですが体は正直。
でも先生はこのツンデレがいいのですよv…

1

いばきょ&まんちー(2) 夏の夜の悪夢 小説

椹野道流  草間さかえ 

あの2カップルのある夏の日々

タイトルまで短縮化されてしまった2カップルの日常の日々的な内容です。
双方共に1作目のようなドラマ的な盛り上がる内容ではありませんが、
妙に気になるこの2カップルのその後はご近所さん感覚で楽しみになっていたりします。

楢崎と万次郎との関係は、楢崎の素直でない気質が全然緩和されないなと思いつつ
それでも今回のまんじが働く食堂がある商店街の活性化計画でまんじが頑張って
活躍しちゃうのです…

3

くろねこ屋歳時記(クロニクル) コミック

夏目くも(くも)  椹野道流 

ゆーるい4コマなのにムラムラ。

発売当初から、「え?これがBL?」と表紙見て気になっていました。
ここでのレビューもなかなか好評価でしたので購入。

基本的に4コマ漫画でスタートするんですが、これまたゆるい。
音楽の道に挫折して田舎に帰ってきた?主人公。
彼女にもフラれ意気消沈。
ぼーっと実家の手伝いでもしていたら、なんやかんやで勢い的になし崩し的に
そんな流れになっちゃって、ぱっくり。←
神主?さんに、ぺろりと…

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