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48/54(合計:532件)
和泉桂 高階佑
かにゃこ
ネタバレ
1917年のロシア革命を控えた1912年 ロシア帝国側と革命側にわかれ対峙しあう双子のお話。 ミハイルとユーリ 天使のように美しい双子が、生き別れる。 兄は、記憶喪失に 弟は、兄が死んだものと思っている 双子を引き合わせたのは、侯爵家の三男坊のマクシム。 奇しくも、双子はマクシムを愛してしまう ミハイルには、アンドレイ。 ユーリには、ヴィクトール。 ともに忠実な僕のよう…
和泉桂 佐々成美
ともふみ
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い) ちょっとズレた鈍感受けがお好きな方、ここに良い子がおります~。 嵯峨野に籠る貴公子・蘇芳(仮名)×書物を心から愛する貧乏公家・朝家の織り成す、可笑しみ漂う婚礼奇譚。 胸元を深くくつろげた色気したたる貴公子が、純朴そうな青年を手中に収めて可愛がっているような構図の表紙に、これは飛んで火に入るナントカのごとく後ろの色男に誑かされちゃうのかな~と予想してま…
和泉桂
サガン。
この本は完全なパラレル本です。 『聖三角形』 最初読んだ時に「あれ、これどこかで…」と思ったのは昨年出た「夜ごと蜜は滴りて2」のCDのCMで流されたものが下敷きになっているからでした。 なので、冒頭はそんな感じですが、その後は完全パラレル。 なんせ、このお話、(伏見+深沢)×和貴の3Pですから! でもでも。 根底にはしっかり深沢×和貴の恋人関係があって。 なので、和貴はちゃんと深…
今回はペーパーやweb再録があったりして、書き下ろしは2本のみでした。 話数的には清潤寺家シリーズが多いですが、長さ的には婚礼奇譚集の1本が一番長かったと思います。 『婚礼奇譚集』 互いに恋人のことをとても大切に想っているけれど、果たして相手もそう思っていてくれるだろうか? そんなわけでちょっと試してしまうことにした実親と将久。 なんだかんだでイチャラブなお話だったような気がします。…
というのが、和泉さんが店頭用POPに書かれている言葉なのですが。 ぴんとくるものがあればどころか、むしろ全て当てはまるぞ!!な勢いです。 下巻にあたるこの巻ですが非常に面白かったです! 冒頭でミハイルの記憶が戻って全てを思い出して。 昔のユーリとの温かな記憶も愛情も思い出して。 それまでのミハイルとは違ってきて。 そうして過ごしていくと献身的に世話をしてくれているアンドレイに改…
数奇な運命のめぐりあわせな双子のお話。 ユーリとミハイル。 妾腹として生まれた彼らが辿った人生はなんとも対照的で。 それも元々は本来なら逆になっていてもおかしくない人生で。 それが何の因果かユーリは大尉となり、ミハイルは貧民屈へ。 ミハイルの人生はそれでも決して不幸だったわけではなく。 記憶をなくした彼を育ててきた養父母は優しかったし、周囲の人々も温かくて。 それが、また運命のい…
茶鬼
途中、何度も前の巻に戻って読み返したり、愛なのか憎しみなのか、そのどちらもが存在して複雑さを呈している為に2巻通して読み終わって、かなりの満足感があります。 ただラストが・・・多分幸せになったのだと・・・信じたい。 記憶を失っている為、弾圧側にいるユーリに素直に元のような愛情を感じられず、ユーリが好きなマクシムを寝取るマネをしたミハイル。 再会の喜びに愛情からロシアから逃がしたのに、マク…
この本の背景になるロシア革命は帝政ロシアがなくなった年を指しますが、1905年の「血の日曜日」に始まり、同年日露戦争終結、その後社会主義が広がり、上巻の1912年はレーニンのボリシェビキ、プレハーノフのメンシェビキの活動が始まる頃に該当し、下巻の1917年はロマノフ王朝が崩壊する年になります。 歴史的背景がベースになっているので波乱にとんだ展開を生み、最後まで飽きさせず、思わず夢中になって読んで…
シリーズ第3弾です。 が、1作完結のシリーズなのでこれだけ読んでも全然OK! 今回のメインは義兄に道ならぬ片恋をしてしまった彩夏と自ら志願して娼妓となった元僧・瑛簫のお話。 正確には瑛簫×彩夏だけれども。 少しずつ膨れ上がっていく義兄への想いを持て余していた彩夏は自分を抱いてくれる男娼を買うことにするのだけれど。 しばらくはその自分の想いを受け止めていてくれた男娼もやがて好きな人…
莉英は病気の痕が顔に残っていて見た目にはとてもじゃないけどキレイとは言えない子供。 兄の青林にくっついてなんとか下働きをすることになるのですが。 その見た目ゆえに苛められるのは常で。 それでもそんな容姿だからと逆に心根だけは真っ直ぐに明るくあろうとしていて。 そんな中で大我と出会って。 大我は番頭兼用心棒という感じなのだが莉英の容姿にも臆することなく接してくれて。 やがて、莉英はこの世…