陵クミコさんのレビュー一覧

愛ある遺産相続のすすめ 小説

小川いら  陵クミコ 

最悪な第一印象がいつのまにか・・・

亡くなった大富豪の莫大な遺産相続人の愛人と敵対する親族が雇った弁護士との
疑惑から始まるラブロマンスです。

弁護士の攻め様は遺産をまるまる相続する愛人の調査を親族に依頼され、
初めてその愛人が男で女の子と見間違う容姿でチャラチャラした印象がありかなり不快な
気分に、名前を聞いても本名を名乗らずに「あずきちゃん」とふざけた答えが・・・
しかし、何を聞いてもはぐらかされる感じで調査は難航…

1

恋愛☆コンプレックス 小説

月村奎  陵クミコ 

受けさまが付け焼刃のSキャラにっ!

この作家様にしては、エロ表現が今回かなりお下劣傾向みたいでした(笑)
でも内容はとっても良かった作品です。
受け様はゲイでお堅い公務員をしていたが職場の同僚に性癖を貶められるような
手酷い賭けの対象にされて、好きになり始めていた人の仕打ちに耐えられず
仕事を辞めて、学生時代に趣味的に書いたことがある漫画を仕事にして5年
細々と一人で出来る範囲で書いているが5年間連載も続けているくらいには…

2

恋愛☆コンプレックス 小説

月村奎  陵クミコ 

超ネガティブ年上受け

真っ先に驚いたのが、エッチがあるーー!しかも結構あるーーー!!
月村作品というと薄い印象があるんですが。
と思ったらあとがきにも作者さん書かれてましたw
決して無理矢理じゃないそうです。
確かに読んでみると別にこれはとても自然でしたよ。
エチシーン多いけど全然エロくないです。
何かほのぼのしてね、可笑しな感じもするんですよ。
最中の会話のせいかもしれません。
積極的なワンコ攻めと、…

3

初恋妄想オーナーの幸せな夜 グッズ

攻め様の妄想はどこまでも

不運な幼少期を送った攻め様が受け様との逢瀬で子供の様に毎日優しく暖かく
日々を送っている様子と・・・受け様と出会った事で様々な妄想を掻き立てられ
あらたなラブホルームのアイデアが溢れてくる、そんな妄想ショートです。

いつもお互いが忙しい中で会っているので受け様のスーツ以外の私服は見たことが
無いと、二人で遊園地に行くことを想像しようとして気が付く攻め様
そしてどんな服装をしてくるのか…

0

ラブホで会いましょう 小説

月東湊  陵クミコ 

扱いにくい大型ワンコの攻め様

ラブホテルの経営者と設計会社の若手営業マンとのラブストーリーなんですが
攻め様の判りづらくて面倒な性格はちょいストレスになりました(笑)
それに攻め様はトラウマ持ちで接触嫌悪症なんてもんを患ってる
ラブホテルが家業だった為に子供時分は苛められっこで友達も出来ない
そしてダメ押しのように両親の友人の夫婦ものに悪戯されちゃった事が
原因での接触嫌悪症なんですよね。
どんな変態夫婦なんだとち…

2

イノセンス ~幼馴染み~ 小説

砂原糖子  陵クミコ 

幼馴染

これは最初からちょっとホロリと涙もろもろ~で読ませていただきました。
受がちょっとした障害を持っているために~な部分もありますが
作品は作品として私は読ませていただきました。
とりあえず、これ何があれって、攻がシャキっとしないからいけないと思うねんっっ(ノ`Д´)ノ キィィィ
な部分が多かったww

年を重ねても、心が一途に子供のまますすまない 受。
その受を大事に思うがあまりに、自…

7

闇夜に惑う花 小説

仙道はるか  陵クミコ 

同族嫌悪?明と暗な二人

高校時代の同級生同士の再会エキセントリックなラブストーリー。
なかなかハードな設定なんです、二人とも一種のトラウマ持ちで
でも受け様の場合はそれを自覚してるけど、攻め様の場合は
無自覚ながらかなり根深いし、既にその為に子供自分から
しっかり裏表の顔を作り他人に対しての関心や興味を覚える事が
無い無感動、傍若無人で壊れてる男になっちゃってます。
受け様も攻め様と同じく裏表あるけれど、こ…

2

ここにいようよ 小説

神楽日夏  陵クミコ 

ここぞと言うときの男前な受けさまに感動します。

久しぶり良いお話を堪能したようないい気分の作品でした。
BLの王道的な話では無く、江の島を舞台にした人間愛に溢れていて
感情が爆発するような恋愛でもなく、精神的に深い所で今後も
穏やかに繋がって寄り添って行くんだろうなと思えるような
心が温かくなるようなほんわかとしたストーリーでした。
恋愛的要素だけ捉えてみると少々ものたり無いと思う事もあると
思うのですが、二人の年齢が一回り離れてい…

6

ここにいようよ 小説

神楽日夏  陵クミコ 

自分は誰かの役にたっていますか?

地味だけど誠実で、地に足のついた感じがするお話でした。
本当に派手さはない。
二人ともノンケだし、大きな事件があるでもない。
ともすれば、つまらない。。。と思ってしまうかもしれないけれど、お話が色恋どうのというよりも、主人公達の生き方、みたいのがクローズアップされているから、それがこの作品の魅力なのかもしれません。
また表紙絵の仔猫がひっついてる様がとても可愛らしい♪

祖父の鯛焼き屋…

6

闇夜に惑う花 小説

仙道はるか  陵クミコ 

トラウマもの

自分が趣味じゃないを小説で出す時は、萌えツボと違ったからとかではなくて、どちらかというと文章だったり構成が自分的にあれ?という場合が多いと思う。
そういう意味で、この小説は要素的に面白いものを沢山持っていながらそれらが散漫になってしまい、
また文面を理解するのに、謎を入れて後でそれを明かすという手法をとっているから仕方ないのであるが、そのぼかし方が実に不親切で、まるで後だしジャンケンのような、…

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