六芦かえでさんのレビュー一覧

はじめての恋わずらい 小説

間之あまの  六芦かえで 

にやける甘さ

日々の生活の中でどうしても起こるもやもやした感情を持て余した時に、私はハッピーエンドの甘い小説を読みたくなるんですが、この作品もそのリストに追加して大丈夫なものの一つ。
脳味噌に何の力も入れずに読めます。

お互いに一目惚れしたのに、経験値の低さと天然さ故にそのことにずっと気付かない奇跡の27歳、古書店経営の直史(受)と、天然な彼の性格を良く理解して世間から守り、直史からの無自覚な誘惑にも辛…

5

デキ狐!! 小説

石原ひな子  六芦かえで 

子はかすがい!

『できちゃったら最初に読む本』

できちゃったというか、突然お腹に侵入されます(笑)
父親(?)は、傲岸不遜な狐の神様、牙藍丸。
取り出すこともできずに、2ヶ月お腹で育てる伏見。

そして、無事に子供が生まれてきます。

牙藍丸への切なくて愛しい気持ちが、子供の感情なのか、自分の感情なのか…。子供がお腹にいる時からはっきりしなかった伏見でしたが、一緒に子育てしていく内に離れたくない…

6

惑わない瞳 小説

坂井朱生  六芦かえで 

受けの成長録

ズバリ、「人形」だった受けが攻めと一緒に暮らして人間味を取り戻していくサクセスストーリーです。
無垢で純粋で、世俗に触れてないために綺麗でなにも知らない受けが可愛くて仕方ありません。
攻めもそんな受けのことを考えて不器用ながらに接していくところに萌を感じました。
体格差と年齢差もポイントです。
攻めの方が年上、権力を持っている設定が好きなので大いに楽しめました。
発売当時はこういう心暖ま…

0

珊瑚の骨 小説

成瀬かの  六芦かえで 

情景が思い浮かばず

年の差、万歳!
今回は10歳差です。(イラストではもっと離れているようには見えますが)
30代後半の攻めはひじょうに好みですが、出来れば受けはもう少し年若が良かったなあ。
ただ、精神的には若いですね。
時が止まってしまっています。

********************
受けの瑛は兄と二人暮らし。
3つ違いの兄には心も体も支配され、生傷の絶えない生活を続ける、28歳の文芸本編集…

2

千年皇帝 ~最後の花嫁~ 小説

月東湊  六芦かえで 

千年の孤独…

月東湊さんの書かれる健気な受けの子が好きです。今回の受けの青藍も健気で一途で、一人で頑張っちゃうような子でした。

両親亡き後、兄弟のために必死で生活をしているところへ、突然皇帝の花嫁だと迎えが来ます。最初は訳も分からずにいるのですが、覚悟を決めると自分にできることを一生懸命にやろうと努力します。

前世の青藍と自分が違う人物で、自分は必要とされてないのではないかと葛藤している場面では切な…

8

千年皇帝 ~最後の花嫁~ 小説

月東湊  六芦かえで 

みんなに愛される シンデレラボーイ

受け様、「青藍」は けなげな子。
両親の死後、家族を支えてきた。
突然の「皇帝」からの花嫁指名にも 心配したのは、家族のことだった。

聖獣に守られている 煌翼国 の城は、聖獣の秘密を守るため、
城へ入ったものは 2度と外へは出れない。
不安を抱えながら、入った城では、皇帝をはじめ、
皇族3人も、「青藍」を歓迎してくれた。

「青藍」はついに 聖獣の秘密を知ることになる。
そし…

2

天使と野獣 小説

いとう由貴  六芦かえで 

いとうさんにしては…甘い

何ということでしょう…驚きの甘さでした。
いやだってねぇー…いとうさん作品に対して持つ私のイメージって…攻めが酷かったり、受けが可哀想だったりーって感じだったんですよね。
だからちょっと意外に思いました。

この2人は穏やかな暮らしをしそう(*´∀`)
本編からしてバカップルめが!な状態でしたもんw

お家騒動は…ご都合主義かなー…(´・ω・`)
拍子抜け。

ラファイールのヒ…

0

神狼の妻恋い 小説

宇宮有芽  六芦かえで 

可愛いのにせつない

宇宮さんは大好きな作家さんですが、獣・異世界系の作品はあんまり得意じゃない…と思ってずっと手が出せないでいた作品。結果として読んでよかった。

ケモ耳系がいいなぁ可愛いなぁと思ったのは、主人公・匠が、無理やり神狼である月白の嫁にされた時に出した「喧嘩中でもどんなときでも尻尾に触る権利をもらう」という条件があまりにも可愛かったから。
一人異世界にやってきて不安だし獣と結婚?!なんて立場に立たさ…

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神狼の妻恋い 小説

宇宮有芽  六芦かえで 

恋愛をとるか、家族をとるか……

 システムエンジニアの河南匠は、幼い頃、山奥の故郷で神隠しにあったことがある。
 その昔、匠の祖母の身にも同じことが起こり、戻って来た時には匠の父を妊娠していたのだという。
 そのため、匠の父は故郷を嫌っていたけれど、匠は故郷をと祖母を大切に思っていた。
 そんな中、祖母が倒れたと聞いて、久々に故郷に帰った匠は、庭に作られた祠へと赴くと、知らない土地に飛ばされてしまう。
 わけがわからない…

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狗神さまは愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

可愛い旦那さま。

いつもですと受け様の方に多くの萌を感じて、ついつい感情移入してしまいがちな自分ですが、こちらの作品は全く逆でした。
ヨメ、ヨメと幸之助のことを純粋に慕い、これでもかと言うほど大きな優しさと愛で包み込んでくれる月影にすっかり心を奪われてしまいました。
ワンワンが大好きなので余計に興奮です。
モフモフ具合はもちろのこと、話し方も子供っぽいところも全てが可愛いのです(*´ω`*)
台詞の語頭に「…

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