陵クミコさんのレビュー一覧

検事はひまわりに嘘をつく 小説

みとう鈴梨  陵クミコ 

口は悪いけど一途な愛情を持っている受け

子供の頃の些細な優しさを後生大事に思い出の品と共に胸に抱いているくらい
好きだった初恋の相手との再開バトルラブコメ風の話で個人的には好きですね。
検察官と弁護士、小学生の頃のご近所同級生同士、苛められっこと正義のヒーロー。
全然性格もタイプも違う二人のやり取りはコミカルで楽しい。

受けになる検察官の藤野辺は小学生の時の初恋の相手の影響で検察官になります。
子供の頃は太っていて根暗だと…

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検事はひまわりに嘘をつく 小説

みとう鈴梨  陵クミコ 

小気味よい関西弁は好きですが・・・

口が悪い・態度が悪い・担当された被告人の運が悪い
=「三悪」と恐れられる検事・藤野辺。
ある刑事事件の公判で、人情派のイケメン弁護士・弓瀬と激しく対立しているが
実は弓瀬は小学校の同級生で初恋の相手。
ゲイの乱交パーティーでバッタリ会ったことで互いにゲイだと知り、
同級生であることを隠したまま仲良くなるが…。


藤野辺(受)はスレンダーなインテリ美形で、
口を開けば、飛び出すの…

2

指先がすれ違う 小説

小中大豆  陵クミコ 

どうなるかと思った…意地っ張りもほどほどに!

こじらせ~の!超絶切ない~の!

不器用で臆病で意地っ張りで負けず嫌いがてんこ盛りのすれ違いリーマンラブ。

小塚(受)は入社以来、同期の溝呂木(攻)に淡い気持ちを抱いています。
その溝呂木が社員旅行の夜、寝ている後輩:桜庭にキスをする姿を見てしまう小塚。
己の目で確認してしまった失恋に呆然とする小塚を誤解した溝呂木は追い討ちをかけるようにキツい言葉でなじります。

切ないエピからもつれた展開を迎…

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愛しい声 コミック

陵クミコ 

どっちが好きなの?

大学生の衛は、カフェで働いている柳井のことが大好きです。衛の恋路を邪魔するのは、刑事で無精ひげの鵜瀬です。
 柳井はちょっと渋いおじさんなのに、衛、鵜瀬から愛されるというおいしい立場だなと思っていると、柳井と衛の本当の関係が明かされます。

 柳井と衛の「好き」、鵜瀬と衛の「好き」は違う好きでしかないけれど、無骨な鵜瀬と純情な衛の関係が、柳井へ恋する衛を見た後だけに何だが意外でした。
 

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独占率 コミック

陵クミコ 

表紙買いでも大丈夫でした。

初読み作家さん。表紙買いでした。
書いた時期が違うらしく、1冊の中で絵が結構違います。
表紙タイプの絵は表題作だけでしたが
がっかりするほどでもなかったです。


表題作は、寮の隣人でノンケの遊び人・伊坂を好きな大学生(ナツ)の話。

好かれてる方の伊坂は、毎晩女を連れ込んでるらしい。
毎晩自分の好きな人が、別の人と、
うふんあはんしてるの聞かされるのって、どうなの…
結構つ…

2

素直じゃないひと 小説

栗城偲  陵クミコ 

好きな子にいじわるって

そんなガキ臭いこと、いい大人がしないで欲しいなぁ。

現役大学生占い師の嘉純は、子どもの頃からお得意様のところへ祖父に連れられていっていたが、その中で、あるお菓子メーカーの社長の秘書は、顔は凄く好みなのに、なんだか嫌われているようで、、、

この嘉純君、子どもの頃から大人達に囲まれていたせいか、なかなか健気で、ちょっとしたセクハラにも家業を意識して耐えちゃう。
でも、それちっとも偉くない…

2

素直じゃないひと ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

対決!?

『素直じゃないひと』の書下ろしSSペーパーです。

文庫本編(表題作も続編も)は嘉純(受)視点でしたが、こちらは見城(攻)視点です。

続編『素直になれない。』での、社長に呼ばれた嘉悦&嘉純兄弟と見城の顔合わせの場での、見城と嘉悦の応酬(の続き)。

『呪いをかけた』というのが口だけの嘘なのかどうなのか。結局・・・?

こういうSSでラブ成分がほとんどないのって珍しいですね(まあ、…

2

素直じゃないひと 小説

栗城偲  陵クミコ 

可愛いんだけど・・・

なんかまったく乗れませんでした。

栗城さんは、きわめて個人的に当たり外れが大きいので新作が出るたびにかなり迷うんですが、これの前に出た作品がすごく好みだったのと、ディアプラス文庫(いちばん好きなレーベル)でしかもペーパーがつくということで、つい油断してしまって(情報もレビューもない状態で)通販で買いました。

でも、届いて帯を見た途端『やめときゃよかったかも・・・』と思ってしまった。

5

不道徳なプリンシプル 小説

花川戸菖蒲  陵クミコ 

溺愛系攻めと純粋受け?

 手芸雑誌編集部でバイトする広睦は、勤め先のパーティーで美形のテディベア作家・奥住と出会う。
 男性しか愛せないという性癖と、男性にしては華奢で小柄すぎるという体格がコンプレックスな広睦は今まで、誰とも付き合ったことがない。
 そんな広睦を一目見て気に入った奥住は、独特なテンポの会話と、価値観で搦め捕っていく。
 体格以外はとても一般的な社会的価値観を持っている広睦は困惑するものの、自分の好…

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ポケットに虹のかけら 小説

久我有加  陵クミコ 

それよりも…(ぇ)

本編はなんだかんだありつつもわりと最初から両想いテイストで。
ただ、自覚症状がなかったり立場的な問題とかもあったりで言えないままモダモダしてる感じ。
攻の方がずっと受のことを「亮介くん」て「くん」付けなのもちょっと新鮮かな。
もちろん、過去の流れがあってのくん付けなわけですが。
言葉遣いだけで見ると、攻のアリトモの方が丁寧で、受の亮介の方がちょっと乱暴というか…。
だが、しかし。
そん…

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