立野真琴さんのレビュー一覧

予感EX ノイズ コミック

立野真琴 

良いお話でした

1冊丸ごと主人公達は同じなのですが、このお話にはドラマCDが出ると決まってから描かれた番外編『予感EX』と、途中他の作品の連載中お休みしてから描かれた続編『ノイズ』が収録されています。
描かれた時期的に約2年の開きがあるのですが、多少の絵柄の違いは感じ取れたものの違和感なく読めました。

シリアス展開ですが、2人が既に付き合っているという状況で、前巻ほどストーリーの重さは感じられません。

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予感 コミック

立野真琴 

重めのシリアス

芸能界を舞台ということは読む前から知っていたのですが、思っていたよりシリアスで重めの作品でした。
主人公の2人は、分かりやすい言葉で言えば「ライバル」になると思うのですが、ただのライバルでない、いい意味ではお互いに影響しあっていける、だけど互いの矜持もある、ちょっと複雑な関係です。
それに加えて攻め様の過去とか、受け様のバンド仲間との関係が色々絡んできます。
なので、お話としては読みごたえが…

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今宵は君と血のキスを コミック

立野真琴 

好きなタイプの吸血鬼モノでした

一つの大きな洋館に住む3人の吸血鬼達を主人公にしたお話です。
もともと吸血鬼モノは大好きなのですが、ちょっと変わっているなと思ったのが、このお話に出てくる吸血鬼達は方法はそれぞれ違うのですが、みんな自分の命を危険にさらして相手と関係を持っているという所です。
本来は自分たちの「餌」である存在に対して自分を犠牲にするって、いうなれば究極の愛の形ですよね(このお話では吸血鬼にとっては「愛」という感…

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お前なんかいらないよ コミック

立野真琴 

昼ドラです

1冊丸々表題作です。
立野さんが「昼ドラを目指した」と言うだけあって、ドロドロしててシリアスな三角関係でした。本当はシリアスものが苦手なんだけど、2人の強い愛情に不覚にも泣いてしまったし、満足のハッピーエンドに読後感が良かったです。

2人はかつては恋人同士でしたが、晴樹(受け)の浮気が原因で苦い別れを経験していました。それから数年後、仕事の相手として2人は再会します。だけど、尾瀬には婚約者…

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青い羊の夢 コミック

立野真琴 

レベルの高い漫画だと思います!

少し昔に描かれた作品なのですが、ただのハッピーエンドの恋愛漫画ではないところが素晴らしい!苦難を乗り越えていく主人公の心情表現などに、立野先生らしさを感じました。ストーリー重視の作品のなかでも良い作品だと思います。時代背景も一昔前のもので、今では味わえない独特の世界観です。出てくる登場人物も、様々な過去を持ち、絶対に越えてはいけない、また、越えられない壁を持ち、シリアスなトーンで進んでいくストーリ…

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別れた男はいかがですか? コミック

立野真琴 

表題作よりスピンオフの方が長い

理由があって別れた二人の再会モノの表題作「別れた男はいかがですか?」と、表題作でフラれた香川を主人公にしたスピンオフ「フラれた男はいかがですか?」の2作品が収録されています。

私は「Libre Premium 2011 リブレプレミアム2011」に掲載されていた「別れた男はいかがですか?」のパピコを改造する話が面白くてコミックを購入したので、表題作の陽司×智栄がスピンオフより短かったのがちょ…

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是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

お祭りのような楽しさ

冒頭から3分の1は、志水ゆき先生のイラスト、八代不動産のメンバーによる描き下ろし温泉話、キャラクター&ストーリーズ紹介です。
残り3分の2は、対談と、ゲストの先生方の作品ですので、アンソロジーやパロディがお好きじゃない方は戸惑ってしまうかもしれません。

とにかくゲストが豪華です!
先生方の持ち味そのままでそれぞれに「是」を書いてくださっていますので、ゲストの先生方のファンだけれど「是」は…

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YELLOW/R 2 コミック

立野真琴 

エンディングが最高!!

『YELLOW/R ①』に続く新章第2巻です。
本編『YELLOW ④』から10年後にこちらが刊行されたのですね。

1巻のように、過去を振り返りながら(新エピソード)進みます。大事な物を守り、過去を許す。大切な人の幸せを祈り、自分たちも新たな旅に出発、そんな一冊ではないでしょうか。『YELLOW』で彼らが出逢った人たちのことやふたりの日々を思い出しながら、旅はまたここから始まる…という、と…

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YELLOW/R 1 コミック

立野真琴 

再始動!『YELLOW』を読んだ方にはぜひ

『YELLOW』続編。
出版社も、ジャケットイメージも変わっています。『YELLOW』の4巻はとてもよい終わり方をしていると思ったんですが、今作は番外編に近い感じ。その後のふたりだけでなく「実はあのとき…」エピソードが収録されており、また新たに明らかになることもあるので満足でした。タイトルの「R」は "Return" やR-18の意味を含んでいるそう(あとがきより)。

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YELLOW 4 コミック

立野真琴 

いつまでも続いてほしいと思う相棒もの

この作品は海外でも人気が高いようです。続編の『YELLOW/R ①』のあとがきに、作者は『YELLOW』をきっかけに海外の漫画イベントに呼ばれることが多くなったこと、そして色々な国から続きの要望があったことなどが書かれていましたが、納得の面白さです。甘い部分は甘く、コミカルな部分は思いきり楽しい、そしてアクションやサスペンスの部分もしっかりしていて毎話ごととても引き込まれます。なのにその裏には常に…

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