六芦かえでさんのレビュー一覧

珊瑚の骨 小説

成瀬かの  六芦かえで 

情景が思い浮かばず

年の差、万歳!
今回は10歳差です。(イラストではもっと離れているようには見えますが)
30代後半の攻めはひじょうに好みですが、出来れば受けはもう少し年若が良かったなあ。
ただ、精神的には若いですね。
時が止まってしまっています。

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受けの瑛は兄と二人暮らし。
3つ違いの兄には心も体も支配され、生傷の絶えない生活を続ける、28歳の文芸本編集…

2

千年皇帝 ~最後の花嫁~ 小説

月東湊  六芦かえで 

千年の孤独…

月東湊さんの書かれる健気な受けの子が好きです。今回の受けの青藍も健気で一途で、一人で頑張っちゃうような子でした。

両親亡き後、兄弟のために必死で生活をしているところへ、突然皇帝の花嫁だと迎えが来ます。最初は訳も分からずにいるのですが、覚悟を決めると自分にできることを一生懸命にやろうと努力します。

前世の青藍と自分が違う人物で、自分は必要とされてないのではないかと葛藤している場面では切な…

8

千年皇帝 ~最後の花嫁~ 小説

月東湊  六芦かえで 

みんなに愛される シンデレラボーイ

受け様、「青藍」は けなげな子。
両親の死後、家族を支えてきた。
突然の「皇帝」からの花嫁指名にも 心配したのは、家族のことだった。

聖獣に守られている 煌翼国 の城は、聖獣の秘密を守るため、
城へ入ったものは 2度と外へは出れない。
不安を抱えながら、入った城では、皇帝をはじめ、
皇族3人も、「青藍」を歓迎してくれた。

「青藍」はついに 聖獣の秘密を知ることになる。
そし…

2

天使と野獣 小説

いとう由貴  六芦かえで 

いとうさんにしては…甘い

何ということでしょう…驚きの甘さでした。
いやだってねぇー…いとうさん作品に対して持つ私のイメージって…攻めが酷かったり、受けが可哀想だったりーって感じだったんですよね。
だからちょっと意外に思いました。

この2人は穏やかな暮らしをしそう(*´∀`)
本編からしてバカップルめが!な状態でしたもんw

お家騒動は…ご都合主義かなー…(´・ω・`)
拍子抜け。

ラファイールのヒ…

0

神狼の妻恋い 小説

宇宮有芽  六芦かえで 

可愛いのにせつない

宇宮さんは大好きな作家さんですが、獣・異世界系の作品はあんまり得意じゃない…と思ってずっと手が出せないでいた作品。結果として読んでよかった。

ケモ耳系がいいなぁ可愛いなぁと思ったのは、主人公・匠が、無理やり神狼である月白の嫁にされた時に出した「喧嘩中でもどんなときでも尻尾に触る権利をもらう」という条件があまりにも可愛かったから。
一人異世界にやってきて不安だし獣と結婚?!なんて立場に立たさ…

3

神狼の妻恋い 小説

宇宮有芽  六芦かえで 

恋愛をとるか、家族をとるか……

 システムエンジニアの河南匠は、幼い頃、山奥の故郷で神隠しにあったことがある。
 その昔、匠の祖母の身にも同じことが起こり、戻って来た時には匠の父を妊娠していたのだという。
 そのため、匠の父は故郷を嫌っていたけれど、匠は故郷をと祖母を大切に思っていた。
 そんな中、祖母が倒れたと聞いて、久々に故郷に帰った匠は、庭に作られた祠へと赴くと、知らない土地に飛ばされてしまう。
 わけがわからない…

0

狗神さまは愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

可愛い旦那さま。

いつもですと受け様の方に多くの萌を感じて、ついつい感情移入してしまいがちな自分ですが、こちらの作品は全く逆でした。
ヨメ、ヨメと幸之助のことを純粋に慕い、これでもかと言うほど大きな優しさと愛で包み込んでくれる月影にすっかり心を奪われてしまいました。
ワンワンが大好きなので余計に興奮です。
モフモフ具合はもちろのこと、話し方も子供っぽいところも全てが可愛いのです(*´ω`*)
台詞の語頭に「…

7

約束 小説

可南さらさ  六芦かえで 

純愛

可南さんは初読みです。あらすじが面白そうだったので手に取ってみました。

うん、良かった。作家さんの「ここで泣いてほしい」という意図は凄く良く読み取れましたが、それでも素直に泣けたし萌えました。

内容は皆さま書いてくださっているので感想を。

スキャンダラスな噂が途切れることのなかった女優を母に持つ有也。
資産家の息子ではあるが複雑な家庭環境で育った颯。
どちらも一見華やかな家庭…

4

狗神さまは愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

王道ものかと思いきや

初読みの作家様。

ワンコ攻め×ケナゲ受け
そう思っていたら
ワンコ攻め×しっかり者受け
でした。

嫁いで幸せラブラブな前半のお話から
後半からの切ない二人の胸中、
狗神さま達の悲しい宿命。
ハンカチでは足りず、
タオル片手に読むハメに。
なんと嬉しい裏切りでしょう。
してやられました(笑)

山はいつまでも
タンポポで溢れているに違いない
そんな山を二人が手に…

10

狗神さまは愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

うだつのあがらないワンコ神様

一癖あるキャラ設定でお馴染み
雨月夜道さんの4冊目の新刊です。

今回はモフモフ狗神様×少年で花嫁物。
時代物&ファンタジーでありながら
神様の世界のヒエラルキーが妙に人間臭く
面白いのが特徴です。


舞台は小さな農村。
主人公の幸之助(受け・18歳)は
山の神様に嫁ぐため幼少から花嫁修業を積んできた。
女の子のような外見だけど、西洋銃マニアという
意外な一面もあるキャ…

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