和泉桂さんのレビュー一覧

ラヴァーズ・レッスン 小説

和泉桂  松本テマリ 

何のために3冊も・・・

いったいこれは、3冊も必要だったんだろうか、と読了後真っ先に考えてしまいました。

私はレッスン系統はホントに苦手なんですが、それでもどうせ読むなら、シリーズが進むごとにもう少し『ステップアップ』を見せて欲しかったですね。でないと3冊続ける意味ないと思いました。結局やることなんにも変わってないし。というか、久我が本質的には何も変わってないのか。

久我(攻)は相変わらずどうしようもない…

2

シークレット・レッスン 小説

和泉桂  松本テマリ 

いや・・・最低。

前作もたいがい苦しかったですが(個人的な苦手だったので)、2作目の今作はその上を行きました。読んだ時間を無駄にしたと思ってしまったくらいです。でもまだ1冊ある。拷問かと思う・・・

とにかく、この久我(攻)がもう最低でした。私はこういう男が心底キライだと痛感しましたね。好きならさっさと認めて優しくすればいい、ただそれだけのことなのに、折れたら負けるとでも思ってんのか!?そこまで意地張るんなら…

2

スウィート・レッスン 小説

和泉桂  松本テマリ 

『~レッスン』で気付くべきだった・・・

『中立』にしましたが、限りなく『しゅみじゃない』に近いです。純粋に好みや感情だけなら『しゅみじゃない』をつけたいくらいですね。

私、こういう『特別レッスン』系統はホントに苦手なんですよ。大抵、攻のキャラクターがどうにも好きになれないんですが、これもまさにそのパターンどおりでした。なんとも悪趣味で底意地の悪い男(他にどんなにいいところがあっても、それで帳消しになるくらいダメだった)でうんざり…

2

駆け引きのレシピ 小説

和泉桂  樹要 

和泉さんじゃないみたい・・・

和泉さんを語れるほど多く読んでるわけではないんですが、これは『ホントに和泉さん!?』と思うくらいにカラーが違う気がしました。いえ、可愛い話というだけじゃなくて。

読んでいて、藍原(攻)のイメージが一定しなくて、ちょっと困りました。イラストではまさに『美人攻』ですし、あとがきで作家さんも美人攻と言われてるんですが、本文からは、美貌(端正)ではあっても『美人攻』という印象は受けなかったんですよね…

2

甘い雫の満ちる夜 小説

和泉桂  佐々成美 

ベタだからこそ・・・

まず、ものすごくよくあるストーリーだな~と感じました。キャラクター・舞台設定だけで最初から最後まで見通しが立ち、しかも実際に読んでも、それが何一つ外れてなかった。正直、ホントに似たような作品が浮かびました(しかも、どうせ似てるなら私はその別作品の方がずっといいと思う)。

でもそれは別にいいんですよ。王道(マイフェアレディ・シンデレラもの?)ですし、『この設定ならこの流れ』というお約束がある…

1

神子を娶る蛇~神獣異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

神獣異聞シリーズ3作目。

タイトルから、『攻=蛇(神獣)』だと思い込んでました。で、『義兄弟?(義兄が)当て馬?』と的外れなことを考えてしまったんです。読み始めてわりとすぐに、なんかヘンだな、と気付きましたが。

これ、触手が出てくるんですね。私は商業で触手って読んだことがなかったので、何も考えず(身構えず)に読んだんですが・・・そうか、触手プレイってこういうのなのね。この作品の触手は、私にはちょっと無理でした。

0

花を秘する龍~神獣異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

神獣異聞シリーズ1作目。

ど~でもいいことですが、私の中で和泉さんは『メロドラマ作家』なんですよ。これもファンタジーなんですが、大元はベタベタと言ってもいい、すごい王道ラブストーリーでした。

雪花(受)は、ひとりだけ見た目が違うのを気に病んでいるわけですが、雪花の家族の在り方がこういう設定でありがちなのとはまったく違って、それがいい意味で意外でした。ストーリー展開にも密接に繋がってますしね。

しかし戒焔(攻…

1

蜂蜜彼氏 小説

和泉桂  街子マドカ 

蜂蜜・・・だなあ。

和泉さんは(商業誌は)これが初読みだったんですが、あまりにも読む前に持ってた印象(作家さんの)と違って驚きました。『こんな薄いもの書く人だったの!?』と。多分、こちらが例外なんでしょうけどね。

う~ん・・・『起承転結がボケてる』とでも言いましょうか。正直、読んだ後何も残らないんです。甘ったるくて可愛い『イメージ』だけ。正直、どんなストーリーだったかと訊かれても答えようがないです。
私は確…

1

姫君の輿入れ 小説

和泉桂  佐々成美 

平安物が読みたくて

久方ぶりに平安物が読みたくなって読み返してみました。
初めて読んだ時に結構気に入って多分これからも読み返すことがあるんだろうなぁ、と思う作品です。
表紙がとても素敵だったので読んでみた作品です。

源氏物語を思わせるところが多々出てくるので、あの世界観が好きな方には興味深いかも。
受けの子は、事情があって女の子として育てられてきたのですが、そのせいかほんとに女の子みたいだなぁ、という所が…

1

狂おしき夜に生まれ 小説

和泉桂  円陣闇丸 

清澗寺の起源がここに

清澗寺シリーズの起源と言うべき大変興味深い外伝ストーリーでした。
千年の孤独のさだめの真実が明かされるお話で、清澗寺家はこうして出来たんだって
何やら感慨深い内容になっているのです。

主役の二人は、国主と臣下でもある医師なのですが、互いに似たような狂気に近い
さだめを持って生まれて来たように感じるのです。
ただ、その表れ方が微妙に違う、攻め様は元々は医師の家系に初めから属してて
で…

1
PAGE TOP