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真崎ひかる 陵クミコ
satoki
再会モノ。 高校時代の時間の密度と焦燥感がいい。 優等生だった水沢と、金持ちの坊ちゃんで不良だった加賀。 正反対な押しつけられたボランティアがきっかけで恋をする二人。 けれど、その濃密な時間は加賀の家や水沢の母親によって壊され、引き離されてしまう。 状況が許さなかったすべてを自分のせいのように感じている水沢が切ないです。 子供のころは守れなかったもの。 そのあたりの展開は昼メロちっく…
遠野春日 陵クミコ
茶鬼
茅島氏の主治医・聖司さんの物語。 しかし、これは攻め目線なので聖司のことは”そういうことがあった”という事が語られるのみで、聖司の気持ちは語られない。 兄から玩具のように他の男達に提供されていたり、また兄も聖司を抱いたりという姿を茅島氏の物語の中で垣間見せていたので、どんな悲惨な・・・と思ったのですが、遠野さんの特徴である温度の低い淡々とした文章でつづられてしまっているので、盛り上がりには欠け…
けもけもぱぷ
話も、イラストも、どこを楽しめばいいのか、よくわからなかった。 受け兄もキャラ立ちすぎ。 受けは、いろいろあきらめつづけて流されまくったあげく、それはさておき攻めと兄が殴り合ってハッピーエンドって、わけがわからない。 設定や展開は、普通のBLだし、書きようによってはいくらでも萌えられると思うんだけど、これは無理だった。 わざわざ文庫化する意味があったのか? 茅島氏の話に、ちょこっと出…
砂原糖子 陵クミコ
メインの二人は、最後まで絵があっていなかったですね。 残念。 脇キャラたちの話のほうが、まだ絵はあっていたかもしれません。 変人好きで、アホの子受けが好きなので、脇キャラの話は好きです。 アホすぎて痛々しいけど、このへんまでは、なんとか許容範囲でした。メインの変人受けも痛々しいけど、幸せになってくれてよかった。 返す返すも、せっかくの文庫版なのに、イラストがどうもしっくりこないの…
ノベルスがものすごくよかったとは言わないけれど、このイラストだと受けが十代、高校生ぐらいにしか見えないので、がっかり。 攻めのスーツもひどかった。 表紙は、そんなに悪くなかったので、読み進めていく間、モノクロのイラストが出てくるたびに、げんなりしてしまった。 話は、部分的に改稿されているようですが、アイスの変な企画臭が薄くなってよかった。でも、このイラストで話が台無しになっているような?…
雀影
ネタバレ
だけど、地雷の人には、地雷かも。 「言葉」を持たない主人公を物語る。 作者様は、なかなか大変な作業に挑戦されたようで。 睦の中には、最初から言葉はなくて、 来栖の中では、言葉は無理矢理封印されていて。 そんな二人が、ひとときの別れと再会を経て、 とうとう自分たちの間にある気持ちが「愛」なのだと気付く。 こういう、ロマンティックなおとぎ話、大好き。 ひどいことは、全く…
久江羽
実は、こちらでちょっとした酷評を先に目にしていたので、こわごわ読み始めた部分があるのですが、そんな懸念は不要でした。 キャラ設定が特殊なので、もしかしたら只のお涙頂戴ものととられてしまう可能性もあるかと思いますが、私としては、睦に癒されている部分が多かったし、彼を取り囲む人たちの“結構いい人”なところにまた感動したりして、終わりよければ全てよしの気持ちいい読後感でした。 乃々山睦はいわ…
usamomo
毎度いろんな設定のお話ですね・・小さくなってみたり、眠れなかったり、性格破綻だったり、神経質だったりと・・いろいろありますが・・・ 今回のは、ちょっと・・どうかと・・思いました。 とっても良かったのですが・・受けの設定はちょっと悲しすぎる感じがします。純粋な受けでいいのでは・・ここまでにする必要は無いよう気がしますね・・ 今までのは架空ぽい感じの設定とかそんなに身近じゃなかったりとかだっ…
また砂原さんやってくれました。 今度は多分発達障害を持つ睦と、ずっと一緒にいた幼馴染のクルちゃんこと来栖のお話です。 いつも、こういう設定が出るたびに「ずるいよ!」って思いながらものめり込んで涙を誘われてしまう。 今回の題名は「イノセンス」=天真爛漫・潔癖・無罪 等の意味がありますが、まさに障害を持つ睦はいつまでも子供の心を失わず、まっすぐにクルちゃんを見つめて追いかけ続ける、天真爛漫で…
てんてん
本品は『恋人はバカ~理系彼氏のしつけ方~』の 通販書店限定特典品です♪ 今回は本編終了後、 遠距離恋愛中の音声Hの回想付で 年休を取った飯山が杉のいる香港に行く お話をおさめた小冊子になります。 本編にて杉が香港に転勤し、 遠距離恋愛中の二人。 ホントはGWを利用して 杉に会いに行きたかった飯山ですが 香港では一日しか休日がなく、 翌六月に年休と土日で 三泊…