李丘那岐さんのレビュー一覧

ルナノベルズ2012 春のらぶらぶv小冊子 グッズ

6作品の番外編SS

7作品(うち2作品は作者が同じなのでコラボ)の番外編SSが6作品収録されています。文庫サイズより縦長い小冊子に二段組で、1作品につき5ページ書かれています。

かわい有美子先生の「金のフォークに銀の匙」が大好きなので読みたくて、なんとか入手しました。その番外編「ちいさなクマの話」は、三谷の目線で進んでいきます。本編で三谷の入院中に不破が贈ったクマのマスコットの話題から、甘い恋人同士の夜に誘われ…

1

恋を教えて 小説

李丘那岐  せら 

臆病な二人の282ページ

1冊丸ごと表題作です。
おそらく平均より少し多いページ数ですが、飽きることなく読みました。

主な登場キャラクターは、花宮、鐘崎、本田、呉、日野です。
花宮(受け)は、夜遊びをする日野をなんとかしようと奮闘する真面目な高校教師です。同僚である鐘崎(攻め)が好きなのですが、ノンケに叶わない恋をしてばかりの自分が嫌で、告白できません。鐘崎に近づくなと言われてショックを受けた花宮は、友人の呉のバ…

0

いとしの悪党 小説

李丘那岐  ヨネダコウ 

二人芝居を見ているよう

読了してから「空を抱きしめる」という作品のスピンオフだと知り、途中で出てきたキーパーソンのくだりがアッサリしていたのはそういうことかと納得しました。この作品だけでも完結しており、しっかりと読み応えがあって面白かったです。

二人芝居を見ているような不思議な緊張感のある作品でした。ヨネダコウさんのイラストが素晴らしく、さまざまな距離感で過ぎていく二人の日々が淡々と描かれている物語に非常にマッチし…

2

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

本当に幸せになってほしい

神です
前作未読です。本当に楽しめました。
詳細は、前レビュアー様の通りです。

もう本当に二人で幸せになってほしいと思わせる一冊でした。
事件で最後までハラハラさせられ、
過去編で楽しみながらハラハラし、
攻めの人生観と覚悟みたいなのが次第に明らかになりハラハラし、
そしておっとこまえな受けの現在を打破する思いと行動にワクワクさせられました。

ええ、二人には本当に幸せになっ…

7

きみにあげたい恋レシピ 小説

李丘那岐  鈴倉温 

恋物語、のその後

前作「君の知らない恋物語」の主人公の息子が、本作の主人公になっています。スピンオフ作品ですが、前作の二人の登場シーンも多く物語にも絡んでくるので、前作を読んだほうがより楽しめると思います。

聡は父親(梓)に似てるなーと思いながら読みました。梓の真面目で優しいところ+黒崎の強引さを身に付けた聡は、年下攻としては男前でワンコすぎず良いなぁと思ったのですが、やはり前作同様、物語の展開に無駄が多いよ…

0

きみの知らない恋物語 小説

李丘那岐  鈴倉温 

主人公を好ましく感じるかどうか

子育てモノが好きなので選んだ作品でしたが、あまり子育てモノ的な面白さは感じませんでした。

黒崎の執着ぶりは…一歩間違えば相当イタい男ですが、嫌いではなかったです。それが徐々に明らかになる展開も、今まで読んだことがない感じで新鮮でした。しかし、エピソード、キャラクター、展開、すべてに無駄が多い気がして、もっとギュッと凝縮できなかったのかなぁと残念な気持ちになりました。

同じようなことで何…

3

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

ラスト2枚の挿絵に萌えたぎりました

30歳パティシエ×30歳警視庁キャリア警視。

高校生時代の受けが知り合い、心を預けた同い年の攻めは、高校卒業と時を同じくして受けの前から姿を消した。
当時から目指していた夢を叶え、警視庁のキャリアになった受けが、ある日大好きなスイーツ目当てにカフェに行くと、なんとそこで攻めがパティシエとして働いていた。12年ぶりの再会に、昔姿を消された痛みを胸に抱えながらも喜ぶ受け。そんなとき、管内で起き…

12

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

初恋こじらせ系

関連作「ロクデナシには惚れません」未読ですが、特に問題なく、この作品だけで楽しめます。

飄々と世渡りしているようなエリート警視、若い警察キャリアの高木想。
仕事現場での彼のクールな顔の裏にあるのは、、、。

若い頃一緒に過ごしたやんちゃ仲間との日々から、くすぶり続ける恋の傷。
まだ恋がどんな物かもわかっていなかった高校生時代。
恋を認めたら友人でいられないと思っていたのに、思いがあ…

6

初恋捜査(難航中) 小説

李丘那岐  ヤマダサクラコ 

受けのギャップが神

李丘那岐さんの新刊+ヤマダサクラコさんのカッコいい表紙にテンションが上がり、発売を楽しみにしておりました。
既刊「ロクデナシには惚れません」のスピンオフです。

あらすじ:
警視の高木(受け・30歳)は、洋菓子店オーナー殺人事件の捜査で、高校時代の同級生でパティシエの緑野(攻め・30歳)を事情聴取することに。
12年前高木を一度だけ抱いて姿を消した緑野は、何かを隠している様子で……

14

この愛を喰らえ 小説

李丘那岐  九號 

オヤジっぽい受け

極道もののはずなんですが、下町人情劇といった方がびったり。男気あふれる”若”こと鋭と、若頭颯洵のご近所幼なじみカップル。

鋭は極道の跡継ぎながら、昔気質の組の存続をあきらめて好きな料理でお店を開いている。この鋭のキャラの魅力につきますね。引退しても若と呼ばれるだけあって、組の解散時に組員の身の振り方の面倒を見てやったり、今でも頼られると親身に相談にのる、度量の大きな男。27歳の設定なのに、も…

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