六芦かえでさんのレビュー一覧

うちの子が可愛くて 小説

栗城偲  六芦かえで 

いいけれど、ありがち。

リストラやセクハラにあった不幸な受けを、裕福で機転が利く攻めが拾って助けてあげるパターン。

語りは上手だし、あったかいふわっとした感じの雰囲気が楽しめます。
だけどすごくありがちな話だなぁと。お約束中のお約束。

せっかくこの作者さんだったら、もっと独特な他のお話の方が好きだと思いました。

攻めさんが「ペットだから」といって、受けさんをお風呂場で洗いながらイタズラするところは、お…

1

惑わない瞳 小説

坂井朱生  六芦かえで 

私が商業BLにハマった切っ掛け本

この本は私にとっては思い入れのある本です。
だから…神評価にしました。

とある中古書店で…思いっきり好みの絵柄に思わず手に取りました。
だがしかし、商業BL…。
私には良い思い出がない。
商業BL=内容がないとかいうイメージが偶々読んだ何作かのせいで植え付けられてしまっていたのです。
とはいえ、200円以下だし…この絵を愛でたい。
ってことで購入。
読んでみて…商業BLへの印象…

1

囚われの花は獅子に攫われる 小説

海原透子  六芦かえで 

そのまんまシンデレラ

ファンタジーと現代ものが一緒こたになってる感じ??

本当なら両親が亡くなった後、正当な伯爵の跡継ぎだったはずなのに
母親が死んだ後、義母、義兄弟ができ
しばらくすると父も亡くなり、その義母、義兄弟に虐待されるお話。

そしてシンデレラには舞踏会、王子様が必要ですが
勿論登場でお姫様のピンチに駆け付けて、めでたしです。
と、王道ストーリーなのですが続きがあって…

助けられたお…

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病理検査室の暴君 小説

春原いずみ  六芦かえで 

天才×天才の恋愛

春原さんの著書は今まで気にはなっていたけれど読んだことがなかったんですよ(^_^;)
設定が気になり一読!

評価は3.5くらいかな?
作家業以外に医療機関で仕事をされている先生ということもあり、仕事面や先生たちのやりとりが細かくわかりやすく書いてあります。攻めが病理医っていうのもめずらしく、しかも、大型肉食獣のギャップもある♪
受けも手術だけは凛としているけど普段はビクビクの小動物のギ…

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好きで好きで好きで 小説

高遠琉加  六芦かえで 

後半は攻め視点

ネタバレなしで書きたいと思います。

高遠さんの作品は『神様も知らない』シリーズでハマりました。
硬い感じのものを選んで買っていましたが、たまには毛色の違う高遠作品も読んでみたくて。


受けの三浦は23歳。
就職先を半年で辞めいくつかバイトを転々とし、今はフラワーショップでバイト中。

攻めの堂島は、三浦と高二時のクラスメート。
端正な顔立ちで、寡黙ながら目につく男。

2

うちの子が可愛くて 小説

栗城偲  六芦かえで 

残念な変態攻。

え~、栗城さんは個人的に好みがハッキリ分かれる作家さんです。好きなものはもうホントに『神級』に大好きなんだけど。

キャラクターは、不憫・不幸な健気受はそれはもう大好きなんですが、謂わばスタート地点で背景として背負っているんじゃなくて、冒頭水森(受)を襲ったアレコレのように、作中であまりにもわざとらしい『不幸の連続(の演出)』は好みじゃないんですよね。

でも、過去の子役としての芸能生活か…

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あの空が眠る頃 小説

神奈木智  六芦かえで 

一生に繋がる出会いっていい

主人公たちの高校時代から始まる話で大人になって再会して一生の相手になる。
出会いと別れ、再会となる話で日常の日々のなかで、自分たちではどうにも出来ない
時代の流れも感じさせる展開になりながらも、芽生えた気持ちを大事にしてて、
数年たって再会し、会いたいと願っていた相手に避けられても諦められない。
高校時代のあの時とは違うと理解していても心が相手を求めている。
こんな出会いがあったら素敵だ…

1

珊瑚の骨 小説

成瀬かの  六芦かえで 

暗がりの先の楽園。

あらすじや他の方のレビューを読んで、痛いのか…DVなのか…性的虐待なのか…とかなり躊躇してましたが、面白かったです!

最初から痛いです。うわぁいきなりかぁと思いましたがでもこれはプロローグと書いてある。プロローグなら枚数そんなにないはずだし、むしろ導入としては必要なこと。頑張れ私!読み進めるんだ!と言い聞かせて読もうとしたところ、そんなに言い聞かせることなくすいすいと…むしろ止まらなくなりま…

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ぼくのおじさん 小説

森本あき  六芦かえで 

年の差20才・・・それほど感じず

叔父と甥の禁忌ものなのですが、禁忌感よりも甘さが作品からは感じられます。
二人が付き合うようになったああでもないこうでもないはそれ程ダラダラ描いて無く、
叔父と甥で年の差も20歳もあるのに、その年の差もあまり感じさせないのです。

旅行社のコーディネーターである白馬は甥の気持ちに長く応えないでいたけれど、
甥の優が自分に似た男と出会い系で探し出し付き合おうと画策していることに気がつき

3

優・等・生 小説

五百香ノエル  六芦かえで 

攻めが霞むインパクト

96年に発行された作品の文庫版です。
まさかそんな前の物だとは思わず、ただたんに寮もの大好きなために手にとったものだったので、ひじょうに驚きました。
読んでる間も、違和感なかったですし。


受けは、明るく誰からも好かれる美術部員の良。
先輩(コバコ)へ報われない片想いを続けます。
寮生活をしており、ルームメイトは同級生の結城。

攻めは美術部の先輩、コバコ(スマホで漢字が見つか…

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