李丘那岐さんのレビュー一覧

罪に眠る恋 小説

李丘那岐  麻生海 

高校のライバル同士が再び

特筆すべきは、青い春と書いて「青春」。
いいですね~青春て。
剣道の県大会の決勝で、「黒龍」と「白虎」ライバルと称される二人が衆目の中たたずむシーン。想像するだけで萌え♪
高校最後の大会で、勝敗がつき、いつも互いに意識しつつも一言も交わさずにいた二人が歩み寄り、一言二言交わして会場を後にする。
不器用な青臭さがまた一層雰囲気あります。

しかしそんな二人が再会したのは、味気ない警察署の…

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RUTILE souvenir EMSEMBLE グッズ

番外SSが集まって、ルチルファンには嬉しい

素晴らしい作家さん、漫画家さんの既刊本の番外SSを集めた全サ。
全ての文庫を読んでいないので、SSも読んだものだけ読みました。
episodo Ⅰ&Ⅱ after...(薔薇とライオン):ヤマダサクラコ
 「薔薇とライオン」1巻で出てきた、2つのエピソードの当て馬同士がいい感じになっていくという話。まさか、そんな展開になるとは、とちょっと驚き。総ホモ集団になってます。

乱入者と星の…

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天使たちのアフターヘブン 小説

李丘那岐  黒江ノリコ 

男に見えねぇ...

主人公の宗像幸は中学時代「ヘブン」というチームのヘッドだった。
仲間にはヤクザの息子で幼馴染の熾也もいた。
ってわりに、幸はどう見ても女の子なんです。
黒江ノリコさんの受のイラストは基本女の子にしか見えません。
以前読んだ月村作品では、その優しげな少年らしいイラストが
とっても合っていたのですが、この作品においてはイマイチ
合わなかったような...
そもそも、李丘さんの設定が工業高校…

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ただひとつの光 小説

李丘那岐  雪広うたこ 

粘り勝ち

「神」にしようかどうしようか迷う位の、萌の上

自分のせいで回りが不幸になると、過剰に警戒して、やさしい周囲から距離を置こうとしている野良ネコちゃんを、ねばり強く、照らして、温めて、とうとう手なずけるお話。

これの前に読んだ「恋愛犯」も粘り勝ち系のお話だけど、あれは、攻めの子が自分がそばにいちゃいけないと思いながらも、どうしても離れられず、犬のように尽くしているうちに相手がほだされてくれ…

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兄弟恋愛 小説

李丘那岐  田倉トヲル 

これ、マンガで読みたい

小説だからおもしろい小説とか、マンガだからおもしろいマンガっていうのはあるけど、この作品の最初の感想って、
「これ、マンガで読みたい」

ストーリーとか設定的には充分おもしろいと思うんだけど、なんか、もどかしい。
絵で見れば、一発!的なシーンが多いからかな、
大ヒット映画のちょっと残念なノベライズ、みたいな、、、
この作者さんの他の作品読んでいないからわからないけど、作者さん自身も、書…

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親友恋愛 小説

李丘那岐  田倉トヲル 

失恋の立ち直りは親友で

前作『兄弟恋愛』の続編というかスピンオフになる作品。
前作で、佐倉家の3男・桐が血のつながりのない兄・峻也と結ばれて、桐を愛していた双子の兄・藤は失恋してしまったのですが、そこで気になった藤の恋愛と自立のお話です。
前作を読んでなくても、多分大丈夫。
前作は、わけあり兄弟の恋愛だっただけに恋愛というよりは、家族の青春、って感じの印象が強かったのですが、こちらは、そういったしがらみに悩みながら…

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その純情を暴け 小説

李丘那岐  九號 

馬鹿な子ほど可愛い^^;

こちらの主人公は前作で騒動を起こしてくれた、
「兄ちゃん大好き!反抗期」の弟くん亮になっておりました。
事件以来、颯洵のお預かりの身分になっている亮と、ヤクザと仲良し医師藍川との恋物語。
簡単に言うと「目指せ脱ブラコン!(笑)」「馬鹿な子ほど可愛い^^;」というお話です。
私は受けの考えなしなところに多少イライラしてしまいましたが、そういのがお好きな方には堪らないかもです。
(現に攻めに…

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この運命を笑え 小説

李丘那岐  九號 

男前受け最高~。

行き倒れの村瀬はあらすじ読んで想像してのとはちょっと違いました。
もう少し良い男で腹黒そうなのを想像してたんですが、実際はへたれなガキンチョ・・・。
まあよく考えればそんなのを鋭が拾って面倒見るわけないのですが、私としては鋭の横に並ぶ村瀬を見て怒り狂う颯洵てのが見てみたかったわけでしてww
(その代わり亮くんがやってくれましたけどね♪)

村瀬、颯洵に敵うような相手ではないのですが、どう…

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この愛を喰らえ 小説

李丘那岐  九號 

受けがとにかく男前なんですよね~^^;

李丘さんの書かれたお話の中で一番好きかもです♪
ヤクザ物に少々偏見を持っていた私をその手の世界に堕として下さった一冊です(笑)
重くなりすぎず軽くなりすぎず、でも惹きつけるものがしっかりとある。
絶妙のバランスにやられましたね~。

主人公はヤクザの家に生まれた組長の息子・鋭(長男)になっております。
組長の死後、組を解散して小料理屋の主になっておりますが、この方が受け担当です(笑)

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罪に眠る恋 小説

李丘那岐  麻生海 

良い作品でした~。

筆者本人様がおっしゃっている通り李丘さんの作品の中ではしっとり切な系のお話でした。
けどお話全体に適度なメリハリがあり読みやすくなっています。

事件の内容もちゃんとしたもので、ラブストーリーに無理やりつけられたようないい加減な感じではありませんでした。
このお話の重要なポイントになっています!
主人公の虎太郎自身がこの事件の発端となる事件の被害者であり、
またその事件ゆえに長い間苦し…

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