和泉桂さんのレビュー一覧

薔薇の調律 小説

和泉桂  あじみね朔生 

調教モノってほどでも

家が多少お金持ちである以外ごく普通の大学院生だった工藤郁。
彼は教授の代理で参加したワインスクールでミステリアスな雰囲気の弁護士、榛葉と出会った。
初対面ではあるが気さくな年上の男と友人のようになる郁だったが、その関係は郁の父親の会社が不渡りを出したことで一変する。
榛葉は金銭的に援助する代わり、郁に自分の”薔薇”になれと持ちかけてきた。
それは彼に調教され、人に売り渡されるペットになるこ…

0

Short Pieces vol.7 小説

和泉桂 

世界で一番心の狭い男・深沢!!(笑)

「Cherry」
同じ題材でもクラウディオ&道貴ペアと深沢&和貴ペアでは大違い(笑)
まあ、主に深沢が………なんですが。
でも、なんだかんだで上手く言いくるめられるんだからすごい。

「雛鳥は愛で孵る」
それ、どんなお店だ!
フツーに懐石みたく先付とか料理が出てきて、メインがアタッシュケースの中の卑猥なオモチャって。
とんだカモフラージュだ。
智は一体どこでこんな店の情報を…。

1

蜜愛時間 小説

和泉桂 

濃厚なコトじゃなくて、本当に求めているのはほんの些細なコト。

やっぱり深沢×和貴が大好きです。
今回も濃厚でしたよ、ええ。
伏見も絡んできてなかなかですよ(笑)

時間軸としては当然のパラレルではありますが、「リンクスロマンスフェア2006」の全サCDでの伏見と和貴のやりとりの後ということのようで。

例の如くにぐだぐだというかメロメロすぎてかわいそうなことになってしまう和貴とか。
お仕置きと称していろいろいろいろしてしまう深沢だとか。
ちょ…

2

Special Sweets(合同誌) 小説

  かゆまみむ  天城れの  義月粧子  水壬楓子  水戸泉  深沢梨絵  バーバラ片桐  遠野春日  鈴木あみ  愁堂れな  木原音瀬  柊平ハルモ  華藤えれな  榎田尤利  岩本薫  和泉桂  あさひ木葉  スナエハタ 

番外編多し。

「スイーツ」「乳首」「自由課題」の中から一つ選んでお話を作る、というテーマアンソロジー。
執筆陣が商業誌で活躍の作家さんばかりで豪華でした!
収録作品の19作品中10作品が番外編。
9作品が同人誌オリジナル作品。
小説は2段組み、作家さんによりますが5~8頁平均で、10頁をこえる作品は3~4本。
漫画は2~3頁でした。
現代劇・時代劇・学生・リーマン…設定も色々でちょっと統一感が無いな…

1

貴公子の求婚 小説

和泉桂  佐々成美 

萌え~

前作の『姫君の輿入れ』より面白かったです。イラストも好きな佐々さんで、その上平安もの。萌えるな~~~間違えて入った邸で美味しく?食べられ「珍味だった」なんて言われる野暮ったい受け君に思わずにやりとさせられました。 BL小説家では桂さんは好きな人決定ですね。

0

姫君の輿入れ 小説

和泉桂  佐々成美 

それなりに面白かったけど

平安BLで、お気に入りの佐々さんのイラストだったので手にしてみました。う~ん微妙です。決して悪くはないと思うのですが、今ひとつ読んでいてのれませんでしたね。だから結構ページを飛ばし飛ばしで読んでしまいました。

1

お気に召すまで 小説

和泉桂  ホームラン・拳 

なんともニヤリとさせられました

調教、性奴隷?痛いものかと思ったらなんともほのぼの可愛らしいお話で、所々でクスリとさせられました。

0

バロックの裔~無垢なまなざし~ 小説

和泉桂  梨とりこ 

誰かが誰かのために

日本の明治時代を彷彿させる、限りなく実世界に近い架空の皇国とそこにある、バロックと呼ばれる裏社会。
表と裏の世界に住む同士を巡り合わせることで、スッパリと身分差というものを表現していましたね。
架空にすることで、あまり悲壮とか悲惨とかいう感覚が薄くなる効果があると思います。

バロックでスリとして生きようとする少年・三春が、カモとして最初の仕事をした相手が子爵家の良成。
その後も出会い、…

3

canriensis(合同誌) 小説

木原音瀬  遠野春日  英田サキ  和泉桂  水壬楓子  神崎貴至  深井結己 

カナリヤ椰子

このタイトル、何のことかと思ったら、宮崎の日南海岸沿いの道路脇とかによく植えてある、あの、おっきな椰子の木の名前らしい。
裏表紙の写真のね。

宮崎県の口蹄疫被害のチャリティーって事で、神崎、木原、遠野の3氏が発起人となって作られた合同誌。
一応、発起人の3氏は牛とかマンゴーとかみかんとか宮崎の農産物に関連したキーワードが入った作品を、
協賛参加の英田、和泉、水壬、深井の各氏は縛り無しで…

2

タナトスの双子 1917 小説

和泉桂  高階佑 

ぎっしり読み応え充分!

双子の愛憎。
その双子それぞれに、違った形で寄り添うアンドレイとヴィクトール。
双子の運命に、半ば自分から飛び込むようにして巻き込まれ、翻弄されて、それでも決して手を離さなかったこの2人がとても好きでした。

アンドレイ~!ミハイル連れてそのまま逃げちゃえ!って、何度思ったかしれません。
私は「国を変えたい」と思うほどの情熱もないし、革命が起こるような不安定な国で暮らしたこともないので、…

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