國沢智さんのレビュー一覧

美獣とケダモノ 小説

中原一也  國沢智 

最初から最後まで、楽しめる一冊!

ラヴァーズの一作目とは180度真逆の路線を突っ走る一作。
とにかくこちらは始終口元がニヤニヤして、
ものごっつ楽しんで読破させて頂きました!

やはり特筆すべきは、受けと攻めの普段とベットの中での、それぞれのギャップ。
正に凸と凹が重なるような、相性バッチリな二人。
今までくっついていなかったのが不思議です。

とにかく受けの阿立がかっこよくて強い男前!
それなのに自分に非があれ…

2

淫雨 小説

中原一也  國沢智 

愛がなくては、いくらエロエロでも萌えない。

いや……もうずっと痛い。
肉体的痛みではなく、とにかく心が痛い。
最初から最後まで、ずっと眉間に皺を寄せてBL読んだのは初めてです。

蒼の心の強さと、揺るがない望月への愛で
かろうじて最後まで読みましたが、
もう、ホント、辛かった……

個人的に、ハピエン、BL的お約束が大好物なので、
こういう心が痛い話は、できるだけ避けてきたのですが……
中原さんの本だからと頑張って最後ま…

2

リロード 小説

いおかいつき  國沢智 

いつの間にか両思いになってた感はありますが

人気シリーズらしいのですが、電子版で今更の初読み。ちょっと懐かしい感じがするのは、10年ほど前の作品だから仕方ないですね。

2人のキャラはなかなかステキだと思います。神宮はクールビューティーなんだろうなと思うし。だけど、一馬はちょっとわからないところも。さっぱりした男らしいタイプのやり手刑事…と言いつつ、やけに男に劣情を抱かせるらしいし、襲われるし。基本的にはかっこいいカップルだと思いますけ…

0

花とナイフ 小説

犬飼のの  國沢智 

甘さがほろ苦い。。

なかなかにシリアスでした。
人が亡くなるシーンも多いので、苦手な方はご注意を。。
登場人物の感情についていけず、特に受けの振れ幅の大きさというか、いきなりすぎる攻めへの異常な執着にも引いてしまいました。。
攻めも殺し屋のくせに変なところでぬるく、あまりカッコ良さを感じれず。。
後半の攻めと受けの甘々なシーンも、たくさんの人の犠牲のもとに成り立っているのかと思うと複雑な気分。
殺し屋という…

4

ふれてはいけない~他人×俺×弟~ 小説

秀香穂里  國沢智 

その欲望って愛なの?

タイトル通り、弟×兄の近親相姦にもう一人の攻めが絡んでくる3Pもの。

実家から独立して一人暮らしをしている中学校教師の兄・彰一を、過去に起こした傷害沙汰を盾に束縛し続ける水泳コーチの弟・翔。
彰一は、特に他人に触られていないかと毎晩執拗に翔のチェックが入るのに日々怯えている。
そんなところに、彰一と同じ中学校に北見が校医として赴任してくる。

彰一が北見とあっさりと関係を持って、それ…

1

砕け散る薔薇の宿命 小説

犬飼のの  國沢智 

攻めさん 頑張るなあ

前にスピンオフ?の「慈愛の翼」をなぜか読んで、いつかこれも読んでみるべと
思っていた本。
挿絵の先生があんまり得意なタイプではなく、とっても悩んだけど手に取ってみました。
攻めさんがあんまり健気なので、うーん、萌。

いつも読むときは受けさん応援派 なんですが
この本は、攻めさんに入れ込んでしまいました。

好きで好きでしょうがないのに、「やだ」と一蹴され65年。
がんばるわー、…

0

花とナイフ 小説

犬飼のの  國沢智 

せっかくの美人だ。ただ殺すのは惜しいだろう

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花とナイフ/犬飼のの

まず初めに…タイトルに台詞を使ってすみません。言葉攻めじゃないのかというくらい名台詞が存在し、全体的に興奮しました。殺業の絆を持っていたのですが、読めていない1冊でしたので、新装版✧*。発売日と通販を待てず書店にて購入し読ませて頂きました。私にとっては新刊と同じ感覚です。読み終えて九龍さんに惚れました。九龍さんの名…

5

花とナイフ 小説

犬飼のの  國沢智 

甘さアップ?の新装版

2011年の『殺業の絆』の新装版。
旧版より暴力シーンを削り、エロシーンや甘いシーンを増やしたとのことです。

あらすじ:
歌舞伎町で花屋を営む麻人(受け)は、仲介屋を通じ殺しも請け負うフリーの殺し屋。
ある日、暴力団組織に雇われたプロの殺し屋・九龍(攻め)に、組織のシマを荒らしたとして殺されかけ…

麻人は何の躊躇もなく人を殺せるやや情緒欠落気味の人物。
花屋でバイトする大学生(…

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麗しき隷人 小説

犬飼のの  國沢智 

精神的SMな二人

2011年に刊行された本を暴力描写を少なめに甘めに修正した新装版との事ですが、私はもっと甘さが欲しかったですね。

没落した華族の末裔の桜海(受け) と桜海の姉の婚約者久堂崇仁(攻め)

姉が崇仁の弟の子供を身ごもり、償いとして崇仁の話し相手という名目で崇仁に仕える事になります。
当然話し相手で済むわけはなく身体の関係を強要される事になるのですが…。

縛られて犯され言葉でも酷い事を…

2

白夜月の褥 小説

ゆりの菜櫻  國沢智 

SMとメロドラマ

トピでおすすめをいただきまして、読了しました。
感想。それほど長い話ではないのに、内容の充実度が物凄く高かったです!

架空の大和帝国が舞台で、隣国ロゼルと戦争をしています。
ざっと言ってしまうと、美しい受けに攻めが2人、という展開。
そして、この作品は前半と後半で色合いが違うなぁ、と感じました。
視点は、一貫して受けの綾瀬少尉視点です。

前半は、綾瀬が密かに恋している親友の鳴沢…

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