六青みつみさんのレビュー一覧

空の涙、獣の蜜 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

何処を見てもオール獣さん

両親が亡くなって独りぼっちになった受け様は、村の長の息子だけが自分を
人間として見てくれた事を支えに、一人で生きてきたのですが、
ある日、長の息子に妹が神様の生贄になったと言われ・・・
受け様は、村人からよそ者と言われて虐げられて来た中で唯一優しくしてくれた
人の役にたつ為に自ら生贄になる事を決めるのです。

ホントは生贄になんかなりたくないけど、長の息子に言わされた感じなんです。

5

空の涙、獣の蜜 小説

六青みつみ  稲荷家房之介 

もふもふな神様二人

けも耳もふもふモノですっ♪
今回は単発でシリーズものでないので手にしてみましたvイラストも稲荷屋さんだし♪
贄と神獣2人のお話は、元が同人作品に書下ろしを入れて作られた1冊というだけに、もうっ!!はっきりいってエロシーンのテンコ盛りです。
獣姦、3P、凌辱強姦、輪姦と、贄という存在がその為に存在するから仕方ないとはいえ、多少そこに切なさはあるものの、あくまでその存在意義が貫きとおされている部…

6

騎士と誓いの花 小説

六青みつみ  樋口ゆうり 

健気受け!

奴隷としてムチ打たれながら働く日々を健気に、と言うより幸せを知らないが故に何の疑問も持たず受け入れていたリィト。
しかしそんな毎日から、騎士であるグリファスに救い出される。
ところがグリファスの方にも実はある思惑があり…
というあらすじ。

何と言っても健気受け!という感じで萌えまくりました!!
リィトが無知で無垢なために、王子の身代わりという命を脅かすような大役をたのまれても何の躊躇…

3

忠誠の代償 ~聖なる絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

心おどるファンタジー

 六青さんは、きっと『パーンの竜騎士』(アン・マキャフリー)がお好きだと思う。
聖獣と騎士をむすぶ絆、精神的な繋がりや、魔獣を迎え撃つ戦いの様に、赤の星から飛来し大地を侵食する≪糸胞≫を焼き尽くすため、大空を舞う竜たちの姿がだぶってみえた。(うれしい、私も大好きだから。)
 ヒーローのヴァルは、〈出来過ぎ〉な皇子さま。見目良く、頭良く、性格良く、私的にはちょっとむかつくくらい・・・。案の定、長…

12

忠誠の代償 ~聖なる絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

必然の絆

小説リンクスの2011/6.8月号に「誓約の代償~贖罪の絆」前後編で
掲載されていた小説のスピンオフ篇になっていました。
てっきり掲載された書籍が発行されると思っていたのでびっくり
しちゃいましたけど、合わせて読んで見ると全てがすっきりする
内容で個人的には2倍楽しめた作品です。
雑誌の方は全体的に重苦しいシリアス面の濃い作品でしたが
こちらは聖獣がやんちゃで可愛いらしいので明るめの作…

9

夕陽と君の背中 小説

六青みつみ  山岸ほくと 

攻にイラッとくるんだけど、そこがいい

六青さんの作品って、無意識に攻が無神経な部分がある事が多くてそれとの対比によって受の健気さが生きてくる面もあると思うんですよね。
この作品もそのパターンでした。

高校の同級生同士モノ。
勇貴[受]は同級生でスポーツマンタイプで女子からも人気のある向陽[攻]の事を密かに想っていたのだけれど、学校イベントで女装した際に向陽にキスしてしまい、その想いを彼に知られ一度は拒絶されてしまう。
そし…

7

リスペクト・キス 小説

六青みつみ  樋口ゆうり 

10年愛

帯『嫌われたら、生きていけない』

学生時代からの親友で、二股をかけたりはしないものの付き合う相手と長続きしない城戸〔攻〕と、地味で密かに城戸を想っている洵〔受〕
美形で人目を魅く城戸と、洵の地味さ加減の対比は萌えツボの一つ。

そしてついに洵の想いが通じて、城戸と恋人同士になるのですが今までの彼の恋愛遍歴を知っているからこそ、自分達の恋愛も決して長続きはしないだろうとどこかで洵は思って…

4

楽園の囚われ人 小説

六青みつみ  白砂順 

さらりと読めてしまいました。

六青さんの作品だったのでいろいろ期待していたのですが、本当にあっさりと読めてしまいました。

いえね、受けのキリアも六青作品では定番の受けの不幸に次ぐ不幸とか陵辱強姦とか大変な事態があるのです。
攻めのファリードも、ひたすら一途にキリアのことを思って本当に誠実に尽くしています。
条件は凄くいいのに、何故だか心揺さぶられるような、読後、「疲れた~」「読んだなあ」というような充実感が少ないので…

0

夕陽と君の背中 小説

六青みつみ  山岸ほくと 

すみません…。しゅみじゃない、だけです。

六青さんの作品だったということで買ってはいたのですが、学生×学生が地雷だったので箪笥の肥やしになっていた作品でしたが、とうとう手を出しました。

お話自体はよく作り込まれて、登場人物の心情も細かく丁寧でした。
もう!……切ない。いじらしい。
と、何度思ったか。
受けの勇貴が、とにかく切なくて切なくて、そしていじらしいのです。

それに対し、攻めの向陽!彼にイライラさせられました。

4

騎士と誓いの花 小説

六青みつみ  樋口ゆうり 

泣いてしまいました。

私はどうも六青さんの作品に弱いです。

途中まで主人公のリィトが自分のことを「オイラ」と言っていたり、父親のことを「父ちゃん」と連呼していて、ちょっとこの言い回しにひいたところもあったり、すぐにリィトが涙と鼻水グチャグチャで泣いてイライラしましたが、しかし六青さん!押さえるところは押さえてあるのが本当にうまいと感じました。

幼い頃からの奴隷生活、それに伴う慢性的な栄養失調、無知無学、大変…

4
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