陵クミコさんのレビュー一覧

純情恋慕 コミック

陵クミコ 

懐かしい空気

小説のイラストでよくお目にかかる陵さんのコミックスが出たので読んでみました。
なんだか懐かしい空気感だなぁと思っていたら、2002年から2004年の作品集でありました。

どれも王道な展開ですが、表題作はシリアス、他は結構笑わせていただきました。

自分に自信の無い青年とおまえがいいんだよと言ってくれる社長。
親友が恋人に。腹違いの兄弟が恋人に。などがありますが、
一番面白かったのは…

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夏雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

彼を思う気持ちに迷いは無くても

今回は付属校から赤門の大学を目指す受験生と
夢だった保育士見習いを始めたアルバイトのお話です。

受様視点で攻様の受験で頻繁には会えなくなった時に
受様に近付く大人の男が現れて一波乱という本編と
攻様視点で攻様の卒業式後のイチャラブを収録。

前作『淡雪』の続編。

二人が知り合ってから二年、
受様は法的には成人と認められる年になりましたが
自分が彼に知り合った年になった攻様…

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夏雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

ドキドキするのは『恋』だから

『淡雪』から2年後、
佑真は「pommes]のバイトもしつつ、保育園『バンビ』で保育士見習いをしている。
3年になった武川が、外部受験することも知らなかった佑真は、受験の邪魔にならないようにとするのだが、、、

佑真は、保育園にお迎えに来る保護者の筒居の、大人の優しさと強引さに、つい甘えてしまいます。
筒居との時間は、楽で、居心地良くて
武川と過ごす、ドキドキと落ち着かない時間とは全然…

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淡雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

あたたかい雪のお話

ドラマCDを聴いたっきり、原作は積読中でした。
大筋を知っているため、どのようなタイプのお話でどう展開していくのかほとんどわかっていたわけですが、やっぱり原作は原作としてよかったです。

父子家庭の一人っ子で父親は入院中の佑真と母子家庭で4人兄弟長男の武川のお話です。
佑真の父親の事情と佑真が同性しか好きになれない事情、密かに武川に惹かれていた佑真のバイト先に武川が入ってきた偶然が、雪の降…

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白雨 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

幼い恋と大人の愛

再会愛。校則違反でボランティアをすることになり、お互いを深く知ることになる優等生と不良。それは周りから見た符号なだけで、二人の間にはそんなレッテルは必要ない。恋から始まったわけではないのに、それでも二人でいたいと想うほどに惹かれあっていく。許されない恋など今の世の中にはないのに、心中するしかないと思い詰めるほど。
結局、受が姿を消し、心中は回避されるのですが。お互いに心を預けていると想っていた片…

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不道徳なプリンシプル 小説

花川戸菖蒲  陵クミコ 

花川戸菖蒲らしい花川戸菖蒲

テディ・ベア作家攻がネックで一度クレバスに落ちかけた作品だそうですが、シャレードさんサルベージ刊行グッジョブ…!!
花川戸先生のあとがきでのコメント「原点回帰」に納得。尤書堂スキーは是非読むべき。

ボディサイズはミニマムですが、器はデッカイ男前受・広睦くんと、一見王子様で実は大変残念な中身の攻(一般的なヘタレにあらず、登場人物曰く「ベアしか愛せない、頭おかしい」)ベア作家・奥住の純愛物語。…

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ラブストーリーで会いましょう 下 小説

砂原糖子  陵クミコ 

脇カップルに萌えました………

マリモが水死(笑)で動揺する庭中。
たこ焼きを食べながら涙する庭中。
庭中のためにクルーザーをチャーターしちゃう上芝。
そんな二人が可愛すぎて、ニヤニヤ笑いが止まりませんでした!!

特に恋を知った庭中のとんでもないデレっぷりがたまらなくて。
天然で殺し文句をさらっと口にしてしまう彼に、上芝共々メロメロです。

しかし今回の下巻では、とんでもない番狂わせというか。
伏兵がいました…

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ラブストーリーで会いましょう 上 小説

砂原糖子  陵クミコ 

不器用な不器用な不器用な人のお話。

身長がキャラ設定に近いからという理由で恋愛小説家・庭中まひろの担当にされてしまい、小説のためにシナリオに沿った寸劇まで強要される雑誌編集者の上芝。
庭中は病的なほどにスケジュールを守りたがる人で・・・。

上芝はいちいちシナリオとは別の行動をとり、庭中はスケジュールどおりにいかない関係にイライラしながらも、シナリオデートを繰り返していくうちに、お互いの背景を知り少しずつ惹かれていくのです。

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ラブストーリーで会いましょう 下 小説

砂原糖子  陵クミコ 

大団円、でもやっぱり不思議ちゃん

庭中が自分の気持ちに気付いたものの、気まずくわかれた二人のその後は・・・

もともと他の編集部を希望していた上芝に、転属の辞令が下りて、庭中の担当も降りることになり、連載が終了するまではきちんとシナリオどおりに役を演じようとするものだから、余計に複雑になってしまって・・・

で、グッジョブなのが“隣のアパートのホモ”八川くんです。
先生の背中を押してくれてありがとうね。やっと素直になれた…

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ラブストーリーで会いましょう 下 小説

砂原糖子  陵クミコ 

恋の力は偉大です☆

庭中は、大人気の恋愛作家。
作品の中では恋愛のなんたるか、人物達の恋愛の感情を高らかに語っているにも拘らず
自分の恋愛はというと、付き合った人もいないし童貞で、しかも神経質で不器用というギャップです。
物語の中の二人なら、自分の頭の中のフィクションだから総てが自由、
でも現実の相手となると…自分の思いどおりに行かないし、
第一自分がどうしたいのかよく分からないしで、とても参ってしまってい…

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