六青みつみさんのレビュー一覧

楽園の囚われ人 小説

六青みつみ  高座朗 

本編のその後が読めることは、やっぱり嬉しい!

こちら新書からの文庫化で、当初は買おうかどうか迷っていましたが、新たな書き下ろしが入るということで自分の欲には勝てず購入しました。

イラストが白砂順さんから高座朗さんに変わりましたね。
白砂さんの挿絵、すごい好きだったのですが、高座さんもすごく素晴らしいです!
細部まで綺麗に描かれていて、キリアの幼少期から後宮で過ごしてきたキラキラ感とか儚げな感じとかがとてもよく表現されていました。

4

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

後悔攻めはいいですね。

私は不幸健気受けが大好きなのですが、同じくらい後悔する攻めが大好き
なことに本作を読んで気がつきました。
それも不幸健気受けに対し、激しく後悔して欲しい…。

こちらは当初、小説Charaに冒頭のカインの過去のところだけ載っていました。
読んだ時、六青さんらしい…。けど随分攻めてる…と思ったものでした。
けど、その時何が「うおっ!」となったかというと、攻めのレイランドが
「王の代わり…

6

楽園の囚われ人 小説

六青みつみ  高座朗 

もどかしさに萌えます

2006年のノベルスの文庫化。
受けは、長く王の寵愛を受けていたのに、
薹が立って見向きされなくなった心の清らかな元小性。
攻めは王の臣下の将軍で、戦いに勝利した褒美として
長い間密かに想い続けていた受けを貰い受けます。
実は、受けは将軍に下賜されなかったら、
去勢された上に売春させられる予定だったのを、攻めが救ったのですが
受けはその事実を知らず、いまだ一心に王を慕っていて、
攻…

9

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

あとがきと全く同じ気持ちになりました

受けがどんな酷い目に合うんだろう…とドキドキしながら読みました(苦笑)。やっぱり今回も、可哀想な境遇に一生懸命頑張る受けに泣かされました。

昔から劣等感を抱いていた相手と一緒に異世界に飛ばされて、そこでも自分だけ蔑ろ(というか災いの対象)にされる…、これだけでもう泣けます。おまけに、そのチヤホヤされて大事にされてる相手に、「これでも辛いんだ」なんて言われたらグレたくなる気持ちも分かります。だ…

13

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

翻訳機能が欲しい!

子供は無力だ。
無力だから受け入れるしかない。
辛い事実も受け入れる。
同じ境遇なのに自分より何もかも、ことあるごとに恵まれている子がいる現実を受け入れる。
でもどうしたって理不尽でやりきれないから妬む心が生まれる。

今回の受けの秋人は、六青さんの作品によく登場する小公女○ーラ風の不幸だけれど健気で心根が純粋のタイプとちょっと違います。
身寄りの無い母子二人だけの家に育つも幼い頃に…

8

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

待ちに待った新刊!

六青みつみ先生の新刊でした。
リンクスは月末発売なので毎回待ち遠しいです。
今回の作品は延期に次ぐ延期で…。

主人公の受けは神子として選ばれた親友の巻き添えをくらって異世界へトリップしてしまいます。
そこで追い剥ぎ?に襲われているところを助けられますが、神子である親友はとても丁重に扱われます。
しかし受けは黒髪黒目の見た目から忌み嫌われ、迫害を受けます。
ただ一人、攻めからだけは優…

5

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

ヤキモキ不足のファーストステップ?

久々に手に取りました、六青作品。
ちなみに、手に取る時点で期待するキーワードがありませんか?

”ファンタジー”なのはもちろんですが、”健気”、”誤解”、”理不尽”…
「これでもか!」というほど、受けが無体な目にあい、攻めとの行き違いにドギマギし、両思いになってもトラウマに悩まされ、ようやく最後は幸せに…。
展開は定番といえど、その世界に無限の広がりがあることろが六青作品の魅力かと思いま…

9

輪廻の花 ~300年の片恋~ 小説

六青みつみ  みずかねりょう 

大好きな作家さんです!

六青みつみ先生の新刊ということで作家買いです!
ろ六青先生お得意のファンタジーですが、受は不幸な境遇にも負けず健気な子です。
受の弟は兄(受)がひどい目にあってても学園生活に遊びにと色々忙しい様子でしたが(笑)

受がとっても可哀相な目に合うのが好きなので(笑)
ちょっと可哀相度は低いかな…と物足りない感はありましたが、ラストにかけてはホロリときました。

六青先生の考えられる世界観…

8

闇の王と彼方の恋 小説

六青みつみ  ホームラン・拳 

ラノベ?

よくあるラノベ的な感じ。そういうのが好きな方には読みやすいかもしれないです。
これ、受けが男である必要性がまったくない。ので、そういうのがお嫌いな方にはお勧めできません。
後半の異界の様子はお得意のファンタジー炸裂していてなかなか良かったので、そちらをメインにもっとがっつり読みたかったです。
男同士の葛藤はほぼなし、想いもすぐに通じるしお約束のような凌辱もなし、ついでにHも軽めなので、さらっ…

2

至福の庭~ラヴ・アゲイン~ 小説

六青みつみ  樋口ゆうり 

スピリチュアル臭…

六青作品に常に漂っているスピリチュアル臭がこの作品ではMAXでした。そういうものが好きな方にはいい・・のか?これ。わかんないけど。
どうしても消化不良になってしまったのは、健気受けはこの作家さんの十八番ではありますが、これは健気というより受け身というか頼りなさすぎて好きになれなかったです。人としてどうなの?と思ってしまった。
トラウマを受けてしまった後はまあ仕方ないかと思うんですが、それ以前が…

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