蓮川愛さんのレビュー一覧

偏愛メランコリック 小説

夜光花  蓮川愛 

偏執愛と無神経の絶妙なマッチング

夜光さんも引き出しの多い作家さんだな~とその作品を読むたびに魅力を感じる作家さんの一人だと思います。
今回人形作家が攻めとして登場するのですが、読んでるうちに剛しいら作品かと勘違いしていました(剛作品に人形モノが多いので、、汗、、)
全体の雰囲気はこれはトラウマも含んでいるもののコメディか?と思えるような随所随所に笑いを誘われて、「不浄の回廊」のような愉快さがあるかも?
1度目に読んだ時はさ…

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天使のささやき 小説

かわい有美子  蓮川愛 

回収されない伏線は?

かわいさんにしては珍しい警察物。
と、思ったら、書籍では初警察物だそう(あとがきより)
警察といっても、主人公名田が配属になったのは、警視庁警備部警護課、通称SP.
最新の独身寮隼寮に入れると喜んだのも束の間、ほとんど取り壊し寸前のおんぼろ独身寮・平河寮に入ることになってしまい、その上、引っ越し早々に、昔なじみの先輩に寮の会計は押しつけられたり。
でも、その同じ寮には、職場の憧れの先輩・峰…

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身勝手な狩人 小説

愁堂れな  蓮川愛 

当て馬がかっちょいい~

学生時代にセフレ関係だった相手と会社で再会するという再会モノ。
お互いに「来る者拒まず、去る者追わず」なタイプでベタベタしない割り切った関係だったんですが、実は内心どちらも相手の事を好きだったんですなー。
でもそれぞれに相手がそういうタイプだと思っているので口には出さないというじれったさがあります。
もう~~素直に言っちゃえば上手く行くのにー。
あ、でもそうすると話にならないか。

当…

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雛鳥は愛で孵る 小説

和泉桂  蓮川愛 

誤字が…(涙)

お話しは文句なく面白かったです。
双子のどっちも可愛くてけなげで、もう少し続編が読みたいと思ったくらい。
っていうか、このシリーズ、どれも面白くて、三作といわず、もう少し続けて欲しいです。

ただ、この本に関しては、とにかく誤字があちこちに散見しててそれがかなり萎えました。
特に名前の取り違えが多く、充が「僕は充の家に引き取られて育った」(引き取られたのは智の家)とか言っちゃってたり、智…

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あなたの隣に座らせて コミック

蓮川愛 

椅子のある空間

これは…一目ぼれした椅子から始まった、
ちょっと粋な年の差カップルの、ハートフルでおさまりのいいお話です☆
攻様・仁さん…出会った当初はジェイソン(!?)まがい、
よくよく見りゃ~ちょい色男な大人で、新進気鋭のインテリアデザイナー氏。
受様・亜澄ちゃん…見た目も行動も、まだまだお子様、
犬っころ並の素直元気で大の大人を翻弄してます、自覚無いけど(笑)
ちょい大人と、ちょい子供、年の差加…

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やすらぎのマーメイド オープン・セサミ3 小説

真船るのあ  蓮川愛 

自分が消えていく時の心情を「人魚姫」の悲恋になぞって。

拓磨×由貴or佳樹のこじれた三角関係、拓磨の兄・寿磨(ひさま)×由貴の担当医・英田朱門(しゅもん)。
この2組がどうなるのか?の最終巻です。

拓磨の恋人・由貴の、心の中の現在の人格は2人。
主格の由貴は、優しくて穏やかで純粋のままで愛しい。
分裂格リーダーの佳樹は、冷静な人格のはずがそれを失くしてまで自分を乞う熱情を強く感じる。

そんな中、由貴と愛しあっていた拓磨が、行為の後の由…

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楽園にとどくまで オープン・セサミ2 小説

真船るのあ  蓮川愛 

自分の中のもう1人を交えた△関係。

受けが、美貌の多重人格という本作。

1巻は、分裂格のそれぞれが主張してきて戸惑っていた主格の由貴が、悲しい過去を認識し分裂格を受け入れ尊重した事で、何とか平衡を保って、仕事と拓磨との関係を続けていけるようになった・・というところまででした。

この2巻めは、主格の由貴が別人格と交代している時の拓磨の奮闘振りと、別人格(佳樹以外)が納得して、主格の由貴に統合していく件と、
佳樹が主格にな…

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オープン・セサミ 小説

真船るのあ  蓮川愛 

BL版ビリー・ミリガン、多重人格のリーダー格が切な過ぎる。

ドラマCDの三木さんを聴いて、いつか手にしたいと思ってました。
【24人のビリーミリガン】や【MURDERS WHO'S WHO】等を読んで、○○性人格障害に興味があったのと、作者が調べられた精神科領域の知識を聞きかじりたかったので。

芸能事務所とBLと人格障害、上手く練られているなぁ~と感心しました。
CDの三木さんより、原作の由貴は線が細く抑え気味で、どちらかと言うと佳樹(…

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花嫁は二度さらわれる 小説

愁堂れな  蓮川愛 

続編がもうすぐ出るということで( ̄∀ ̄)

まさか今になってこの続編が発売されてくるとは?!

意味深プロローグから始まってる割にはスッキリとはしない感じでしたが
旧版からの間が長かった…

はさておき、お話としては怪盗が過去自分の家に伝わる家宝を
取り戻していくお話なんだけど
この1冊ではそこに至るまでの詳しい内容はそこまで書かれていない。
怪盗の父親が罠に嵌められて…サラ~ッと流す感じ?

で、その怪盗を捕まえるため…

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はなやかな哀情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

いじめっ子慈英、賛成のヒトー挙手!!・・・・・(`Д´)ゞ

あ、あれ?
臣がひどいこと言われて悲しい場面なのにニヤつk・・・
け、けしからん!!
もっといじm(♯゜Д゜)=○)゜з゜)
っと思った人、きっと・・・いや、必ずいることだろうw
(つか、居てほしい。独りにしないでくれっ!!)

いままで甘々だった分、
傷ついて涙ぐむ臣に出会えてS心が芽生えましたw

今回の作品は
物語の中盤はずっと二人の苦悩だったので
絡みは少ないような…

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