蓮川愛さんのレビュー一覧

インクルージョン 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

処女最強

照英×未紘のスピンオフ。これ一冊だけです。
読み終えてから、続きはないのかと必死で検索してしまったほど、続きが読みたかったです(笑)
未紘の初恋物語なんですが、未紘がかわいくて。初心さがたまりませんでした。

そして久遠もいいキャラでした。照英の親友?なんですが、モデルのような容姿と歯に衣着せぬ物言いと意外に男らしい性格。さらに彼が非常に大人で、これといった欠点がないままにお話終了。終始い…

2

あざやかな恋情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

濃すぎて食傷気味

濃かったです。。。濃すぎて砂も吐けませんでした…。
ラブラブここに極まれりというか。ただちょっと、二人の関係ががっちりしすぎてしまって、新鮮味が無かったです。どこまでも果てしなくひたすらラブラブ。甘いのは大好きなんですけど、さすがに食傷気味になりました。

臣は甘え過ぎ、慈英も甘やかしすぎで、二人にとっては幸せいっぱいなんでしょうが、ここまでの熱さを持続することの非現実感が鼻についてしまい、…

2

ひめやかな殉情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

数々の「神」場面に打ちのめされました

始めは前作からの導入、条件紹介、既存問題の提示などの起こしはすっと薄く始まり、三島の登場から徐々に深いところへと潜っていきます。

心理描写が巧みな作家さんだなとは思っていましたが、これは中でも群を抜いていると思いました。これだけ鮮やかにその情景を含めて描けているものはBLに限らずそうはないんじゃないかと思うほどでした。掘り下げただけ、描写だけでなく、動きと情景と掘り下げとそれらすべてが密に絡…

1

しなやかな熱情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

しみじみと優しい

最初の方、なかなか世界観に入っていけなくて読みづらさを感じていたのですが、慈英が恋を自覚したあたりからどんどん引き込まれていきました。

ほかの作品でも思いましたが、崎谷さんは視点を変える面白さを熟知していると感心します。攻め・受けの視点もそうですが、スピンオフなどで脇からの視点も交えて描くことでキャラが立体的に見えるような気がします。これも、前半の慈英視点と「さらさら」の臣視点で全く違った雰…

4

捕獲者―ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

本当に働いてる、お仕事BL

王道の中の王道BL「ロッセリーニ家の息子」次男編です。
貴族ヤクザな長男編とは、一味もふた味も違う…今回は、お仕事BLです。
はい、お仕事BL。働く男が主役のBLですよっ。。
驚くべきは…本当に働いてるところです!
(↑いやあのねぇ…笑っちゃいけませんが、BLってのはですねぇ…
  妙齢のオトコが綺羅星のごとく出演してるのにw
  クールで超有能設定もあるのに、働いてない場合が多いんで…

12

初恋迷宮 小説

鳥谷しず  蓮川愛 

言葉使いや態度のギャップに萌!!

長い長い期間(8年)を経ての再会ハッピーエンドでした。

過去にとても酷い言葉で拒絶され、その時の仕事も辞め刑事になった椎名。
左遷ともいえる新しい赴任先で出会ったのは、
過去自分に残酷な言葉を投げかけた人物・宝坂。

再会した2人なんですが、過去にそれぞれの身に起こったことで
しばらくギクシャクとしていましたが
今度こそ当時の誤解も解けてハッピーエンドかと思いきや
またもや小さ…

5

木魚とピアノとおもちゃの手錠 小説

高岡ミズミ  蓮川愛 

坊主BL好きなんですが(笑)

ストーリィについては、皆さんが詳しく書かれてるので、余談中心でコメントです(爆)

何となくハマらなさそう~(^_^;)と迷ってた末に、蓮川さんイラスト買いしました。
結果、読み終えてしばらくでキャラ名もエピソードも忘れちゃった私です。
天然坊主君も美形ヒモ君も、設定は悪くないのに、どうにも中途半端な活躍ぶりでした。

一目惚れの下りから、その後の心理描写、かつらネタまで、
全体をも…

0

情熱の甘い棘 小説

和泉桂  蓮川愛 

受としては魅力だけど

人付き合いが苦手で客あしらいの下手な営業。
可愛げのない猫とはその通りです。
しかもかなりの美人さん。
受けとしてはそこが魅力だと思いますが、
営業としてはないような気がします。

体は差し出すのに心は差し出さない、
という野崎の心情は個人的に萌えポイント高いです。
この辺の葛藤がもっと書かれていた方が満足感高かったかも。

攻めの河合は個人的にはそんなに好きな方でないですが、…

1

天使のささやき(2) 小説

かわい有美子  蓮川愛 

ラブ度もお仕事度もUP

『平河寮シリーズ』に属する『天使のささやき』の二巻です。
平河寮自体は警察官舎ですので色々な部署の人間が住んでいるのですが、こちらの作品は警視庁警備部警護課(SP)のお話となります。

受けは一巻から引き続き、新米SPで爽やかイケメンの名田、28歳。
攻めも同じく、公安上がりで優秀なSPの峯神、34歳です。

前巻ハッキリと「つきあおう」という言葉で確認したわけではありませんが、必然の…

3

天使のささやき 小説

かわい有美子  蓮川愛 

シリーズ通して神作品

『平河寮シリーズ』の作品。
それぞれ別々のお話で三種類出版されているのですが、登場人物たちが住まうのが警察官舎『平河寮』ということで、そんな風にくくられています。
これは警視庁警備部警護課、いわゆるSPのお話で、かわいさんの作品では多い、受けと攻めの両方の視点が楽しめる仕様です。
そういえばレビュー書いてなかったなあと思い再読しましたが、何回読んでもこのシリーズは面白いです。(一番好きなのは…

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