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32/54(合計:532件)
和泉桂 小椋ムク
Krovopizza
ネタバレ
面白かったです。 あとがきにもあるようにあくまで「ミステリーっぽい」作品で、 すごい難事件やトリックはないのですが 一つ一つの謎に、またそれらを推理する育真の姿勢にドラマや人情味があって なかなか読ませます。 北村薫さんや坂木司さんなどの日常系ミステリがお好きな方にオススメしたい世界観。 バイトの家政婦・知可が日常で感じたささいな謎を 家主・育真がネットスキルと博識を活かして…
スペアミント
和泉さんの作品は自分の中で評価が分かれるんですが、これはかなりの当たりでした! キャラクター同士の関係性もストーリーもどちらも面白かったです。 ゆるい「日常の謎」を解きつつ、ラブストーリーが進行していきます。 ひねくれ者の引きこもりの探偵×料理上手の元漫画家アシスタント というカップルで、二人のキャラや脇キャラがそれぞれ魅力的で、分厚い本なのにあっという間に読んでしまいました。 日…
茶鬼
これ、すっごく気に入りました! 本は分厚いですが、グイグイとひきこまれてあっという間です。 実はぶっちゃけちゃうと、和泉作品のドラマティックロマンティック路線が超苦手なのです。 対してこの作品、ある街を舞台にして世界や設定が庶民的なのです。 多少変人みたいな人が主人公の一人として登場するのも楽しいですし、やり取りも面白い。どちらかというととても日常的なのでコメディタッチな様相も呈していて、…
和泉桂 雨澄ノカ
アリスクレヨン
とにかく盛りだくさんだったなー、というのが読後の感想です。 どれだけ盛りだくさんかというと、 ①医学部の大学生・瑛人が家の前で拾った男(凜)が黒豹に変身した! ②しかもその男は初対面のはずなのに熱烈に愛をささやき、押し倒してくる。思い出せとか言ってくる。凛についてなにか思い出そうとすると、瑛人はひどい頭痛に襲われる。 ③もう一人謎の男があらわれる。彼はキリエと名乗り、人の記…
snowblack
ルチルの冊子のタイトルは、毎回rutile souvenirに何か一言加えたものだが、 この一冊の一言は「宝物」。 その中から、一穂先生「藍より甘く」の番外編のみのレビューです。 : サラリーマンとして働く暁行は、急な代役で九州に出張に行く。 なんとか仕事はうまくいき、その後の取引先社長の家のガーデンパーティ、 庭に咲いた小さな青い花を見て遙を思い…
A5版、154ページ、小説は三段組、 表紙は蛍光ピンクの模様にタイトルはエンボスでなかなか可愛い。 内訳は小説番外編18本、漫画番外編8本(各1P)。 『ライブがはねたら』 by 一穂ミチ「ステノグラフィカ」番外編 一穂さんのタイトル、相変わらずミュージックタイトルシリーズなんだな♪ で、ぐわははは! ライブってそういうことですかぁ?!なんて素敵。 あなたが一番誰よりも好…
和泉桂 佐々成美
あーらら
堅物で天然な朝家(受)が可愛いのですが、滴るような大人の色気を持つ将久(攻)も魅力的でした。と言っても、こんな受いただろうか、と思う位、ガツンと頭をやられました。 可愛すぎて。 王道ではない作品だと思っていましたが、何も知らない朝家を体込みで色々と将久が教えていく過程は、王道かもしれません。 何度も何度も読み返したくなる作品です。
和泉桂 円陣闇丸
繭子
毒になる親、という言葉がありますが、まさにその呪縛からの解放の物語かなと思いました。 クール敬語攻めと気位の高い受けという、文字にすると好みではないはずのカップルだったのですが、かなり良かったです。 和貴(受け)がめちゃくちゃ愛おしいんですよ。没落しつつある華族の家に生まれて、セックスに溺れる自堕落なお父さんを憎み、自らはゲームのように他人を自分の肉体の虜にすることを楽しんでいます。某有名…
marun
和泉桂作家生活15周年記小冊子、3月に送られてくると思っていたのですが、 いつの間にか5月になっていて、忘れた頃に読めるのも一興です。 収録作品は「桃華異聞」シリーズ番外編が、5話と、「七つの海より遠く」「水面に睡る月」「饒舌な視線」が各1話の番外編8話からなる文庫サイズの小冊子で読み応えあり。 鏡花水月 宵闇の契り~桃華異聞~から 桃華郷妓院のかな用心棒兼番頭の湖大我と最下層窒子…
和泉桂 高永ひなこ
前作「原罪」が面白かったので、早速こちらも読んでみました。 売れっ子作家×編集者です。 ラブラブ恋人同士の二人ですが、今回は一度は別れを選択してしまいます。 前作のレビューにも書いたことが、色々顕著になっているというか・・前作で、二人の仲が上手くいかなくなるのは変わり者とされている攻めよりも受けのほうに問題があるのではと薄々感じていましたが、今作であ~やっぱりこうなっちゃったかと。 …