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崎谷はるひ 蓮川愛
kirara
ネタバレ
崎谷さんのデビュー作の新装版文庫化ですが、デビューがこれっていっそ怖いくらいです。それくらい完成度は高いと思いました。もちろん、今の崎谷さんと比べれば、『若い』と思う部分も多かったですけどね。 『事件』も起こらず、クドい説明もなく(少なく?)、とにかくシンプルであっさり。でも、だからこそのよさもあると思いました。今の(何かと濃い)崎谷さんも、私は好きですが。 小説の書き方で言うなら、まず視…
marun
いやいや、とっても良かった、甘かった!幼なじみ同士で微妙なお年頃の 男の戸惑いみたいな雰囲気がバンバン感じられるし、受け様が幼い時から まわりに傷つけられて、それでもわんぱく小僧でぶっきらぼうな年下の幼なじみが いつも傍にいる事で、壊れそうになった心さえ、取り戻すことが出来る唯一の相手。 そんな二人の成長と、思春期ならではの精神的肉体的な欲望のアンバランスさが 感じられたり、それを圧して…
あむり
崎谷さんのデビュー作「楽園の雫」の文庫化ということで、 読んだことがなかったので、うきうきしながら発売を待っていました。 まず、目次を見たときに、表題作のほかに2作短編が入っていることに 嬉しさを感じました。 短編が入ってるのって、なんだか嬉しいんですよね。 だから、本のページ数などで仕方ないのは分かっていますが、 短編が入ってないと、ちょこっと残念に思ったりします。 デビュ…
弓月あや 蓮川愛
伯爵と親に捨てられ病気の弟を助ける為に懸命に働く健気な受け様との身分さラブ。 ラブと言っても、後半までは攻め様の気持ちは感じない感じでした。 只々、受け様とその病弱な弟の哀れなまでの兄弟愛が描かれているのです。 貧乏のどん底にいながらも優しく、弟と二人身を寄せ合って生きている、さらに 他人への思いやりも忘れる事がない受け様は健気の一言に尽きるのです。 お話的には、受け様にとってはかな…
金魚
うまく,説明できないんだけど,どうしても無理だった. 大学の友人が言った事と,久遠が言った事は,共通のロジックを持つのに,どうして否定されるのは大学の友人だけなんだ. なんで,照英が立派な人物であるとされているのかが,よくわからない. 怒鳴るのは理性的ではないよ. もし彼が自らの挫折に,自己欺瞞や怨恨そして正当化を必要とせずに単独でその前に立ち,そしてそれを受け入れることが…
かわい有美子 蓮川愛
肉太郎
三度のメシと同じくらい『甘い水』のトンデモ物件こと遠藤啓一(29)が好きなので… 今回チラっと登場する遠藤に注目しました。 物語のいちばんの山場であるエキセバ大統領訪日。その警護計画会議。 お偉いさんが集まり重く張りつめた空気の大会議室 主人公でSP所属の名田の前に、SAT時代の遠藤が現れます 「名田よりもさらに若い24、5ぐらいの男もいる。細身な上に…
藤崎都 蓮川愛
トラップシリーズの8作目で前作の「求愛トラップ」の続編、メジャーリーガーの 攻め様と、大学生の受け様とのラブストーリーです。 前作から既に5年の歳月が流れている設定で、高校生だった受け様も大学卒業間近で 卒業後の進路で悩み初めているのです。 受け様はかなり健気で控えめな性格だから、攻め様に必要以上に甘えたりしないのです 攻め様にとってはそんな控えめな受け様の態度は愛すべき事なのですが…
真崎ひかる 蓮川愛
SDシリーズ第4作目。本編(1・3作目)CPの続編ですね。 養成所を卒業して、SDとなった斗貴(受)の初任務になります。 実は、私はもう卒業後の続編はあるとは思ってなかったんですが、もしあるとしたらこうなるだろうな~という通りになっていましたね。ご都合主義と言えばそうなんですが、でもこのシリーズはホントの意味での『ハード』ではないので、そんなものでもまあいいでしょう。 ただ、ストーリ…
シリーズ第3作目。前作はスピンオフだったので、本編(1作目)のCPの続編です。 これは、設定だけは『絶海の孤島』『養成所』『鬼教官と訓練生』とハードボイルド調ですが、本質的には『BLの寮もの』だと思うので、事件は起きますがまあそれなりです。それが主題ではないので、別にOKですね。 孤島ものいうことで、どうしてもメンバーが固定化してしまうんですが、今回は外から(当て馬的な)2人の新キャラ…
余計なことかもしれませんが、未読の方にひとこと。作家さんは『スピンオフだから前作を読まなくてもOK』的に言われてますが、やっぱり読んだほうがいいです。今作だけでは説明が絶対的に足りないです。 確かにメインキャラクターは変わってますが、大元の設定で続編的側面が大きいですから。特に『円佳の弟(の時計)と藤村』に関わる部分が、今作ではあっさり流し過ぎで、よくわからないかもしれません。 さて本題で…