李丘那岐さんのレビュー一覧

その純情を暴け 小説

李丘那岐  九號 

馬鹿な弟が可愛いです。

●シリーズ物1作目の弟の話になります。
おばかな主人公で、かなりハラハラさせられます。おばかと言っても「電波系」とか「無知」ではなく、「少し考えなし系」です。
兎に角、兄が大好きであわよくば恋人の座を狙っていると、コミカルな面もあります。
おばかではありますが、利発な主人公で、ちょっとした駆け引きも魅力的でした。

●後半主人公がかわいそうな感じになりますが、むしろそこが私は面白かったで…

1

この愛を喰らえ 小説

李丘那岐  九號 

これを萌と言わずになんと言おうか

●元ヤクザとあって、自分の信じる道がある主人公で、とてもかっこいいです。
小料理屋の店主として、同じ組員であった仲間がたびたび遊び?に来るのを迎えるなど一部ほのぼのした部分もあります。
ですが幼馴染がやってくるようになり、だんだんと周りが危険な領域になっていく様子は読んでいて非常にワクワクしました。

●途中弟が出てくるところは「ああ、元やくざなんだ」というような表現が所々ありました。厳し…

1

夜明けの声は甘く 小説

李丘那岐  夏目イサク 

オンリーユーマ♪

“萌え”とも“神”とも少し異なる、マイフェイバリット作品。
ちょっと懐かしいテイストのスタンダードなBLで、だから安心して堪能できる素朴だけれど小粋な物語だった。
何だかんだ言って、私が繰り返し読み返したくなるBLというのはこのタイプ。

攻めの一陽は名前に反して、ややストーカー気質なネガティブツンサマ?
せっかくのイケメン設定なのに、視野狭窄気味でユーマ以外には吠えまくりの噛み付きまく…

3

空に自由の鳥は鳴く 小説

李丘那岐  高城たくみ 

もう少しエピソードが欲しい

一見冷たそうに見えるがじつは人情の深い雲雀。
好きだった人と一緒に営んでいた探偵社は、彼が亡くなった事で閑古鳥が泣く毎日。
ある日、殴る蹴るの暴行を受けていた晴人を助けたのだが、晴人は空腹で倒れてしまう。
仕方なく事務所で食事を与えると、今度は「人を探して欲しい」と頼んできた。
その次には雲雀の「相棒にして欲しい」と押しかけてくる。

図々しいが、どこか憎めない晴人。
冷たくあしらっ…

3

空に自由の鳥は鳴く 小説

李丘那岐  高城たくみ 

ちょっと単調な印象だったかも

探偵事務所を営む梶は、ある日一方的に殴られていた若い男を助けます。
腹が減ったと動かなくなってしまった男・晴人をしぶしぶ連れ帰った梶に、晴人は人探しをしてほしいと依頼をします。
その後依頼された人物を無事に探し出し、これで晴人との縁が切れると思っていた梶でしたが、晴人は今まで住んでいた部屋をすでに引き払い、住み込みの探偵助手にしてほしいと頼み込んできます。

梶は可愛らしいタイプの子が好み…

1

罪に眠る恋 小説

李丘那岐  麻生海 

剣道っていいなー

高校時代、白虎と黒竜と呼ばれて剣道の道でライバルと目されていた2人の再会もの。
学生時代から、淡い恋心を抱き意識していたのにあまりにも攻がまばゆくてなにもできなかったという過去を持つ受。
そんな受が個人的にはまばゆかった(笑)
ひとあしさきに警察に入って刑事になった攻と、管轄地で起きたとある事件がもとで警官になった受けは再会。
昔より攻はもっとカッコよくなっているのはお約束(笑)攻がまばゆ…

5

この運命を笑え 小説

李丘那岐  九號 

元若頭とその弟分の話がっっっ

本編は、フェロモン垂れ流し系のヤクザ組長と男前の板前の2人。甘甘ではないが、にやりとしてしまう様な甘さは漂う恋人同士の2人なのに、そこのおジャマ虫が登場。颯洵もヤクザの組長ゆえに、色々と問題を抱えていて2人のすれ違いが生じていく。
受の鋭視点で物語を読んでいるせいか、本当にじれじれした。
別に、攻の颯洵視点の話も収録されている。こちらを読むと、前話でどうして鋭にあんな態度を取ったがわかって、2…

2
PAGE TOP