陸裕千景子さんのレビュー一覧

啼けない鳥 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

やはり次回は脇カプに

私にとっては久しぶりのきたざわさんです。
そして久々のヒットかな。
きたざわさんのお得意テンプレの年上の攻めに甘える(少々幼い)受けのカップリング。
天才少年なのですが、それ故に人間としては幼く不完全。
私はこういう受けに弱い(笑)

そしてきたざわさんお得意の続編というか脇カプの話に続くようです。
そして今までのテンプレだと、こちらの方が面白いカップリングになる可能性大(笑)
次…

0

悪い男に愛されて 小説

ふゆの仁子  陸裕千景子 

いや、ホント悪ですよ!

主人公の津久見円は、外資系の大手証券会社の法務部に勤めるサラリーマン。父親は国立大学の法学部教授というエリート一家の出身ですが、兄の周にちょっと劣等感がありつつも、とっても素直優しい性質に成長しています。

その円の会社に、新しく顧問弁護士として赴任してきたのが佐伯恭祐です。
この佐伯がホントに鬼畜メガネ!

兄を絶対視し、憧れが過ぎて兄に欲情してしまう円の性質を見抜き、ゲイパーティーに…

5

いたいけなケダモノ 小説

火崎勇  陸裕千景子 

少年にハマった富豪の話

主人公は富豪です。
見返りなしでパトロンしまくり、享楽的な生活に明け暮れている。
私もこんな富豪にハマられたい――いや、ハマられると束縛がウザそうなので、お金だけもらいたいw

そんな富豪が、友達に頼まれて、イヤイヤながら高校生の男の子と暮らしはじめる。
愛を知らずに育ったその高校生は、何も欲しがらず、顔色ばかり伺っている。
欲しがらないことに苛立つ主人公。
その苛立ちは恋愛感情へと変わっていきま…

1

手のひらの鳥かご 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

出生の秘密

『鳥』シリーズ第3弾。
賀野と冬稀は現在の住居を離れ、同居することを決めます。
賀野は、冬稀が研究所以外の場所で適応できるのか心配なのですが、一緒に住みたい気持ちは抑えられません。
賀野は「同居を強制したのでは?」と気にしたり、冬稀も「自分は賀野のお荷物になっているんじゃないか?」…といった具合に、お互いを思いあう気持ちはいっぱい。
二人の関係がこじれる事はないので、最後まで安心して読めま…

3

手に負えないアイツ 小説

成宮ゆり  陸裕千景子 

イマイチでした

鈍感でマイナス思考な主人公にイライラした。
幼なじみに告白されてキスされて。
ぐるぐる悩んで相手を責めてキャンキャン怒って、そのうち押し倒されてセックスされて。
またぐるぐる悩んで相手を責めてキャンキャン怒って(ry
やっと『俺もあいつが好きだ』と気づいても、何も行動せず、ツンケンして。
で、攻めがとうとう主人公を避けるような態度を取ると、『もう嫌われたんだ…もう遅い…』みたくひたすらマイナス思考…

2

きっとそれも恋のせい 小説

火崎勇  陸裕千景子 

いまいちでした

改行と同じようなモノローグの繰り返しによって枚数稼ぎをしてるんじゃ…としか思えなかったです。
火崎さんは文章は上手いし物語作りも上手いと思うんですが、多作なだけに出来不出来の差が大きいのかなァ。

主人公はリーマン(受け)。
遊び人のイケメン上司(攻め)に恋します。
上司も主人公に恋して、口説いてくる。でも信用できない。
そんなある日、イケメン上司の元恋人が自分の友人だったと知ってしまう。しかも友…

0

淫らな躰に酔わされて 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

3人とも恋人ができました

淫らシリーズ第三です。
ついに高円寺久茂の番がやってきたという感じ! 待ってました~!
この高円寺と、上条、中津の三人は古くからの友人で、
第一が上条編、第二が中津編でした。そしてこの第三がようやくの高円寺編。
お話としては、いつも何らかの事件が絡むミステリーで、
その部分も読んでいてとても楽しいのですが、
シリーズ全体をみれば、『こうして皆ホモになりました……チャンチャン』みたいな、…

0

淫らなキスに乱されて 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

淫らシリーズ第二段

今回のメインカップル、
攻め・藤原龍門 は、無精ヒゲ生やしたやさぐれ気味のライター
受け・中津忠利 は、前作の攻め上条の同級生で弁護士

私は上条が好きで、今回も登場の度にトキメキましたが、
今回の攻めである龍門もわりと似たタイプなので、すぐ好きになりました。
陸裕千景子先生のイラストがドンピシャでイメージにはまっています。
見ていただければ分るかと!
そして受けの中津もいい男でし…

1

空を抱く鳥 小説

きたざわ尋子  陸裕千景子 

これで完結

『鳥』シリーズ最終巻!
今回は久保寺と充絃です。

前作でひかれた伏線が、ここにきてやっと理解できました。
ライバル会社の陰謀に巻き込まれる充絃。
拉致監禁されますが、痛いことはないです。むしろ物足りない感じ。
脅迫されてどうしようもない充絃がかわいそうだけど、悲壮感はないです。
前作で登場した中津と久保寺がミョーに意気投合している感じで、面白いです。
この二人がタッグを組めば、過…

1

モルグの番人 小説

今城けい  陸裕千景子 

強面番人x頭脳は天才心は子供な美人

ちょっと某探偵のような説明になってしまいましたが(笑)実際の所、柳(受)はこんな感じの人です。
最初、ぱらっと読んだ時「……頭弱い系の子…?」と思いましたが、そうではなく。
むしろ知性で言えば天才的、でも子供の頃の悲しい出来事のせいで心の成長が止まってしまったような、切ない生い立ちの持ち主でもあります。
須賀(攻)とは高校時代の同級生で、馬が合うのか10年来の付き合いに。
そして柳も性格的…

2
PAGE TOP